表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/84

21話 虚空の道 Ⅴ

ヒュッ、バゴォン!!!


雪女は右足を後ろから前に動かし、異端裁判官の脹脛に直撃(ダイレクトアタック)した。


!?

「あ、あれはカーフキック!?・・・いや、カーフキックなの?私でさえもやる時はあんな爆発音みたいなのはしない・・・やっぱりあの娘は凄いね!!」


デスライシンは何処かから出した一眼レフを使い、写真を撮った。


ヒュッ、


(!!次は・・・頭の攻撃か!?)


異端裁判官は左手を使い、頭を守ろうとした。だが


スッ、ドゴォン!!

ぐはっ!


雪女は素早く足の軌道を変え、異端裁判官の肝臓部分に蹴りを入れた。


はぁ・・・はぁ・・・


固有スキル発動 火舞太刀(かまいたち)


ヒュッ、ボォ!!シュッ!シュッ!


うわぁ〜、

「綺麗・・・」


デスライシンは火纏う大鎌に惚れ惚れしていた。


固有スキル発動 何でも作れる(オールマイティ・クラ)奇跡の結晶(フト・フリーアティ)


パキパキ、パキッ!


ズガーン!!

雪女は氷で拳に氷を纏わせ、思いっきり顔を殴った。


フラッ、

はぁ、はぁ・・・

「つ、強いな・・・お前」


「そう?あんたは昔からあまり変わらないね!てか昔の方が強かった!」


そう言いながら雪女は拳に纏わせた氷を約10層にまで厚くした。


・・・?

「昔?」


「そう!あんたはやっぱり昔の方がまあ強かった!」


雪女は大声でそう言い、またまた顔面を殴った。


ダァーン!!

異端裁判官は思いっきり地面に倒れた。


はぁ、はぁ、

「い、一体何の事だ?昔?俺とお前、会った事ないだろ」


・・・

ズドォ!!


がはっ!

異端裁判官は鳩尾を思いっきり殴られ、そのままお腹を貫通し、死亡した。


ピロン!

特殊ウェーブクリア!


・・・ピロン!

虚空の道第一章クリア!!



「だ、第一章クリア・・・?」


パタッ

雪女はその場に座り込んだ。


はぁ〜

「疲れた〜」


なあ〜、疲れたよな〜


!!?

「ご、ご主人様・・・?お、おはようございます」


おう、おはよー


佳観阿は真顔でその場に立って、言った。


・・・

「何で俺を気絶させた?」


佳観阿は雪女の前にしゃがみ、言った。


(こ、怖い!!こんなご主人様初めて見た・・・)

「え、えっと・・・それは・・・」


・・・


「あの敵は私が異界で過ごしていた時に現れて、私が住んでいた国を滅ぼしたんです・・・でも、私のこの手で倒した筈の敵が生きて、ここに出てきたんです・・・あの敵がこの場に出て来た時、私は昔の事を思い出して、怒りに身を任せた結果、こうなったんです・・・」


・・・なるほどな

「次からは許さんからな、覚悟しろよ?」


佳観阿は遠くを見ながら言った。


「わ、わかりました・・・」


ピロンッ!

虚空の道 第二章


暗闇の水平線(ベン・ベン・ベン)


開始















・・・?

「何でこんな真っ暗なんだ?」


佳観阿はいきなり辺り一面が暗くなった事に、少し驚いた。


・・・まさか?

「暗闇の水平線の影響か?」


暗闇の水平線

約1m先でさえも真っ暗で見えない空間で、敵が四方八方から襲って来るので、自身が持っている五感を最大限に使い、自身の体内時計で約1時間生き残れ


「・・・無理ゲーじゃん」


・・・ザッ、

ピクッ!


サッ!バゴッ!

佳観阿は背後から気配を感じ、右に避け、思いっきりフックを食らわせた。

敵は倒れた。


・・・なるほど

「こういう風か・・・ゆっき〜!!」


はい!!


雪女は佳観阿のすぐ近くまで駆け寄った。


「・・・あれ作って」


「あれ・・・!!はい!わかりました!」


パキパキッ、

雪女は氷でランタンを作った。


ナイス!


ボォッ!

ランタンは半径5mを明るく照らした。


さっ!

「これで少しは楽になった!」


頑張ってクリアするぞ!!















スタスタ、


ピュー♪


・・・おっ

「この気配・・・もしかして佳観阿か?それに、この冷たく異様なオーラ・・・彼奴か」


いや~、久々に会うとなると、緊張するな〜♡













ヒュッ、ゴッ!

バキッ!ドカッ!


はぁ、はぁ、

「さ、流石に灯りがあっても・・・」


ドカッ!バキッ!


「敵が何処から出てくるか分からないモヤモヤやイライラのせいで、疲れてくる・・・」


佳観阿は雪女とデスライシンの3人でずっと暗闇の中で戦っていた・・・



スタ、スタ、スタ

よっ!佳観阿ちゃん♡


!!?


「この声・・・まさか!!」


佳観阿はランタンを持ち、声のする方を照らした。


やっ、佳観阿ちゃん

そこには黒のタートルネック、赭色の長ズボン、耳に十字架のピアス、両目が金色に光って、瞳の下に黒い星のタトゥー、韓国風センターパートの男が居た───


ダッ!バゴッ!


佳観阿は男の顔面に飛び蹴りを食らわせた・・・


おいおい

「佳観阿ちゃんさぁ〜、こういう手法は前をやったよね、いい加減に学習しな?」


男は右手で軽々と止め


ヒュッ、ズゴォン!!

片手で佳観阿を地面に思いっきり振り落とした。


ふぅ〜


「改めまして皆さんこんにちは!僕の名前は黛沙玖嗚です!よろしく!」

黛沙玖嗚の追加情報

年齢30歳.身長195cm.体重87kg

性格 緩い、明るい

天性の力の持ち主の沙玖嗚、小学校の時から握力50kg超え、今現時点では100かそれ以上。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