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【詩集】Shangri-La

白髪のシンガー

作者: 野鶴善明


 背筋を伸ばした

 白髪のシンガー

 老いた頰に

 穏やかな微笑みを浮かべて

 手を振り上げる


 白いワイシャツ

 洒落たベスト

 スポットライトに

 汗をにじませる

 変わらない力強い歌声


 初めてあなたの歌を聴いて

 胸が震えたあの日

 生きることは

 はるかな夢を追うことだと

 生きることは

 燃え続けることだと

 教えてくれた


 忘れかけていた

 あなたのメッセージ

 いつしか時が過ぎて

 僕は変わってしまったけど

 あなたの呼びかけは

 あの頃と変わらない

 ただそれが嬉しくて


 背筋を伸ばした

 白髪のシンガー

 老いた頰に刻んだ皺は

 あなたが過ごした人生

 心を削り

 作り上げた歌


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