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VSコボルコング

魔法の名前って思いつかないもんですね……。

ティオは冒険者になってからアラノ森に入ったけれど、今回は今までより深く進んでいく。

奥に進むにつれ、辺りの雰囲気が変わるのがティオにも肌で感じた。

森に入り口は小鳥が賑やかに囀り、木々の隙間から漏れる日の光が暖かくて気が休まる。

けれど奥に入ると、鳥の鳴き声はけたたましくなり、成長した木々が日を遮って暗くなる。

そして明らかな敵意が肌に刺さり、常に警戒を怠ることができない。


ティオはわずかに葉がこすれる音を耳が拾って、すぐに剣を抜いて構える。

その大勢でしばらく待っていたが、やがて大丈夫だと判断して構えを解いた。

槍を構えていたアゾルも緊張を解いて長く息を吐く。

もう、何度目かわからないけれど、森の雰囲気に慣れなくて音がするたびに体が反応してしまう。

「ティオさん、アゾルさん、そんなに気を張らないでください。疲れてしまいますよ」

「ご、ごめん」

ティオは申し訳なくてメンバーに謝る。

「なんか、常に見られてる気がして落ち着かなくて……」

「あ、それ、わかるっす。俺もここまで来たのは初めてだけど、まさかこんなに変わるなんて知らなかったっす」

ティオとアゾルは顔を見合わせる。

「そうですね。ここまで来れば星3のモンスターも出てきます。

チームから離れないように気を付けてくださいね」

「う、うん」

ティオはもう1度深呼吸を繰り返して心を落ち着けようとした。


先頭を歩くのはトールとレビ。

レビはメンバーの先を歩いてしきりに鼻をスンスン鳴らして臭いを嗅いでいて、少しでも異質な臭いを嗅ぐと正体を確かめに走り出す。

けれど、その後ろを歩くトールが短く命令すると、不満そうに鳴いて戻ってくる。

ティオとアゾルはメンバーの真ん中を歩くミルフィを守るように左右を守る。


リュックを背負ったトールはいつもと変わらない様子でメンバーの先頭を歩き、たまに立ち止まって地図を眺め、周囲と比較して自分たちの居場所を確かめる。

ミルフィも周囲を警戒しているけれど、気を張りすぎていない。

これが経験の差なのだろう。

2人の余裕すら感じる様に、ティオは驚きとともに頼もしさを感じた。


またレビがなにかを嗅ぎつけたのか、地面に鼻をこすりながらメンバーから離れると、一つの木に向かって駆けていく。

そして木の根もとと天辺を交互に見て、ウロウロしだす。

トールは3人に待っているように手で指示を出すと、レビが何を嗅ぎつけたのか確かめる。

見てみれば、木の根元に糞が転がっていて、表面が濡れて鼻を刺激する異臭を放っている。

トールはもう一度地図を開いて辺りを見渡し、目指している場所に近づいてくることを確かめた。

「コボルコングの縄張りに入る。気をつけろ」

それはコボルコングの縄張りを示すマーキングで、入るということは彼らに敵対するということ。

「はい」

ティオは緊張で喉がからからに乾くのを感じながら、それでも強く頷いた。


ふと思ったミルフィがトールに尋ねる。

「その地図にコボルコングの生息地が書いているのですか?」

「標的と決めた群れの移動ルートが書いてある」

そう言ってトールは畳み掛けた地図を広げて、メンバーに見せた。

地図は森の一部だけを映していて、黒と赤の――赤い点は2つしかない――点と矢印が書かれている。

「俺たちが狙う群れは別の群れと争いに負けて縄張りを追い出された。

新しい場所を探している間にここと、ここで襲われた」

そう言って赤い点を2つ指し、それから1番長い矢印をなぞっていく。

「群れは休まずに移動を続けて、敵が追いかけてこないと分かるとここに縄張りを持つようにしたようだ」

そう言って矢印と点が円を描いた部分を示す。

「襲われてから何日過ぎているのですか?」

「今日で4日は過ぎている」

「では、怪我を負っていないけど、その分、気が立っていますね……」

ミルフィは口元に手を当てて自分の考えを述べる。

「こんだけ様子がわかってんなら、なんで逃げてる時にさっさと捕まえないんすか?」

アゾルが不思議そうに首を傾げる。

「別の群れと同時に相手をする危険があったし、居場所を見つける前に襲えば群れ全部が襲いに来る。

俺たちは1匹捕獲すればいい。群れ全部を相手にする必要はない」

「あ、そういうことっすか」

やっと理解できたアゾルは「あー」と手をポンとたたく。

喋りすぎて喉が痛くなったのか、トールは喉を押さえる。

「だから、すぐに表れると思う」

それだけを言うと、トールは森の奥へ進んでいった。


歩きながら、ミルフィは2人に尋ねた。

「2人はコボルコングと戦ったことはありますか?」

「僕は初めてだな」

「俺もっす」

「そうですか、彼らの力は脅威ですから、1対1で戦わないでくださいね。

私が魔法で補助しますから、ティオさんは私の護衛を、アゾルさんは前衛をお願いします」

「トールさんは?」

「あの人は、そうですね……。トールさん!」

呼びかけられたトールは立ち止まって振り返る。

「戦闘になったら遊撃手として動いていただけませんか?

