宇宙海賊やろう! よんじゅういち
それでは演習の開始!
惑星<カゴハラ>から最も離れた三番地。つまり同じ惑星軌道上ではあるが、ここへ<カゴハラ>が公転してやって来るのは半年後となる。その座標を囲むようにグンマ宇宙軍の艦艇が集められていた。
これだけの艦艇を動員して演習するのは、高橋ヤヨイ大佐が重巡洋艦<キタノシゲオ>の艦長を拝命してからは初めての事だった。
そのほとんどが後片付けのための作業船であるが、大掛かりな演習をこれから始めるという興奮で、若干彼女ものぼせている自覚があった。
なにせ臨時に編成したとはいえ四個駆逐戦隊を配下に置いた水雷戦隊を指揮するのだ。自身の座乗艦ですら、まだまだ鍛える時間が必要だというのに、駆逐艦の面倒まで見なければならない。
やはり自分の乗る重巡洋艦一隻だけを指揮するのと、それに加えて四個駆逐戦隊…、つまり一六隻の駆逐艦を従えるのでは、責任感が違った。
すでに配下の駆逐戦隊の配置は終わっていた。公転軌道の接線にあたる縦軌道を天頂方向から下りて来る標的に向かって、四個駆逐隊は上下左右の四方向から襲撃する事にした。
本来ならば一六隻が編隊航行をしているところから始め、標的の上下左右に設定した襲撃位置へと戦隊ごとに分散しながら配置、そこから障害物があると設定して襲撃運動を開始するのが理想であった。
しかし綿密に仕上げた高橋大佐の艦隊運動案は、司令部に却下された。理由は単純で、それを実際の駆逐艦で行うことができないと判断されたからである。
もちろん、それこそ針の穴を通すようなアクロバット航行を求めたわけではない。ごく標準的な駆逐艦ならば十分再現できる案であったはずだ。
問題は「ごく標準的な駆逐艦ならば」というところだ。<カゴハラ>に駐留する全ての駆逐艦はグンマ宇宙軍でも採用が始まったばかりのグラジオラス級駆逐艦というド新品である。艦の性能的には問題は無いはずだ。
問題なのは、それを操る乗組員の方だ。配下に置いた駆逐戦隊に所属する駆逐艦の乗組員たちの練度が低くすぎて無理と判断されたのだ。
演習であるから航法コンピュータによるサポートを受けては意味がない。全て手動で航行して標的に対する襲撃を成功させなければならないのだ。
標的に対してX軸Y軸Z軸すべてに対してクロソイド曲線を描くような複雑な運動で接近し、ミサイルを発射、ついでに艦首のブラスターで追撃というところまでで駆逐戦隊の技量が限界に達すると見込まれたのだ。
せっかく用意した水雷戦隊の襲撃体勢からの分散、再集合、そして襲撃座標からの反転は、今後の演習科目として先送りにされた。
さらに言えば、小惑星などの障害物を盾にして目標まで接近するのが駆逐艦の本来の姿である。そういった障害物があると仮定しての接近軌道まで組み込んだ演習は、果たしていつのことになるのか、見当もつかなかった。
(まあ、これが最後の演習でも無いし)
重巡洋艦<キタノシゲオ>のセントラル・コントロール中央にある艦長席で高橋大佐はひじ掛けに頬杖をついていた。
今日実射されて回収された対宇宙戦艦ミサイルは、明日一日整備を受けて、明後日には使用可能となるはずだ。
実際にミサイルを整備する事になるメーカーからの出向技術員は休む暇も無いだろうが、駆逐艦の乗組員はやることが無いはずだ。暇を持て余させるほど<カゴハラ>駐留の宇宙軍には余裕は無い。艦隊の分散集合を嫌というほど繰り返し演習させることができるだろう。
彼女の前にあるコンソールには、周辺宙域の各艦艇の配置を確かめるためのレーダー画面が表示されていた。
この内、無数にあるように見える白い点は自然天体、つまり内惑星系へと迷い込んだ小惑星やら彗星である。
次に多いのが緑の点だ。これは人工物を示している。今は演習の後片付けに参加する船艇がそのほとんどであった。わずかに範囲ギリギリのところに、大学の太陽風観測船が一隻、漂うように航行していた。
そして青い点。これが配下の駆逐艦である。戦隊ごと四隻で固まって赤い点、つまり標的が動き出すのを待ち受けていた。
三次元ホログラムには、もうひとつ。点滅する青い点が存在した。
演習宙域の目安として示された座標から自然衛星の軌道ほど離れた位置に浮かんでいるのは、重巡洋艦<オブチユウコ>である。もちろん<カゴハラ>駐留の宇宙軍最高責任者である荒木提督が乗組んでおり、演習の評価を下すことになっていた。
「そろそろです」
同じくセントラル・コントロールに詰めている船務長が時計を気にしつつ言った。
その言葉が終わるか終わらないかの内に、天頂方向に表示されていた赤い光点が動き出した。真っすぐと、惑星<カゴハラ>があると仮定された座標へと駆け下りて来る。
