田舎のネズミと街のネズミ
その日、蒼生は朝の食事を済ませると身支度を整え、いつも通りエレベーターに乗り込んだ。
ところがいつもと違っている事には、2Fの【窓際研究室】は通過して完全に1Fまで降りると、【気分屋】に立ち寄り、中に声を掛けた。
勝手口は扉が開放されて、朝の作業をしている音が聞こえて来る。
しばらく待ってみたが、返事は無い。
蒼生は少し残念そうな顔をしながら、戸口の文書箱に手紙を挟むと、深い溜め息を吐いた。
実のところ用事があるなら、朝食後のトレイに手紙を添えておけば事足りたのであるが、『もしかしたら瞳さんの顔が拝めるかも…。』などとほんの些細な幸せを享受しようと企てたところ、物の見事に玉砕したのであった。
蒼生は特に誰も観てはいないのに、自分の企てた陰謀を誰かにこっそり観られたのではないか?…と気を廻し過ぎた結果、辺りをキョロキョロしながら、誰も居ないのに安心すると、顔を真っ赤にして、そそくさっとその場を退去して、そのまま玄関より外に出た。
客観的に見てもかなり不審な行動である。
しかしながら、蒼生には特に他意はなく、束の間の幸せを感じたかっただけなのであった。
蒼生はそのまま通りを横切り、5分程歩いた後に地下鉄の入口に消えた。
彼は【窓際研究室】で仕事をするのが日常であるため、滅多な事で外出はしないが、別に引きこもりという訳ではない。
彼の外出を妨げる要因が特にある訳でもなかった。
ゆえに彼がその気にさえなれば、いくらでも外出は可能なのである。
余りにも外に出ないため、読者諸君の中にも【引きこもり】と誤解している方も居るかもしれない。
そのため、彼の名誉のためにもここはひとつしっかりと、書き記しておく事にしたい。
彼は【引きこもり】では無い。
ただこのところの彼は、結果として1~2ヶ月に1度くらいしか外出していないのであるから、誤解を受けてもそれは至極妥当な事と言えるかもしれなかった。
蒼生自身は喩えそんな頻度でしか外出しなくても、本人は至って気にもしていない。
そればかりか、たまの外出でも、さも気が乗らないと言わんばかりに億劫がる。
日頃、身体を動かしていない人が突然疑似運動をするのであるから、当然と見る諸氏も居られるかも知れない。
ところが、彼がそう思う最大の理由は、
『好きな妄想を妨げられる。』
そう言う事なのであった。
彼も人並みに旅行したり、街に出てみたりしたくないので在ろうか?
それはごくたまに、蒼生本人も思わないではない。
しかしながら、毎日のように『妄想の世界』に旅立っている彼にとってみれば、その場を動く事無く、興奮や体験をしている訳であり、特段出掛ける必然性には発展しないのだった。
しかもこの方が、安全であり、お金も一切掛からないという利点が伴う。彼はその点が格別に気に入っていたのだ。
そして彼の気分次第でいつでも帰還出来て、待ち時間無しに自分の枕で床に就ける。最高では無いか?そういう理屈である。
『・・・・』最早、何も言う気が起こらないでしょう?