その時の指示は私が出します。いいでしょうか?」

「わかった」

トールはミルフィの提案を了承すると、再び前に進み始めた。

「では、御2人もお願いします」

もちろん、ティオも反対しない。

いや、自分から指示を出してくれるミルフィに感謝するばかりだ。


さて、それから歩き続けて5分も経たず、レビが空を見上げて唸りだした。

「レビ?」

どうしたとは聞かない。

頭上からけたたましい咆哮、木を伝って体重のある何かが移動する。

圧し折られた枝がパラパラ落ちる。

ティオは剣を構えて辺りを見渡す。

メンバーも武器を構えて、周囲を警戒する。

トールは背負っていたリュックを下してそばの木の根元に置く。

ミルフィが両手で杖を持ち、補助系の呪文を唱えた。

「パワー・チャージ、スピード・チャージ、ガード・チャージ」

ティオたちの体がミルフィの放出した魔法に包まれる。

「補助魔法をかけましたが、コボルコングの攻撃を完全に防げません。どうか受けないように気を付けてください」

「わかった!」

「ティオ!」


頭上からコボルコングが飛び降り、ティオの脳天に拳を振り下ろす。

ティオは頭上で枝が撥ねる音と、アゾルの叫びに反応して前に飛び込んで避けた。

レビがティオを心配して彼のもとへ駆けつける。


もう1匹のコボルコングも木から飛び降りてトールに襲い掛かった。

すでにコボルコングの存在に気づいていたトールは避けると同時に、通り過ぎようとしたコボルコングの顔に拳を撃ちこんだ。

地面に着地したコボルコングはトールから離れて距離を取る。

今の1撃で鼻がへし折れ、流れる血が口元を汚す。

奇襲が失敗し、顔を気づ付けられたコボルコングは咆哮を上げて怒りを表す。


コボルコングはティオたちよりも大きな体躯を分厚い毛皮で隠し、ツルリとした頭は真っ赤で口からは長い牙が2本生えている。

絵では表現できない凶暴性を表す大きな顔は怒りで醜く歪み、口の端から涎がこぼれている。

もう1度吠えると、長い手を地面につけて姿勢を低める。

トールも迎撃しようと、全身に緊張を漲らせる。


が、彼に襲い掛かったのは茂みに隠れていた3匹目のコボルコング。

「ッ!?」

避けるには間に合わない。

咄嗟に腕を交差してガードをしたが、巨体の突進を受け止められずに吹き飛ばされる。

トールの体が激突して木が大きく揺れる。

鼻を折られたコボルコングはだまし討ちが成功した喜びに胸を叩く。

そしてさっきの分をやり返してやろうと、助走をつけて木に寄り掛かるトールにドロップキックを撃ちこむ。

2度目の衝撃に耐えきれず、木が音を立てて圧し折れる。

地面を2度、3度とバウンドして転がされたトールはすぐに起き上がるが、立ち上がった瞬間に口から大量の血を吐き出した。

「と、トールさん!」

ティオが心配して駆けつけようとしたが、その前にコボルコングが立ちはだかる。

侵入者に対する敵対心と闘争心に駆られて野太い声を上げて地面を叩く。

レビもいつでも飛びかかれるように四肢を曲げ、牙をむき出して唸る。


トールが口にたまった血を吐き出してからミルフィに呼びかける。

「ミルフィ」

「はい!」

魔法を仕掛けるタイミングを見計らっていたミルフィは視線を目の前の敵に向けたまま返事をする。

「指示を頼む」

「……わかりました」