赤い点はひとつに見えるが、実際は重なったふたつの点である。片方が今回の襲撃目標であるアメリカ級宇宙戦艦を模した標的で、もう片方が標的を曳航している<メアリー・テラコッタ>であるはずだ。
曳航索で重くて大きな標的を連れている割には<メアリー・テラコッタ>の加速はなかなかの物だった。おそらく動き出す時に慣性制御システムを利用して、標的をうまく操ったのであろう。ちょっとだけ標的の方が外側…、恒星とは反対側を進んでいるのは<ニイボリ・スリー>からの太陽風と光圧を大きな体に受けているからであろう。
「よし、各駆逐戦隊に目標を捉えたか復命させろ」
高橋大佐の命令を受けて、通信士がさっそく忙しそうに通信回路を開いて、各駆逐戦隊の嚮導駆逐艦と連絡を取り始めた。
今回の演習では軽巡洋艦を露払いに進撃して来る宇宙戦艦を、やや後方より襲撃する事になっている。もちろん、それには理由があって、敵を追いかけながらの攻撃は当てやすいからである。
これが前から…、つまり自分の速度と相手の速度を合計した速度ですれ違うことになる反航戦となると、とても難しくなる。なにせ近づく速度が速いので、目標の捕捉、照準、ミサイルやブラスターの発射などに余分な時間が無いのだ。
だが追いかけながらの攻撃…、同航戦となると、自分と相手の速度差しか無い事になる。よって近づく速度が遅いので、時間をかけることができる。新兵でも目標の捕捉、照準、発射ができるだけの余裕がある。
ただし一方的に有利になることはない。こちらがゆっくりと照準をつけられるという事は、被襲撃側の宇宙戦艦も十分照準をつける余裕があるという事だ。
もうちょっと数字を出して解説してみると、自分が時速一〇〇キロ、目標が時速九〇キロで動いている物とすると、お互いが向き合う反航戦ならば、合計速度である時速一九〇キロで戦闘しなければならなくなる。これが追いかける同航戦ならば、目標の時速九〇キロを時速一〇〇キロで追いかけることになるので、時速一〇キロで戦闘する事になるのだ。
そして宇宙空間での戦闘は、時速一〇〇キロ程度の遅い速度で行われることは無い。もっと速くて光の速さから計算した方が簡単な速度で行われるのだ。
もちろんベテラン揃いの本国艦隊ならば当たり前のように反航戦を挑むだろう。こちらの攻撃を当てるのが難しいが、向こうの反撃が当たる可能性も低いからだ。そうすればわずかでも生き残る可能性が高まるのだ。
「復命確認っ」
威勢よく通信士が声を上げた。どうやら新兵とはいえ、目標の捕捉という基本中の基本はできたようだ。
「水雷戦隊に下令。突撃開始。全艦出力最大、前進全速」
部下だけを敵に突撃させて後ろで見ている気は、高橋大佐には無かった。
予め標的が通過する予定航路を包囲していた四個の駆逐戦隊も、メインノズルから全力でプラズマを吐き出して、標的への突撃を開始した。それを追うように<キタノシゲオ>も全力加速を開始した。
「目標に向けてブラスター射撃開始」
まだ<キタノシゲオ>の主砲である八〇センチブラスターの有効射程まで距離はあるが、それでいいのである。水雷戦隊に所属する巡洋艦の役割は、麾下の駆逐艦が突撃しやすいように進撃路を確保する事だ。
敵に駆逐艦がいればこれを砲撃で黙らせ、また場合によっては宇宙戦艦の気を引く囮とならなければならないからだ。それで自身が宇宙戦艦の主砲の直撃を受けて撃沈されようとも、麾下の駆逐戦隊が襲撃を成功させれば、こちらは巡洋艦一隻を失う代わりに、相手は宇宙戦艦を一隻失うことになる。収支で言えばだいぶプラスと言える。戦争なのだから、そういった計算で動かなければならないのだ。
この役割をちゃんと理解していた高橋大佐は、相手に届いてもまともな破壊指数を示さない距離ながらもブラスターの発砲を命じた。
とはいっても本気で最大出力の射撃をしたら(宇宙戦艦の主砲とは比べ物にならない程の出力ではあるが)有効射程距離だと風船でしかない標的を蒸発させるだけの威力がある。襲撃訓練の度に標的を蒸発させていたら、グンマ宇宙軍の財政状況は真っ赤になってしまう。
よって<キタノシゲオ>は、主砲の八〇センチブラスターを照準つける時に、相手との距離を測るために使用する同軸レーザーを発振、これを主砲射撃に見立てて標的へ照射した。
レーザーが標的に命中すると、標的側のセンサーが着弾を計測し、データリンクへその射撃精度などのデータを送信、各艦に乗組んでいる審判官が射撃を分析し、演習後に評価をレポートにして提出する事になる。
駆逐艦も艦首に固定されたブラスターを射撃しながら突撃する。もちろん同じように、演習では同軸レーザーが発振照射され、同じように分析、評価される。
