1話
2024年4月28日午前10時28分
愛知県豊橋市
カタカタカタ、
そして、ダーリングラードは滅びゆく地球を見て、一人、悲しみ.後悔.罪悪感に明け暮れるのであった・・・
完
カタカタ、タンッ！
・・・ふぅ、
「ようやく小説を終わらせる事が出来たぞぉ〜！！マジで疲れたぁ〜！！」
俺の名前は黛佳観阿、年齢は28歳、殆どニート生活をしている。だが、小説&漫画&アニメとかの売上である程度は生活をしている。
そして俺は今、小説◯になろうで人気作の「SRA（Sea Ragnarok Afregston）」をようやく終わらせる事が出来た。
「しっかし・・・まあよくこんだけ続けれたな・・・自分」
SRAは2010年4月14日から連載を開始し、2024年4月28日で最終話である1671話で、見事完結した。
・・・
「何だか終わったら終わったで悲しくなるな・・・だってこんな超大作を10年以上ずっと連載出来たし・・・それに・・・」
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カチッ、
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「こんなにも俺の作品って見られてたのか・・・まあアニメや漫画とかの売上とかでも大体稼ぎすぎてるしな、相当数見られてるとは思ってたけど、やっぱりやばいな」
改めて自身が作った小説が凄いと思いながらも着替えて、生活感溢れる部屋から出て、そのまま玄関の扉を開け外に出て、コンビニに向かった。
「・・・え！？おにぎり180円！？高いな・・・！？水が130円！？これも高いな・・・」
約1年5カ月ぶりに行くコンビニは、殆どが値上げをしており、佳観阿は少しだけ悲しみに明け暮れた。
「と、取り敢えず・・・シーチキンマヨと鮭、塩おにぎりとコーラを買うか」
ウィーン、
ありがとうございました～！！
・・・
スッ、ジィー、
パカッ、
「・・・はぁ、もう金がなくなった・・・」
佳観阿の現在の所持金
1314円
・・・
「そう言えばPayPayにもお金が入ってたはずだったような」
そう思いながらケータイを出し、PayPay残金を確認しようとした時
「・・・？誰かからXのDMが来てる」
佳観阿はXを開き、DMを開き、メッセージを確認した。
汀間加来成
緊急で申し訳ありませんが、今日の午前12時ピッタリにとあるイベントをやりたいのですが、良いでしょうか？
「・・・イベント？俺の作品とかに関するイベントなのかな？まあ話だけでも聞いてみるか」
年中休み人間
わかりました、では、そのイベントについて詳しく教えてください。
汀間加来成
わかりました。まず、私達「KillingRoll」が行うイベントは「SRA」記念として、SRAの世界を実際に体験してみよう！って言う風なイベントでして・・・
年中休み人間
なるほど、まあ何となくわかりました
汀間加来成
では・・・やって良いかやっちゃ駄目か・・・どちらですか？
年中休み人間
やっちゃってください
汀間加来成
ありがとうございます！！では！楽しみにしていてください！
「・・・そう言えばKillingRollって初めて聞いたけど・・・どう言う会社なんだろ」
佳観阿はインターネットでその名前を調べた、だが
「・・・あれ？出て来ない」
何故か何も出てこなかった。
「まだ作られて間もない会社って事なのか・・・」
・・・
「まあこれ以上深く考えたら頭が痛くなるし、もう家に帰るか」
ゆっくりと歩を進めながら佳観阿は帰った。
ガチャッ、
「はぁ～、疲れたぁ〜」
家に着いてから佳観阿は直ぐベットで横になり、ケータイを開いた。
11:59
「・・・おっ、もう直ぐで12時じゃん、一体どんなイベントが来る───」
12:00
ズドォーン！！
！！？
「な、何だ！？地震！？」
お昼の12時になった瞬間、何処からか巨大な揺れと音が響いた。
佳観阿は急いで外に出た。すると
「な、何だよこれ・・・街が・・・」
崩壊してる・・・
2024年4月28日午前12時
日本.愛知県豊橋市から始まり、世界中で起こった何かの衝突音と揺れ・・・この揺れが何かを知っているのはただ一人、それは・・・
「や、やばい・・・終わった・・・」
この物語の主人公、黛佳観阿である。
