Chapter 2「アルフィー」
拓郎さんも、anlyさんも、ビートルズも。
全部アルフィーがきっかけでした。
何度も語ってきたことだから、わたしがalfeeと出逢ったきっかけは簡潔に書きますね。
一言で言うと「ウルトラマン」です。
2013年の春頃だったかな?
セブンの怪獣図鑑を見て、「なにこれカッコイイ!」と思ったことがきっかけ。
だから、最初は何もわかりませんでした。
怪獣と宇宙人が何かすらもわからなかった。
なんせ、レオをスチール写真だけで最近の作品と判断してたくらいだから。笑
それで、最初にリアルタイム視聴を始めた作品が「ウルトラマンギンガS」。
ギンガSの主題歌がアルフィーの「英雄の詩」でした。
もう察しがついたと思いますが...この曲にハマってしまったのです。
今も大切にしている曲。
この曲がなかったら、たぶん創作も始めてなかったと思います。
アレンジも格好いいし、全部最高なんだけど...
一番オススメしたいのはやっぱり歌詞。
わたしが歌詞の大切さに初めて気付いた曲だから。
「見えない壁に囲まれて...」というAメロでグッと引き込まれました。
あるフォロワーさんが高見沢さんを「掴みの天才」と言ってましたが...
わたしも同じです。人を惹きつけるのが天才的に上手いと思います。
プログレとか、アルフィーにはいろんなジャンルの曲がありますよね。
他のミュージシャンたちに比べると、長い曲も多くて...
でも、リスナーを飽きさせないんですよね。
いろんな仕掛けが組み込まれていて、常にワクワク感があるというか。
「幻夜祭」を最初に聴いたときは、圧倒されたなぁ...
音楽聴いて、心の底からゾクゾクしたのはこのときが最初で最後でした。
まあ、長いこと語るのもどうかと思うので、好きな曲&好きなアルバムの紹介をします。
これを機会に、アルフィーを聴き始める方がいらっしゃれば嬉しいです。
ちなみに、幻夜祭と英雄の詩はもう紹介したので除外しておきますね。
【好きな曲】
1st:「SWEAT&TEARS」
・・・説明不要ですよね。最初のSEで「おーっ!!」とテンションが上がってくる。ピアノが絡んでくるのが、個人的には好き。ライブではアウトロがめっちゃ長くなりますよね。三人ボーカルバージョンも好き。高見沢さんは「怒りの拳を振り上げたこともある“ぜ”」とよく歌ってますよね。最強の夏曲だと思ってます。夏以外でも元気のないときに聞けば、一瞬で元気になれる曲です。
2nd:「哀しみの泉」
・・・心にグッと響いてくるバラード。アルバム「夢幻の果てに」に収録されている曲なので、間奏はプログレの波を汲んでいたりもしますよね。高見沢さんの書かれるラブソングは、言葉の使い方が美しいものが多いですが、これは最上級といってもいいくらい、美しい。一番の歌詞は、「どんだけロマンティストなんだよ!」と言いたくなる。一旦盛り上げて、最後にまたイントロのハーモニカ+マンドリンというシンプルなメロディーに戻ってくるという展開も好き。
3rd:「冒険者たち」
・・・「THE プログレ!」という雰囲気のカオスな間奏、坂崎さんの渋いボーカル...「幻夜祭」や「Nouvelle Vague」以上にカルチャーショックを受けた曲かもしれない。いくら「モンタナ・ジョーンズ」というアニメの主題歌とはいえ、「これがシングルなの?」と初聴のときは思わず。同時発売の「エルドラド」も大好きな曲。後々考えてみると、特撮ヒーローものの主題歌などでプログレ系の素養が既にわたしにはあったのかもしれない。初聴時は衝撃を受けたけど、苦手ではなかったし、ちゃんと受け入れていましたからね。
4th:「I Love You」
・・・「閃光」と迷った。でも、ホーンセクションの格好良さに惹かれて。実は、最初高校に入ったときの仮入部で、吹奏楽部に入っていた。結局、先輩が引退すると男子一人という環境に負けて辞めてしまったけど。だから、ホーン系は元々好きなんです。ポップなメロディー、「I Love You」というタイトルだけど純粋なラブソングではなく、より目線を広げたメッセージソング的な特徴を持つ歌詞、個人的な「好き」がつまった曲。ライブアレンジはもっと良いですよね。でも、カラオケで歌うとサビが長すぎて、とても疲れる曲なんですよね...
5th:「閃光」
・・・「I Love You」と同じくらい好き。あの尖ったテレキャスの音が好き。歌詞の世界観が...とか、物書きなので言いたくなるところですが、この曲は純粋にサウンドでハマりました。武部さんのハモンド、桜井さんのベース...テレキャスが目立つ曲ですが、ここにも注目して聴いてほしいです。とにかく、気持ち良い曲。疾走感がある曲。
【好きなアルバム】
1st:「GLINT BEAT(2001)」
・・・アルフィーのアルバムの中では、異色作と言われるかもしれない。でも、わたしの中では、一番好きなアルバム。とにかく、勢いで押していく。そんな感じですよね。ビートパンクのノリ。テレキャスのサウンドはこのアルバムで好きになった。とても若々しくて、かっこいい。最近のバンドにも負けてないと思うな。
2nd:「ARCADIA(1990)」
・・・「これまでそんな話どこにもなかったじゃん!」と思う方、いると思います。長いアルフィーの歴史の中で、最もプログレッシブでエスニックなアルバム。当時は「プログレハード」という言葉がなかったので、「エスニックハード」と銘打たれていたらしい。一枚のアルバムで、ひとつの世界観。ビートルズのアルバム「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」や、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンなどのプログレバンドのアルバムに代表される、コンセプトアルバムという方向性。フロイドの「狂気」のように一曲ごとに繋がっているわけではありませんが、歌詞が当時の中東情勢などを反映したグローバルでメッセージ性溢れるものに統一されているので、最初から全部通しで聴きたくなっちゃうアルバムです。
3rd:「Nouvelle Vague(1998)」
・・・これもプログレ的な要素の強いアルバムですよね。シンセサイザーを使用せず、生音に拘ってます。「Pride」「Sister of the Rainbow」など、バラードやアコースティック系に好きな曲が多いです。最初の二曲は特に格好良いですよね。
4th:「三位一体(2015)」
・・・現時点での、最新アルバム。ラジオ「終わらない夢」で「Orionからの招待状」が「キラーン(←擬音が雑すぎます。汗)」という効果音とともに始まるのが、印象に残っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。「碧空の記憶」「或いはノイシュバンシュタイン城の伝言」「G.S.I Love You -あの日の君へ-」など...今に続くわたしの歌謡曲ブームはここから始まったと言っても、過言じゃないと思います。ファンになって、最初のオリジナルアルバムということで、思い入れがありますね。
5th:「夢幻の果てに(1995)」
・・・実は、2位以下は順位付けできないくらい、どれも好きなアルバムだったりします。とにかく面白いアルバムです。アルフィーをこれから聴くという方には、あまりオススメしないかも。でも、聴き込んでいく楽しさはあると思います。ポップな曲も多いし...最初は苦手でも徐々に慣れていってくれたら嬉しいです。
今日は長くなってしまったので、この辺で。
以上!!