でも仕方がないのです。彼はそういう人なのですから。
おまけに職場が同じビル内に在るので、外に出る機会は当然減って当たり前。食事も三食困らないので外食する必要もない。
正に至れり尽くせりの環境が更に拍車をかけている。
外界の空気を吸うなら、ベランダか屋上で十分に用は足せると合理的に考えたらそうなった…。
【弁明】という言葉は時として彼のような人には大きな味方なのであった。
但し物事にはどこの世界にも例外というものが存在する。
それは蒼生ひとりの都合でも起こり得るかも知れないが、夏蓮奈シェフを雇用しているのだから、起きて当然であろう。
まず何よりも夏蓮奈シェフを自分の都合で年中拘束して良い訳がない。
読者諸君の中には、蒼生の食事を夏蓮奈シェフが、年365日毎日ひたすら作り続けているように、誤解した方もいるかも知れない。
その点をこの機会にお話しして、誤解を解いておく事としたい。
実は先日、私の出版物が第5話までをまとめて、一冊の本として刊行された。
無論の事、この変人先生には、その話を出版するに当たっては許可を得ている。
それは私が彼の数少ない友人であるからだった。
実際のところ、まだ話の中には登場させていないのだが、私は度々、彼の研究室には訪問しているし、私がいつでも寝泊まり出来るように、ビルの地下1Fには、宿泊施設も完備されていた。
ゆえに私も時たま、蒼生の自慢のシェフ…夏蓮奈瞳嬢の作った料理のお相伴に預かる機会もあったのだった。
その日はちょうど私の出版物の第1巻が書店に並んだ数少ない記念の日で、瞳さんより「是非!お祝いしましょう♪」との有難いお誘いを受けたため、私は久し振りに彼の元を訪ねる事にした。
なかなかこんな機会に恵まれる事は無い(笑)
そのため私はこの日をとても楽しみにしていたのだが、相変わらず夏蓮奈シェフの腕は冴え渡り、その日は格別、素敵な料理がテーブルを埋め尽くした。
真ん丸と肥え太った鵞鳥の丸焼きに、ローストビーフ。サラダにはキャベツやレタス、トマト、きゅうり、玉葱のスライスの他、美味しそうなサーモンが入っており、味つけは胡麻油と胡椒に岩塩とシンプルだ。
お好みに応じて胡麻ダレやフレンチドレッシングも選べるようになっている。
スープは例のオニオンスープかと思っていたが、この日は冷たく冷えたじゃがいものスープだった。
じゃがいもをペースト状まで滑らかに濾してあり、口当たりがとても良い。
その他、パリパリに焼いたソーセージやピクルスの漬け物にザワークラウト(カブの酢漬け)、ポテトフライが盛り付けてあり、お好みで取り分けられるようになっていた。
蒼生もこの豪勢な料理に喜々として目を輝かせている。
そしてこの日は珍しく、高価なワインがテーブルに乗っており、皆で乾杯する事になった。
「では我が友、ユリウス・ケイ先生の作家デビューを祝って乾杯だ!!」
そう蒼生が音頭を取ってくれて、瞳さんも「おめでとう御座います♪」とお祝いの言葉をくれた。
しばらくゆっくり食事をする時間が続き、日頃聞けない様な話が急に飛び出したりと、皆久し振りに笑顔で腹の底から笑いながら過ごす事が出来た。
楽しい歓談のひとときが流れ、皆あらかたお腹がいっぱいになったくらいの頃合いを見計らって、瞳さんがコーヒーを出してくれると言って席を立った。
するとその隙間を縫うように、蒼生が徐に口を開いた。
「きみ、僕はねけして内容に口出しするつもりじゃないんだが…。」
と前置きした上で、思い切って例の件を口に出したという訳だった。
それも簡単では無かったけどね…。
「きみもけしてそんな気でないのは判っている…。」
彼は核心に触れそうになると言い淀んでいるようなので、私は「何だ、水臭いじゃないか?遠慮なく言ってくれ!君と私の仲だろう♪」そう言って微笑んだ。
すると彼はようやく夏蓮奈シェフとの契約事項に触れた。
