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勇々戦記 ー勇者リアン、迷いと覚悟の旅路ー  作者: ヨルイチ
第二章 フェルグラッド公国編
3/4

第三話 公国、再び

今回から短めに切っていきます。

第二章 フェルグラッド公国編



 魔導国を背にして歩きながら、僕はこれまでの数日を思い返していた。


入国してすぐ、目に映ったのは光と魔力に彩られた街並みだった。建物の屋根や街灯には魔法装置が組み込まれ、歩くたびに足元の石畳がかすかに光る。特にレオは目を輝かせ、ひとつひとつの仕組みに感心していたっけ。

「……すごい、まるで魔法が日常の道具になってる」

あのときの笑顔は、今も思い出すだけで温かい。


その夜、僕はアネッサと初めて出会ったっけ。初対面のときから無邪気な笑顔を見せられて、正直少し驚いた。


二日目と三日目は情報収集。街や市場、軍の訓練所なんかを回りながら、僕たちは公国や王国との違いに驚いた。けれど、その帰り道にレアと遭遇したな。正直あの時は、死を覚悟したな。アネッサが来てくれなければルミネアが止めに来るのも間に合わずに死んでいたかもな。

 そのあとは魔王城。魔王の圧倒的な格の違いと威圧感に僕は身動きが取れなかったのをよく覚えている。クラリスが一皮剥けたのもこの時だっけ。

なんとか謁見を終え、執事のジルバに案内されて宿に一泊。人間の彼が、この城で働いていることに少し驚いたのを覚えている。

その次の日は四人で魔導国を観光した。アネッサが案内役となり、僕らは街の隅々まで歩き回った。楽しかったな。

そして最終日、アネッサが正式に旅の仲間として加わり、ノワールが魔王からのメッセージ役として同行することになった。


そして僕達は今、荒廃した大地を南に向かって歩いている。魔導国の城壁が後ろに小さく見えなくなる頃、空は灰色に覆われ、乾いた風が僕らの頬を打った。

周囲は荒れ果てた大地が広がり、草もまばら。木々は枯れ、建物の残骸がところどころに見えるだけだ。魔導国の街中で感じた煌びやかさは、もうどこにもなかった。


「……来た時も思ったけど、魔導国の外はすいぶん荒れているな……」

僕がつぶやくと、クラリスが隣で小さく肩をすくめた。

「ええ。でも、こうして皆で歩いていれば、不思議と退屈はしないわ」

目を細め、アネッサをちらりと見やる。友達として、自然に受け入れているその表情に、少し安心した。


アネッサはというと、疲れも見せず、道端の小石を蹴りながら嬉しそうに跳ねている。

「うわー、見て見て! あの廃屋、まるで迷路みたい!」

獣人特有のしなやかさをもって、体術と直感で動く彼女は本当に生き生きしていた。


その後ろを、ノワールが静かに歩いている。

彼女はアネッサに目を向けて、彼女の天真爛漫さに無言のうちに微笑んでいるようにも見えた。


「公国に帰るのはひと月ぶりくらいになるのかな?思ったよりは早かったけど、顔見せと報告くらいはできるかなぁ」

レオが小さな声で言う。彼の瞳は、公国へ向かう期待で少し輝いている。両親と離れ、旅に同行しているだけあって、故郷の景色に心躍らせているのだろう。


日が傾き始める頃、僕たちは街道沿いの岩陰を見つけ、そこで野営することにした。

「今日はここまでだ。風を避けて休もう」


クラリスが荷を下ろし、焚き火の準備を始める。レオは周囲を警戒しながら枝を集め、アネッサは火を起こそうと胸を張ったが、手元で少し悪戦苦闘している。


「こうすればいいんです」

ノワールがそっと手を添えて火打石を扱うと、ぱちりと火が灯った。

アネッサは目を丸くして「わあっ、ついた!」と歓声をあげる。

ノワールはにっこり笑わずに、でもほんの少しだけ口元が緩んでいるのが見えた。


僕は焚き火の前に腰を下ろし、四人の姿を順に眺める。

荒涼とした大地の上でも、仲間たちの存在は温かく、少しだけ心を落ち着かせてくれた。


