17話 雪女の過去 Ⅰ
すんまへん、今(2025年7月5日)気付いたんですが、タイトルと物語の内容が少し違かったので、変更しました。
「けっ・・・結婚?」
そ!
「な、何で私と・・・もしかしてロリコンなんですか?」
そう言うと
ふっふっふ!
「正解♡」
ゾクゾクッ!
雪女の全身に鳥肌が立った。
「き、キモイ・・・」
ちょっと〜!
「命の恩人に対してそんな事言うなんて、サイテー!!」
・・・?
「命の・・・恩人?」
「そっ!貴方が後2分ぐらいで死にそうな所で私が来て、そのまま背負ってここまで来たの、感謝しなよ?」
「そ、そうなんですか・・・ありがとうございます。な、何てお礼をすれば良いか・・・」
雪女は女性に感謝を伝えた。
「お礼・・・なら今すぐ私と結婚を───」
トンッ、
バタッ!
はぁ〜、
「全く、ローラクライムったら、こんな幼い子に結婚をせがむなんて、頭湧いてるんじゃないの?」
ローラクライムの後ろには4人の男女が居た。
全員が白パーカーを着、女性は膝部分が空いているGパン、男の方はダボッとしている黒ズボンを着ていた。
・・・ねえ、君
「さっきはうちの大将がごめんね、怖かったでしょ」
1人の黄緑色のショートボブの女性がしゃがみながら話しかけてきた。
「私の名前はデッド・ルルシアン、貴方は?」
「わ、私は・・・藍那です」
「そっか、藍那ちゃんか、私達は神の使い、宜しくね」
神の使い
5人の少数精鋭で編成されているグループ。
全員が佳観阿といる雪女の倍以上の強さを持っている。
メンバー
デッド・ルルシアン←黄緑色のショートボブ
イエイザー・アクスト←紫色のツーブロック
リーランド・レクスアンダー←黒色のパンチパーマ
ラグデンダー・ドーアンスカイ←薄灰色のマンバンヘア
そして、大将 サーガ・ローラクライム
「よ、宜しくです・・・」
雪女はじぃ〜っと4人の顔を見た。
「・・・?何か顔に付いてる?」
「い、いえ・・・何も・・・あっ、そう言えば」
「何でここに居るんですか?」
「それは私達の事?それか貴方の事?」
「あっ、ルルシアンさん達の方です」
そっか
「まあ・・・答えてあげよう!」
ルルシアンは立ち上がり
「まず!私達がここに来た理由は3つあるの」
「3つ・・・?」
そう!
「まず1つ目が、ここが私達の殆ど本拠地の場所だから」
「・・・?ここが何ですか?」
雪女がいる場所は、噴水しかない。
「そう!そして2つ目が、ここにとある異質な存在が来たって言う通知が届いたから、ここに来たって訳」
「そして3つ目が・・・」
■■■■■
「・・・?あの、もう1回いいですか?」
「え?もう1回?仕方ないな〜」
・・・■■■■■
・・・?
雪女は特定の言葉が遮断され、何も聞こえなかった。
「・・・もしかして聞こえてない?」
「あっ・・・はい、何故か何も聞こえなくて・・・」
「・・・もしかして」
4人は少し遠くに行き、小さな声で何かを話していた。
ごにょごにょ、
・・・!・・・?
・・・!!
(何喋ってるか全然聞こえない、何を話してるんだろ)
雪女はその場でじっとしていると
・・・よしっ!
話し終えたのか、ルルシアンはこちらにきた。
「君、私達と良いとこ行かない?」
「い、良いとこ?」
「そっ、何でもあるよ〜、行く?」
雪女は考えた。
帰る家もなく、両親もいなく、1人ぼっちの状態で余生を過ごすか、この人達について行って、楽しい時を過ごすかを・・・
「・・・行きます」
雪女はこの人達に着いていく事に決めた。
「よしっ!じゃあ手を繋ご!!」
ガシッ、
雪女はルルシアンと手を繋いだ。
「じゃあ・・・レッツゴー!」
ビュンッ!
雪女含む5人は、空を飛び、何処かに向かった・・・
ビュウ〜・・・シュタッ!
「着いた〜!!」
雪女達はこの世界の端っこにある1つの島に着いた。
そこは普通の一軒家しかなかった。
「あの・・・ここは?」
雪女はルルシアンに聞いた。
「ここ?ここはね・・・私達の本拠地!入る?」
「・・・入ります」
よし来た!」
スッ、ガチャッ、キィー・・・
ルルシアンは扉を開け、中に入った・・・
「・・・?結構中は普通なんですね」
家の内装は、2階建て、真ん中に赭色のカーペット、机、机の右と左側に椅子が5つ、そして扉が5個あった。
「まあ私達はそんな派手なのが嫌いだからね、仕方ない仕方ない」
そう言いながらルルシアン達は椅子に座った。
「君も座っちゃえば?」
「じゃあ・・・座ります」
雪女も椅子に座った。