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プロローグ
煩く響く目覚し時計と刺すような陽射しで朝を迎える。
「あぁ、朝か」
いつも通りの憂鬱さと眠気をどうするかを考えてる間に頭が冴え始め部屋を出る。
父「おうカナメ、今日だろ?特定式 何色でも気を落とすなよ」
カナメ「あぁ、そうだな 俺は無色でいいよ、面倒臭いし」
100年前の2020年、アメリカで人の遺伝子に新たな進化がもたらされている事が発見された。
『色彩覚醒』
この言葉だけではよく分からないだろう。当時の人々もそうだった。
簡単に説明すると、2003年以降に生まれた世代から、遺伝子のある部分に色があることが発見された。
ただ色があるだけではない。17歳になるとその色つきの遺伝子は覚醒する。
色によって様々な特殊能力を得る。
人それぞれ名前があるように、ごく稀に同じ色を持つ人間も現れる。
特定式以降のストーリー随時更新予定