これから先、どんな困難が待ち受けていようとも、僕たちは共に歩んでいく――そう思えた一日目の夜だった。


 朝日が灰色の空を染める頃、僕たちは昨日の野営地を後にした。

乾いた風が吹き荒れる荒廃した大地を進む。

草はまばらで、枯れた木々や廃屋の残骸が目に入るだけだ。


「なんか…嫌な雰囲気の場所だね。油断しないで行こうね」

レオが地図を確認しつつ呟いた。


僕がうなずいた瞬間、遠くからガサガサという音が聞こえた。

「なに?」アネッサが身をかがめる。


その瞬間、廃屋の影から小型の魔獣が飛び出してきた。

鋭い牙をむき、僕たちに襲いかかる。


「来たな!」

僕は剣を握り、炎の魔法を刀身に纏わせた。一閃、魔獣の攻撃を受け流しながら斬りかかる。火の残光が跡を描き、敵を蹴散らす。


「私は支援に回るわ」

クラリスが手をかざすと、僕の体に薄く光の膜が広がる。被ダメージを軽減しつつ、回復魔法の準備も万端だ。


レオは風の魔法で素早く移動し、魔獣の動きを封じる。

「こっちだ!」

突風が魔獣を吹き飛ばし、注意をこちらに向ける。


「ふふ、あたしがかき乱す!」

アネッサは素早く距離を取り、剣や体術で敵の注意を引きつける。

魔獣は彼女に集中し、攻撃の方向を大きく狂わせた。


そして後方から、ノワールが手をかざす。

「あとは私にお任せを」

激しく燃え盛る火炎を放ち、魔獣の進路を封じる。一歩も動かずに圧倒的な火属性魔法の威力で敵を一掃した。


「終わったか……」

僕が息を整えると、アネッサははぁはぁと息を切らしながらも満足げに笑う。

「ほら、あたしの活躍も忘れないでよ!」


クラリスがレオのほうを向いて微笑む。

「皆、無事でよかった」

レオも小さく頷き、ノワールは少し離れた場所で、冷静に燕尾服についた砂埃を払っていた。

戦闘を終え、四人で少し休憩した後、また歩みを進める。

灰色の荒地に延びる一本道――その先に何が待っているかはわからない。

だけど、仲間たちと共にいるなら、どんな敵でも乗り越えられるという確信があった。


 二日目の戦闘を終えてから、僕たちは荒廃した道をひたすら南へ進んだ。

昼は乾いた風に吹かれ、夜は冷え込み、荒地の景色はほとんど変わらない。


三日目は小川や丘陵地帯を抜け、四日目は岩の多い峡谷を越え、五日目には古びた廃村を通過した。

毎日少しずつ疲労は溜まるけれど、仲間たちは笑顔を絶やさなかった。


アネッサは相変わらず先頭を走り回り、道中のちょっとした障害や小動物に興奮して声を上げる。

クラリスはそんな彼女を優しく見守り、疲れた僕やレオを支えてくれる。

レオは地図や魔法で先行ルートの安全を確認しながら、時折魔法で水を引いたり、僕たちの負担を軽くしてくれた。

ノワールは後方から静かに警戒しつつ皆を見守り、必要なら魔法で援護する。


六日目、七日目も同じように進み、荒廃した大地を越え続けた。

少しずつ空の色が柔らかくなり、乾いた風も和らぐ。

大地の荒れ具合が少しずつ落ち着き、公国が近いことを肌で感じられるようになった。


そして八日目、僕たちはようやく公国の国境が見える丘までたどり着いた。

遠くに石造りの城壁と塔が並ぶ景色が広がる。

「ついに……公国か」

僕は深く息をつき、仲間たちを見渡した。


アネッサは目を輝かせ、クラリスは微笑みながら「ここまで順調ね」と言う。

レオは静かに、でも確かに嬉しそうに頷く。

ノワールは無言のまま僕たちを見守りつつ、小さく唇を引き締めていた。


灰色の荒地を抜けた先に、緑と石造りの城が見える――その光景に、僕たちはようやく心からの安堵を覚えた。

公国には数日しか滞在しない予定だ。レオの両親に会って、少し体を休めて、公国の大公に魔王からの言葉を伝える。それが済めばすぐに王国へ出発するつもりだから、あまりゆっくりもできない。