ミルフィは素早く視線を動かして状況を把握する。

不意打ちを受けてトールがダメージを負ったが――なんで立てるのか不思議だけど――戦闘には参加できそうだ。

そして吹き飛ばされたためにコボルコング3体を挟み込む位置になっている。

1匹をトールに任せれば、2匹を3人と1匹で戦うことができる。

「トールさ――!」

私たちが2匹を倒す間、1匹の気を引いていてください。

そう言おうとしたミルフィにティオを威嚇していたコボルコングが殴りかかる。

「させるか!」

ティオが盾を前に体ごとコボルコングの横っ腹にぶつかる。

さらにアゾルが心臓を狙って槍を突きだす。

コボルコングは横からの邪魔に蹈鞴を踏みながらも突き出された槍を腕で弾き、もう片方の手でティオに張り手をかます。

なんとか腕で受け止めたけど、想像以上の力に尻餅をついてしまった。

コボルコングはひ弱そうな敵を踏み潰してやろうとしたが、その足にレビが噛みつく。

分厚い毛皮を突き破り、発達した筋肉に牙が刺さる。

その痛みにコボルコングは悲鳴を上げながら、レビを離そうと足を振り回すが、レビは牙をしっかり突き立てて離さない。

さらにアゾルが隙だらけな背中に槍を刺す。

「かったい!」

穂先は思ったより深く刺さらないけれど、アゾルはすぐに連続して繰り出して突き刺していく。

コボルコングは怒りに叫びながら、これ以上攻撃させまいと腕をめちゃくちゃに振り回す。

アゾルたちが気を引いてくれている間に立ち上がれたティオも攻撃に加わろうとしたが、ミルフィに止められる。

「ティオさん、トールさんの助太刀をお願いします!」

「しまった!」


仲間が3対1で苦戦しているのに2匹のコボルコングは競うようにトールに攻撃を仕掛けていた。

トールは反撃をせず、回避に専念する。

自分とコボルコングの間にもう1匹が立つ位置になるように移動し続ける。

そのせいでコボルコングは2匹同時に襲い掛かることができず、しまいには邪魔な相方をどかして前に出ようとする。

ついには募る苛立ちを仲間にぶつけ始めた。

トールの存在を無視して互いに相手の体を小突き、牙を剥き出して威圧しようとする。

そこへミルフィの魔法が炸裂する。

「ファイア・ショット」

火の玉が地面にぶつかり、爆発して火が弾けて2匹の足元を燃やす。

2匹は驚いて悲鳴を上げて飛び上がる。


足についた火を消そうと手で叩くコボルコングに一気に接近したティオが掬い上げるように右下から切り上げる。

剣の切っ先が滑るように筋肉を斬り裂き、真っ赤な血が派手に飛び散る。

コボルコングは胸に走る痛みを怒りで無視してティオの腹を掴んで持ち上げる。

「え、あ、うわ!」

小柄とはいえ、皮鎧を身に着けたティオは何十キロもあるはずなのに、コボルコングは彼の体を簡単に投げ飛ばしてしまった。

地面に叩きつけられて衝撃で肺から強制的に息が吐き出される。

さらに頭を強打した痛みに目の前で火花が散ったかと思ったら、視界が白黒に点滅する。

ティオは痛みに頭を押さえて蹲る。

「トールさん、ティオさんを!」

ミルフィがもう1匹に魔法を撃ちこみながらトールに指示する。

が、彼女が言う前にトールは動いていて、ティオに伸し掛かろうとしていたコボルコングの側頭部を殴りつけた。

コボルコングの巨体が大きく横に傾く。