彼の言うには…
「あれでは僕が365日こき使っているように読める…。」
彼はそれを気にしているようなのだ。
私としてはそんな私的な…公にするような事では無いと考えての事だったが、確かに言われてみれば仰有る通りかも知れない。
私は頷くや「次回作で説明しよう!」と約束した。
そんなところに瞳さんがコーヒーをお盆に乗せて持って来た。
美味しそうなキリマンジャロの香りが漂ってくる。
すると瞳は…。
「何か話が盛り上がってたのに御免なさいね?」
と申し訳なさそうに謝った。
私はその場の和やかな雰囲気が壊れると不味いな…。
そう思い立ち、思わず反射的にこう応えていた。
「いえそんな事は…たまには一緒に出掛けようや?…そう相談していたところです…。」
すると瞳は、「あら♪いいじゃない?」と言ってチラッと蒼生に目を向けながら、「愉しそうだわ♪是非、行ってらっしゃいよ♪」とニコニコ微笑みながらコーヒーを渡してくれる。
蒼生もコーヒーを受け取りながら、「そうですね…たまにはいいかな…。」と調子を合わせている。
やがてその場は津々がなく御開きとなって、瞳は片付けを始めたので、私も蒼生もそれを手伝う事にした。
一段落すると、瞳は「じゃあ私はこれで!今日は愉しく過ごせましたわ♪お休みなさい♪」そう言って先に引き上げて行った。
私もお礼を述べた。
蒼生は玄関先まで私を見送ってくれたが、帰り掛けに私が、「例の件はちゃんと守るよ!」そう言うと、「ああ…。」と気の抜けた様な返事をしたが、その言葉で思い出したかの様に、私を恨めしそうな顔で見ると、「僕も約束は守るよ!」そう言って踵を返すと、後ろ向きに手を振って戻って行った。
『別に嫌なら断ってくれても構わないんだがな…。』
そう私は思いながら、口は災いの元だな…と今後は気をつけようと心に誓った。
話は後日の事に戻るが、蒼生が久し振りに外出した理由はそういう事である。
私も執筆の傍ら、その事は気になっていたが、仕事に埋没していてついつい忘れてしまっていた。
すると珍しい事に蒼生の方から連絡があり、私達は久し振りに連れ立って出掛ける事になったのである。
待ち合わせは、ある有名な繁華街の駅前にある広場で、そこには昔から忠犬と親しまれている犬の像が佇んでいる。
そこの前で落ち合おうという趣向になった。
私なんぞはこの犬を見ると、元々の語り継がれた話を思い出すのだが、蒼生は『フランダースの犬』とか『名犬ジョリー』などを思い出すらしい。
『彼らしいな…。』
私はそう思いながら、駅の改札を出て広場に向かった。
週末は若者でここも賑わうらしいが、平日の午前中だから比較的人の足もまだ閑散としている。
銅像の前には既に蒼生が到着して私の来るのを待っていた。
彼はマイペースな事には、私を捜すでも無く、犬の頭を撫でながら、何かを語りかけている。
するとおもむろに腕時計を確認するや、こちらを振り返りながら、私を見つけると、右手を大きく振って、微笑んでいる。
私はクスッと笑うと、彼を真似て、右手を大きく振りながら「やあ♪お待たせ♪」と声を掛けた。
この無邪気さはいつまでも童心を忘れない蒼生だからこそ、許されるような気が私はしたのだった。
彼は腕時計を見ながら「いや、ちょうどピッタリだ!間に合ったね♪」と言ってまた微笑んだ。
我々は連れ立ってスクランブル交差点を渡り、マルキューを右手に見ながら北に向かって歩き出した。
そのままD坂を上がって行くと、ちょうど坂の中腹辺りにY楽器店があり、その真向かいに飲み屋横丁が続く。
横丁を入って行くとすぐ右手には、有名なSHOW劇場があり、そろそろ開場なのか、恐らくは常連さんと思われるお客さん達が列を為して並んでいる。
中には座り込み、大きな袋からリボンを取り出して自作と思われる巻き機で一生懸命にリボンを巻きながら、トレイに並べて行く。
