あとがき
第四巻、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
作者のこころよみです。
第一巻で「論理の怪物」である理人と、「空気を読む聖女」である千夏が出会ってから、随分と遠くまで歩いてきた気がします。
感情をノイズと切り捨てていた理人が、妹の凜のために走り出した第二巻。
孤高の不良だった鬼道が、不器用ながらも仲間を頼ることを覚えた第三巻。
そしてこの第四巻で、千夏はついに「聖女」という重たい仮面を叩き割り、自分の足で立つ「人間」へと覚醒しました。
不器用で、計算高いくせに感情的で、愛すべき変人たち。
彼らが織りなす「気象観測部」という小さな箱庭の物語をここまで描けたのは、ひとえに画面の向こうでページをめくってくださった読者の皆様のおかげです。
さて、今後の活動について少しお知らせがあります。
本作は、この第四巻をもって、物語の「第一部」として一区切りつけさせていただこうと思います。
少しの間、充電期間に入ります。
正直に言えば、現在参加しているカクヨムコンテストについては……今回はちょっと厳しい結果になるかもしれません(苦笑)。フォロー数と☆が全然足りないので、予選突破は無理そうです。
ですが、これで理人たちの物語が終わるわけではありません。
私の中には、まだまだ彼らの続きの景色が見えています。林間学校でのドタバタや、少しずつ変化していく二人の距離感など、書きたいことは山積みです。
今後は、他の公募や新人賞への挑戦も含めて、虎視眈々とチャンスを狙っていく予定です。
私の夢は、いつかこの物語が書籍化され、本屋さんの棚に並んでいる景色を見ることです。
その夢を叶えるためにも、ここで立ち止まらず、もっと面白い物語を書けるよう精進し続けます。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
またいつか、どこかの書店で、あるいは次の物語でお会いできることを祈って。
それでは、また。




