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第30話 生物

 地球の歴史上様々な生物が生まれ滅んで消え去っていった。

 

その一部は化石として残り、発掘され見られることが出来る。


恐竜はなんらかの要因で地球の急激な気候変動に耐えられずに滅んだ。

ある生き物は進化の過程で淘汰され滅んだ。

ある生き物は弱肉強食、天敵の出現で滅んだ。

ある生き物は病気の蔓延で滅んだ。


ある生き物は環境に合うように進化した。

ある生き物は天敵が滅んだことで繁栄した。

ある生き物は食べるものを変える選択肢を選んで進化した。

ある生き物は病気から回復することで進化した。


人間も、その地球の時の流れと共に生き残った生物。


地球という生活環境を勝ち取った生物。


今、地球に生きている生物は全て、その流れに打ち勝った生物。


しかし、進化が止まっているのだろうか?


それはたまたまの偶然でしかなく、錯覚なのではないだろうか?


時に何らかの病気が発生したとき、一気に生息数を減らし、生き残ったものだけでまた進化していくのではないだろうか?


感情を持つ人間には、それが耐えられない苦痛。


その流れに、どうにかして逆らおうとしているのではないだろうか?


オーストラリアではタスマニアデビルと言う生物が伝染性の癌が流行し、種の絶滅が危惧された。


しかし、その病気に打ち勝つ個体も確認されるようになった。


それは進化なのではないのだろうか?


人間もまた、この新型強毒性インフルエンザに打ち勝ったとき進化なのではないだろうか?


しかし、多くの犠牲者が出る。


それは『医術』と言う道徳で刃向かっているのではないだろうか?


それは根本的な解決法ではない。


人間の進化を進ませなければ。


『道徳』『神の領域』『倫理』そんな思想で進化の鍵を閉ざしたままで良いのだろうか?


その扉を開けない限り、人間の進化は止まり、病気や、環境の変化に耐えられず絶滅の道を選ぶ事になるのではないだろうか?


誰かが、その鍵を壊さなければ・・・・・・。


『人間』は、地球の歴史に消えた生物と同じ運命しか待っていない。


化石として、次の文明を築く生物に鑑賞され研究される、そんな存在になるのではないだろうか?

アルファポリス第3回ライト文芸大賞コンテスト参加中の為、そちらで先行公開中です。

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