あれは応援客の人達が、主役の踊り子さん達を応援するための道具なのだそうだ。
そうかと思えば赤い薔薇や百合の花など、艶やかに作られた花束を大事そうに抱えている人達もいる。
踊り子さんにプレゼントとして渡すのだそうだ。
皆朝早くから並んでいるのに、その顔はワクワクと輝いていて楽しそうだ。
そんな人々を横目に見ながら、そのまま真っ直ぐに進んで行くと、ホテル街に入る。
繁華街では有るものの、この辺りにはまだ昔からの雰囲気が残っていて、終日に渡って静かである。
その一角にひっそりと佇ずむ一軒の喫茶店が我々の目指す場所である。
そこは『レオポルド』というクラシック喫茶だった。
白い小さな教会…そんな印象の喫茶店の屋根から壁にかけては無数に蔦が這っており、ノスタルジーを感じさせる。
実は蒼生と私がはじめて出会ったのがこの喫茶店だった。
二人共まだ当時は学生で、その日はたまたまリクエスト自由の日であり、私が入店した時には、『フィガロの結婚』の一節がかかっていたように記憶している。
モーツアルト作曲の有名な歌曲である。
ここは、月単位で演奏曲目が決まっていて、空きの時間でリクエストすると、その曲をかけてくれる。
いわゆるレコード盤というやつだ。
レコードは必ずスタートする時に針がレコードに落ちる際、特有の雑音を出す。
今となってはそれが心地好くさえある。
CDやレーザーディスク以降そんな音はしなくなった。
この2つも今や化石の仲間入りする時代だけどね♪
そう言えばMDなる物も在ったっけな??
さて私は頼んだアールグレイを飲みながら、そろそろ私もリクエストをしようかなと思った矢先に、かかった曲がプロコピエフ作曲の『ピーターと狼』であった。
そしてそれをリクエストしたのが、他ならぬ蒼生だったのである。
ここはあくまでも喫茶店なので、飲み物さえ頼めば、リクエストにはお金が掛からない。
もちろんそれなりに長時間滞在しようと思えば、飲み物や食べ物を追加するくらいの気配りは必要だ。
また店内は狭く薄暗いし、基本的に私語は禁止なので、のんびりとくつろぐには最適だが、必要以上に長く居る場所ではなかった。
店としてもある程度客が回転しないと商売にはならないし、ましてや気の毒だ。
それにしてはここの店主は寛容で、儲けは度外視しているのではないかしら?…などと思える節さえあったんだけどね♪
私はそういう店主や店の雰囲気が気に入って、サラリーマンになってからも度々、仕事の合間に疲れを癒す隠れ家として、通ったものだった。
ひとときの安らぎを得る…正にそんな気分に浸れた聖域と言っても過言では無かっただろう。
蒼生もここを安らぎの場と考えていたらしく、私達はここで度々遭遇するうちに自然と互いの気持ちを分かち合い、日増しに意気投合していったのだった。
そしてそのお付き合いは長い年月に及び未だに続いて居るという訳だった。
久し振りにここを訪ねた私達は、しばらく懐かしさに浸りながら、演奏の数々を聞いてのんびりと過ごす事が出来た。
二人とも押し黙ったままではあるが、互いに共通の意思の疎通は感じていた。
昔同様に、精神を癒すひとときを過ごす。
そうして、身体の奥底からじんわりと精神の再生を促しながら、日々の喧騒で疲労した垢を落として行くのである。
やがてそろそろ引き上げようかという段になって、互いにリクエストをしようという事になると、蒼生はやはり『ピーターと狼』をリクエストした。
私はベートーヴェン作曲の『田園』をリクエストする。
二曲とも穏やかな農村の風景を感じさせる曲であり、穏やかな空気を感じさせる名曲だ。
それも終わりに近づくと、我々は懐かしさを忍んでついしみじみとしてしまった。
やがて曲が終わると、我々は名残を惜しむように、店を後にした。