さらにがら空きになった脇腹に拳を叩き込む。

コボルコングは痛みに顔を顰め、殴られた脇腹を庇うように手を当てて後ずさるが、逃すまいとトールが拳を撃ちこみ続ける。


わずかに体の重心を移動して、腕で隠しきれていない鳩尾に拳がめり込む。

モンスターでも急所を殴られて平気でいられるわけがない。

コボルコングの目が大きく見開き、痛みに耐えきれずに涎を垂らして膝をつく。

止めをさそうと、トールが大きく腕を引き――頭に石が直撃して鈍い音を立てた。

石を投げたコボルコングはザマァ見ろと手を叩きながら飛び跳ねて喜びを表す。

けれど、再び炎の弾が炸裂すると、悲鳴を上げてその場から逃げだす。


殴られた痛みから立ち直ったコボルコングが吠えてトールの顔を殴る。

トールの体が大きく傾き、血が辺りに飛び散る。

コボルコングは人間の血が自分の体についても気にせず、もう1度殴ろうと振りかぶる。

そして頭蓋骨を粉砕しようと拳を繰り出すが、勢いをつける前に受け止められた。

まだ獲物が動けることにコボルコングは意外そうに眼を丸くしたが、トールの拳が喉を強打すると、その表情のまま白目を向いて倒れた。


「危ない!」

やっと上半身を起こせるまでに回復できたティオが悲鳴を上げる。

残っていたもう1匹が仇を取ろうと、さっきよりも2回りも大きな石を持ち上げていた。

コボルコングの位置から投げられると、トールが避けれたとしてもティオに直撃してしまう。

急いで逃げようとしたけれど、頭の痛みに体がよろめいて満足に動けない。


勢いをつけて投げようと、コボルコングは上半身を大きく反らす。

そこへ、後ろに回り込んでいたレビが尻から垂れている小さな尻尾に噛みついた。

突然の鋭い痛みにコボルコングは悲鳴を上げて石を投げ捨て、尻尾に噛みつくレビを引きはがそうと慌てふためく。

レビはパッと尻尾を離したと思ったら、今度は足に噛みつく。

コボルコングはなんとか叩き落とそうと腕を振り回すけれど、レビは闇雲に振り回される腕を避けて尻尾や足に噛みついてく。

その間にトールがティオを助け起こし、ミルフィのそばに引きずっていく。


「こ、こっちも助けて!」

レビも離れて、コボルコングと1対1になっていたアゾルが悲鳴を上げる。

最初の攻撃はどこに行ったのか、うしろから殴りかかってくるコボルコングから逃げるのに必死だ。

薙ぎ払った腕がアゾルの背中を掠める。

「ティオ! ミルフィ! トールさん! レビ! 早く助けてー!」

頭を低めて投げつけられた石を避けながら、涙目で助けを求める。

「ふふ、それじゃ、1匹を捕獲できたから終わりにしましょう」

ミルフィがクスリと笑って呪文を唱える。

彼女の周りから色とりどりな紋章が浮かび上がり、ファイア・ショットよりも大きな炎の球体が生まれる。

「森に帰りなさい」

炎の球体が一斉に発射される。

着弾した瞬間に大きな爆発が生まれ、爆風で枝が大きく揺れて葉が流される。。

2匹のコボルコングは悲鳴を上げて、倒れている仲間を見捨てて森の奥へ逃げていく。

コボルコングが森の奥に消えていくまで、ミルフィは容赦することなく魔法を放ち続けた。


「す、すごい……」

ティオはその爆発力に肝を抜かれ言葉を無くす。

今まで追いかけられて息が上がっていたアゾルが恨めしそうにミルフィを見る。

