萌える!ロリッ娘は俺らの担任
『退屈だわ。』
春の陽気に誘われて、あくびが出る。
『真面目に参加しろ。訓練は始まっている。』
眼帯美少女は俺に銃を突きつけながら圧をかけてくる。もちろんおもちゃの銃だろう。
『タケルさん?担任が見てますわよ。』
担任?
誰だろう。
少し遠くの方からふくれっ面のピンク髪ロングのロリッ娘がこちらを見ている。
身長は140センチくらいで、スーツスタイルだが、とにかくロリッ!という表現が似合う。
『かわいいなあ、、、』
『タケル、舐めてると風穴開けるぞ?』
だから、安全装置を外すなよ。
『校長先生ありがとうございました。では次に各クラスの担任紹介になります。』
アナウンスが流れた。
ずらりとクラス担任が並ぶ。
Sクラスまであるのだ。
圧巻の光景だ。
ただまた、一言挨拶が長時間続くと思うと非常に気怠い。
『なあ、加藤。』
『私語は慎め、下郎。』
『はあ。なんであの先生らは挨拶を終えると敬礼なんだ?』
『お前という奴は・・・・。』
『タケルさん、担任ちゃんの挨拶ですわよ。』
リリーに促されて壇上を見る。
ピンク髪ロリッ娘がマイクの前に立つ。
娘は、じっとしたまま前を見ている。
『あの、、苗村先生・・・?』
司会がタラーっと漫画のように大きい一粒の汗をかくがごとくの表情だ。
ピンク髪の顔は青白くなっていく。
ガタガタ震えている。
『なあ、リリー、あれなんだと思う。』
『あれはたぶん武者震いでは、、、』
校長がたまらず近づき、ピンク髪の肩を叩く。
『ぷぎゃああああああああああああああ!!!』
ピンク髪は人ならぬ声をあげて体をピクンと跳ねた後、後方にのけぞり、後頭部を強く叩きつけた。
『誰かー、担架を!担架を持ってきてくれ!』
後で最前列でピンク髪の様子を見ていた生徒に聞いたら、泡を吹いて倒れていたそうだ。