店を出ると、すっかり辺りには陽射しが照りつけており、目が開けられない程にまぶしい。
映画館から出てきた時にも感じる、いわゆる明暗の変化という、いわゆるあれだ。
そろそろちょうどお昼頃に差し掛かって来ている時間で、まもなくお昼休みで店も込み合う。
私達は早歩きで少し通りを戻ると、劇場の手前まで戻って来ると、それを右折して、ある古いビルの中に入っていった。
ここのビルは昔からおかしな造りになっていて、中途階なのに、ビルとビルの間を渡って行ける連絡通路があり、その奥には串焼き屋さんが入っている。
そこでは、店を切り盛りするおばちゃんに、食べたい串を伝えると、その場で揚げて出してくれるという…昔ながらの良心的な商売をしている。
ひっそりと旨い安いご飯を提供してくれるここのお店は、苦学生の時分にはとても重宝したものだ。
御飯もお代わり自由なので腹一杯食べる事が出来た。
但し、この店にはたったひとつルールがあり、食べ物を残さない事。つまりは無駄に頼みすぎない、御代わりし過ぎないって事だな。
この時代から食べ物を粗末にしないと言う徹底された意識がそこには在ったっけ(笑)
蒼生と私は昔からレオポルドを出るとこのお店で串焼き定食を食べて解散するのが、日常だった。
この日も正にその王道路線を踏襲しながら、食事を終えると、某デパートで開催中の展示会で、『世界の童話特集』なる展示を眺めると、帰宅の途に着いた。
「今日は愉しかったよ…有り難う♪」
蒼生はそう言うと、私に握手を求めた。
私も同様だと述べると彼は嬉しそうな顔をした。
「たまには昔を懐かしむのも良いよな?」
私は清々しい気持ちになって彼を見つめた。
彼はクスッと笑うと「そうだな…。」と同意した上で、はにかみながらこう呟いた。
『だけどね…やっぱり僕には僕の居場所が良いようだ…。』
彼は申し訳なさそうにそう言うと、「また後日!」とのんびり微笑みながら踵を返すと、いつものように去り行きながら後ろ向きに手を振っている。
私は彼が去って行く背を見つめながら、「田舎のネズミと街のネズミ」の童話を思い出すのだった。
【第6話後書き】
この第6話はいつもと趣向を変えて、童話の話は出て来ません。しかしながら、良く読むと最後に蒼生がいみじくも呟きます。
「やはり僕には僕の居場所がよい」
これは童話「田舎のネズミと街のネズミ」を意識して書いています。
田舎に誘われた街のネズミが畑でのんびり芋や人参を食べている田舎のネズミをお返しに街に誘います。
街ではもっと珍しくて美味しい物が食べられる♪
その一言で重い腰を上げた田舎のネズミは一緒に街に向かうのです。
すると確かに美味しい物は沢山ありますが、人が突然入って来たり、犬や猫に追いかけられたりと、命の危険が沢山あるのに疲れて、田舎に戻って行きます。
その時に呟く言葉が、「やっぱり僕には田舎で芋をかじっているのが似合っている。怖い街では暮らすよりものんびり田舎で暮らすよ♪」
そういうお話なのですが、蒼生を田舎のネズミの心情にリンクさせる事で童話の世界を間接的に表現する試みをしてみた次第です。
また今作品では、始めて「私」という存在を登場させています。
推理小説などで使い古された手法かも知れませんが、私も昔からドイルやクリスティ、ダインなどに憧れがあり、機会があれば取り組んでみたいと考えていましたので、採り入れてみました。
短編というよりは中編かも(^。^;)y-~ですが、読んで下されば幸いです。
舞台設定はお分かりの通り、古き良き時代の『渋谷』です。
今は複合施設や高層ビルが立ち並ぶ新しい街に変貌してしまいましたが、昔を懐かしみ、ひとときでも私の生きる上での経験を学ばせてくれた大事な場所として今もリスペクトしています。
全てを説明致しませんが、今回の話は自分の経験に基づいて書かせていただき、非常に愉しく書けました。
byユリウス・ケイ