けれど、今はまだ、あと少しの道を歩くだけだ。


 公国の城壁が丘の向こうに姿を現す頃、僕たちの足取りは少し重くなっていた。

八日間の旅路で、荒廃した大地をひたすら南へ進んできた疲労が、ようやく肌にまとわりつく。

風もここまで来ると乾ききったものではなく、かすかに湿気を帯びている。遠くの森の緑が、荒れた魔導国の景色を思い返す僕らに、ほっとした安堵を与える。


アネッサはまだ元気そうに跳ねながら進む。

「わー、あれが公国かー! 石の塔がいっぱいだ!」

その無邪気な声に、クラリスは優しく笑いかける。

「本当に楽しそうね。ここまでよく歩いてきたわ」


レオは静かに地図を確認しながらも、久々の故郷に胸が躍っている。

「もう少しで公国…お父さんとお母さんに会ったら、なにから話せばいいかなぁ……!」


ノワールは相変わらず後方から警戒していた。八日の旅路を共にしても、未だに距離を感じる気がする。


僕は剣を肩にかけ、仲間たちの姿を順に見渡す。

旅路の疲れを感じつつも、四人の仲間と一緒である安心感に、心が少し温かくなる。


「そろそろ国境だ。ここから先は警戒を緩めるな」

僕が声をかけると、クラリスがうなずき、アネッサははしゃぎながらも注意を払う。

レオは風の魔法で視界を広げつつ、道中の安全を確認してくれる。

ノワールは静かに、しかし確実に僕らの背を守っていた。


丘を越え、国境の門が視界に近づく。石造りの城壁、鉄の門扉、そして歩哨の姿。

旅の疲れはあるものの、僕らの胸は期待と不安でいっぱいだ。

この先、公国内部でどんなことが待っているのか――まだ誰も知らない。


だが、僕たちは確かに一歩ずつ、前へ進んでいる。


 丘を越えると、石造りの城門が視界いっぱいに広がった。こちらは公国の北門だ。重厚な門扉は大きく、歩哨の鎧が鈍く光っている。僕たちは足を止め、少し緊張しながら城門に近づいた。


「止まれ!」

兵士の声に、僕たちは自然と足を止める。

「公国への入国手続きをお願いします」

僕は落ち着いた声で答えた。クラリスは僕の隣で優雅に頭を下げ、レオは静かに地図を持つ手を握りしめている。


アネッサは少しわくわくした表情で、魔人のノワールは僕たちの後ろで整然と歩き、警戒の視線を巡らせていた。


歩哨は僕たちを一瞥し、アネッサやノワールの姿に少し引っかかるものを感じたらしい。ノワールの角や異形の姿をじっと見つめ、手元の報告用紙に何か書き込む。

「……なるほど、獣人と魔人が同行か。念のため上官に報告を……」


しかし、書類に目を通した別の兵士が「手続きは問題なし」と告げる。公国は亜人も認められている国だから、入国自体に大きな支障はないらしい。

「では、通行許可。門をくぐれ」


安堵の息をつきながら、僕たちは門をくぐる。

城門の向こうには整然とした街並みが広がり、石畳の道と規則正しい建物が続いていた。旅の疲れが少し和らぐ瞬間だった。


「やっと公国か……」

僕は呟く。クラリスが小さく笑い、アネッサは目を輝かせて前を走る。

レオも、静かに目を細めて周囲を見渡す。

ノワールは後ろから視線を巡らせながらも、どこか嬉しそうにアネッサを見守っていた。


これで入国は問題なく完了。

だが、僕たちの旅はまだ始まったばかりだ。

 

 城門をくぐると、懐かしい街の空気が僕達を包んだ。石畳の道はしっかりと整備され、両脇には機械仕掛けの装置や鍛冶場の煙突が立ち並んでいる。金属を叩く音、歯車や軋む軸の音、そして熱気と油の匂いが混ざり合い、街全体が働く人々の活気で満ちていた。


「うわ……すごい……」

アネッサは目を輝かせて、道端の小さな蒸気機械や、金属の板を打つ鍛冶職人たちを眺めている。


クラリスは微笑みながら、レオに寄り添う。

「本当に、技術の国ね。街の活気がそのまま伝わってくる」

レオは頬を緩め、手元の地図をちらりと見て「公国は……やっぱりすごい」と小声でつぶやいた。


僕は剣を肩にかけながら、周囲を観察する。鍛冶場では火花が舞い、鉄を叩くリズムが街全体の生活のリズムになっている。軒先には小さな工房が軒を連ね、歯車や蒸気装置の修理をする職人たちの姿も見える。