「ど、どうして最初に使わなかったんすか」

「ごめんなさい、驚いて逃げられたらいけないと思って。だって、ほら……」

ミルフィは爆発した後を指さす。

「あ、あれ……」

ティオとアゾルが不思議そうに声を漏らす。

あれだけ派手に爆発したのに、着弾した地面や木は少し焦げただけ。

ミルフィは悪戯が成功したと言いたげにまたくすくす笑う。

「モンスターには炎と大きな音は効果抜群なんですよ。当たっても少し熱いだけでもね」

「えぇ……」

ティオはなんと言えばいいのかわからず、茫然とするしかなかった。


「そうだ、トールさん、頭大丈夫ですか? 治療しないと……」

そう言ってトールの頭に治癒魔法をかけようとしたが、トールは必要ないと頭を左右に振る。

「で、でも、そんなに血が流れてるし……」

ミルフィの言う通り、トールの顔面は血塗れで服も胸元まで赤く染まっている。

なのにトールは治療を受けようとせずに彼女から離れる。

「ティオを見てやれ。頭を強く打っている」

「でも……。もう、あとで痛いって言っても知りませんからね!」

ミルフィは頬を膨らませて怒ると、ティオの治癒をすることにした。


トールは自分が倒したコボルコングのそばに跪く。

ポーチから捕獲用の注射器を取り出し、空気が入っていないのを確かめてからコボルコングの胸に刺す。

コボルコングは少しだけ痛みにうめき声を漏らしたが、すぐに表情を和らげて深い眠りに落ちた。

「捕獲は成功した。あとは連れて帰るだけだ」

そう言って、今度は縄をポーチから取り出す。

「え、連れて帰るって、どうやって?」

アゾルが恐る恐るトールに尋ねる。

答えは予想できていたが、彼としては外れてほしかった。

けれど、トールはアゾルの望みをあっけなく砕いてしまった。

「4人で持ち上げてく」

「ええー……」

落胆して肩を落とすアゾルを後目に、トールはコボルコングを運ぶ準備をこなしていく。

手ごろな枝を2本、ナイフで切り落とし、リュックから出した分厚い布に通して担架を作る。

そしてなんとかコボルコングの体をずらして担架の上に乗せた。

「準備できた。行こう」

「あうー」

アゾルが露骨に顔を顰めるけれど、街に運ぶまでがクエスト。

金をもらうためにやるしかない。

「ティオ、頭大丈夫っすか?」

「うん、なんとかね」

ティオはそう言うけれど、何時間もかけてこの巨体を運ぶことを考えるとドッと疲れがこみあげてくる。

「い、一応、私も魔法で補助しますから、みなさん頑張りましょう」

ミルフィがティオとアゾルを元気づけようと励ますけど、彼女の口元も引き攣っていた。

「よ、よーし、運ぶっすよー!」

一同はそれぞれ木を掴んでコボルコングを運びだす。


コボルコングの重さに、ティオは思わずため息をついて空を見上げた。

そろそろキャラクター紹介を書こう。

俺が忘れてしまいそうだ!


コボルコング

危険度×2

少数で群れを作るサル型のモンスター。

縄張り意識が高く、侵入すればすぐに襲い掛かってくる。

腕を振り回したり、物を投擲するなど原始的な攻撃だが当たれば大ダメージは確実。

群れのボスになると危険度は3になる。

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