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底辺が考えた理想のクリスマス

作者: 轆轤百足

 理想のクリスマスと言ったら、何を思いうかべるかね。

 恋人と一緒に、美味しいケーキとローストを頬張り、シャンパンで乾杯し、そして最後にベットに入り合体運動ズッコンバッコンをすることだろうか。

 ……だが私の理想はこうだ。

 一人で、固いフランスパンとジャーキーを食いちぎり、電気ブランを鼻の穴から煽り、ズリネタを見ながら筋トレして有り余る性欲を発散する。




 そして深夜、サンタさん達がやって来るわけだ。

 サンタさん達は、リア充共には自決用手榴弾を、そしてクリスマスを女同士ユリユリ野郎同士ゲイゲイで楽しんだ人達には御揃いの可愛いピンクのマスクをプレゼントしてくれる。

 しかし孤高の存在である童貞達われわれには、何もくれないだろう。

 だが、それでいいのだ。何もないから、強くなれる。




 そして翌日、二日酔いの頭痛とリア充達が木端微塵こっぱになる音で目を覚ます。

 だるい体をおこし、顔を洗い、ウ○チブリブリをして、いつも通り何も変わらない日々がまた始まるのである。

 それが私が望むクリスマスだ。 

 どうですかね、こんなクリスマス。

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