ノワールは後方で街の様子を冷静に観察していた。彼女にとっても、この街の動きや技術は興味深いものだろう。


僕たちは人々に混ざりつつ、街道を進む。

魔導国の魔法技術と多様な人種が織りなす幻想的な景色とは違い、公国は「作ること、鍛えること」を生業とする人々の活力で満ちていた。

 街の賑わいを眺めながら歩いていると、そろそろ夕暮れが近づいてきた。僕たちは今日の宿を探すことにした。


「この辺りに、旅人用の宿があるわ」

クラリスが小さな通りを指差す。石畳の道に沿って、蒸気の匂いと金属の音が混じる中、木造の宿屋が軒を連ねていた。


アネッサは興味津々で、窓から見える調理場や工房の様子を覗き込む。

「わー、面白そうな街だね! 明日もっと探検しようよ!」

クラリスは笑みを浮かべ、アネッサの肩に軽く手を置く。

「まずは体を休めましょう。あなたも疲れているでしょ?」


宿に入ると、柔らかい布団と暖炉の温もりに、五人とも安堵の息をつく。

「やっと一息つけるな」

僕が呟くと、レオは窓の外の街並みを眺めながら、小さく頷いた。

「久しぶりの故郷だ……明日、父さんと母さんに会えるんだね…。」


ノワールは相変わらず静かに後方で座り、街の様子を見守っている。どうやら彼女にとって、この街の人々や風景すらも興味深いらしい。


夜が更けると、街の灯が石畳を照らし、金属の軋む音も少し柔らかく響く。

僕たちはそれぞれの布団に身を沈め、明日の再会と公国内部での予定に思いを馳せた。


明日は、レオの両親に久々の顔見せだ。約一ヶ月ぶりの再会――どんな表情を見せるのだろうか。

胸の奥が少し緊張しつつも、仲間たちと共にいる安心感が、その不安を和らげてくれるのを感じた


 

 朝の澄んだ空気の中、僕たちはレオの実家を訪れた。

門を叩くと、ほどなくして中から人影が現れる。


「……レオ?」

声を上げたのは、柔らかな雰囲気を纏う女性。レオの母だ。

その背後から、逞しい腕をした父も姿を現す。


「お前……レオなのか!」


「父さん、母さん!」

レオは少し頬を紅潮させながらも駆け寄った。

普段は控えめで口数の少ない彼が、この時ばかりは子どものように母に抱きつく。

母は驚いた後、愛おしげにその背を包み込む。


「少し大きくなったかしら……? 怪我はない?」

「うん、平気だよ。ちゃんとやってるから」

そう言う声には、わずかに甘える響きが混じっていた。


父は目を細め、大きな手でレオの肩を叩く。

「よく帰ってきた。お前が無事で何よりだ」

レオはこそばゆそうに笑いながら、「……ありがとう」と小さな声で答えた。


その姿を、僕とクラリスは静かに見守る。

かつて僕たちは、この両親から「レオを頼む」と託され、旅立ったのだ。

父母の視線がこちらに移り、顔に感謝の色が浮かぶ。


「リアン殿、クラリス様……本当にありがとうございます。あなた方を信じて息子を送り出したのは、間違いではなかった」

「いえ、レオ自身が立派に力をつけましたから」

クラリスが穏やかに微笑むと、母は涙ぐみながら深く頷いた。


そして両親の目は、アネッサとノワールへ。

猫耳の少女と、黒衣に身を包んだ魔人。

驚きの色はほんの一瞬だけ――すぐに柔らかな笑みへと変わる。


「レオの仲間なのですね?」

「うん。二人とも、すごく頼りになるんだ」

レオが少し照れながら紹介すると、父は頷き、母も優しい眼差しを向ける。


「初めまして!あたしアネッサ! よろしくねっ!」

アネッサはにぱっと明るく笑い、両手をひらひらと振る。

その屈託のなさに、母は思わず笑みをこぼした。


ノワールは静かに一歩進み、丁寧に頭を下げる。

「ノワールと申します。レオ殿の旅に同行しております」


「息子を支えてくださって、ありがとうございます」

母の言葉は柔らかく、二人を自然に受け入れていた。


「ははっ、せっかく帰ってきたんだ。今日は皆でゆっくりしていけ」

父の笑い声に、家の中の空気は一層あたたかくなる。


僕は胸の奥でそっと息をついた。

ここには疑いも敵意もない。ただ再会を祝う安らぎが広がっていた

 しかし、そうゆっくりもしていられない。

「お気持ちはありがたいのですが、僕達はこれから大公に謁見しに行かなければなりません」

そう口にすると、場の空気が少し引き締まる。


そのときだった。僕の視線の端に、レオがちらりと両親を見てから、すぐに俯く仕草が映った。何も言わないけれど……本当は話したいんだろう。


クラリスはそんな彼の心情をすぐに察したようだ。柔らかく微笑みながら僕に向き直る。

「リアン、それなんだけど……レオと私はこちらに残るのはどう?レオは久々に帰って来たのだから積もる話もあるだろうし、大公への謁見にはリアンとノワールがいれば十分じゃないかしら?何かあってもアネッサもいるし」


「……そうか」僕は頷いた。クラリスの気遣いに感謝しつつ。


「じゃあ、僕とアネッサ、ノワールの三人で行くよ。すみませんが、旅の荷物だけここに置いていかせてもらえませんか?夜には帰って来ますので」

「ええ、かまいませんよ」母親が優しく微笑む。

「はーい!任せて!」アネッサが元気に返事をする。

「承知しました」ノワールも優雅に頷いた。


母親が少し寂しそうにしながらも、笑顔で言った。

「それなら、夜にはまたみんなで一緒にご飯を食べましょう。皆さんの話も聞かせてちょうだい」


「はい、楽しみにしています」僕はそう約束して、腰の剣に手をやった。


こうして僕たちは、二手に分かれて行動することになった。

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