今回、標的側からの反撃は無いように設定されていたが、本来ならば標的側から自動防衛システムと同じ思考パターンで、ブラスターに見立てたレーザーが発振される。今回のような小規模な演習では、何回撃沈判定を喰らったのかで点数をつけられることになるし、また百隻ほどが参加する大規模演習だと撃沈判定を受けた艦は、それ以降は演習に参加できなかったりする。
戦闘用のレーダーホログラムの横に、オプチカルセンサーが超望遠で捉えた標的と、それを曳航する<メアリー・テラコッタ>が表示された。
双方とも光学迷彩を使用しているので、はっきりとした外見までは捉えることはできないが、縮尺の小さなプラモデルほどには見えることができた。
宇宙戦艦の露払いという設定の<メアリー・テラコッタ>が、チカチカと灯りを明滅させているように見えた。
突撃して来る駆逐戦隊に向けて<メアリー・テラコッタ>も自身の主砲…、六〇センチブラスターで迎撃しているつもりで同軸レーザーを発振照射しており、それが光学迷彩を見破るためのフィルターを通すことによって可視光線の光点と認識されているのだ。
高橋大佐は操艦を艦橋に任せて口出しをしていなかった。艦橋にいる航海長は、彼我の位置関係からグルリとバレルロールをかけつつ、標的の後方上側へと回り込もうとしていた。
航海長の判断はまったく正しい物と言えた。
まだ艦首固定ブラスターの有効射程距離前だというのに派手にブラスター(のつもりの同軸レーザー)を乱射しながら、四個の駆逐戦隊は標的に向かって突撃していた。
四個の内、一番教科書通りで見事とも言える機動をしているのは、第三一駆逐戦隊であった。四隻がそれぞれバラバラに蛇行するように動いているように見えて、それでいてお互いの死角を補うように軌道を絡めるような運動を続けていた。あれを航法コンピュータ無しで行っているのだったら、四隻の艦長もしくは航海長はそれなりの手練れという事になる。
逆に一番ダメなのは第一六駆逐戦隊であった。接近する速度を重視しているのか、ほぼ真っすぐに航行しており、<メアリー・テラコッタ>が行っているレーザーによる模擬迎撃を浴びてばかりいる。おかげで撃沈判定を何度も喰らっていた。
実戦ならば、すでに被弾して爆発しているどころか、あまりに集中したブラスターのプラズマで、竜骨すら残さずガスとなっているはずだ。
しかも他の駆逐戦隊と同調して襲撃しなければならないのに、直線的な軌道で接近しているため、時間にして数分だが他の駆逐戦隊よりも先行していた。
(もしかして一番槍を取った方が偉いとでも思っているの?)
あまりに不可思議な第一六駆逐戦隊の行動に、高橋大佐は会議室で顔を覚えた同戦隊司令の岡田大佐の顔を思い出していた。
前回の演習でも独りよがり気味の言動や行動が見られた彼である。そういう意味のないことに拘っている可能性は十分にあった。
彼女が指揮する<キタノシゲオ>が標的の上側に回り込んだのも、そちらからの襲撃が第一六駆逐戦隊の担当だったからである。他の駆逐戦隊よりも防御射撃で狙われているので、カバーとしてそちらへ回り込まなければならなかった。
突撃して来る駆逐艦と重巡洋艦を捉えて<メアリー・テラコッタ>の射撃システムは火力を分散させた。途端に<キタノシゲオ>への被弾が多くなったとデータリンクが示したが、成績が悪くなるからと放り出すわけにもいかなかった。
「第一六に、もっと他の駆逐戦隊と足並みを揃えろと言え」
すでに演習とはいえ戦闘中であるから、高橋大佐は断定的に命令した。周囲の状況を示すレーダーホログラムを見て自身も判断していたのか、通信士の反応は早い物だった。
一本の棒のように並んで突撃していた第一六駆逐戦隊の軌道が、外側へと膨らんだ。一瞬だけ逃げ出したように見えたが、次の軌道へ変移するための予備動作という事が分かった。
「そろそろ最終段階です」
船務長が他の駆逐戦隊が占位する座標をチェックして言った。高加速で進む標的の上下左右それぞれに駆逐戦隊が追いついていた。その中で第一六駆逐戦隊だけが余裕をもって最後の突入に移ろうとしていた。
と、軌道を膨らませていた第一六駆逐戦隊の軌道が予想もつかない円軌道へと推移した。
一個駆逐戦隊だけで突撃しても迎撃される事は、駆逐艦乗りたちを育てる教官たちの口が酸っぱくなるほど繰り返す話だ。
ここまで直線的に突撃してきて、先ほどの高橋大佐の忠告で我に返り、他の駆逐戦隊と足並みを揃えようとしたのだろう。だが、ただ同じ座標に留まっていたら相手の防御射撃を受けてしまうので、岡田大佐は一計を案じたようだ。
最終突撃の前だというのに、第一六駆逐戦隊はクルリと見事な編隊宙返りをしてみせた。実戦でこれがやれたら、相当な度胸持ちだと称賛されるだろう。
だが、これでやっと他の駆逐戦隊と足並みが揃った。
「よし! ト連送打電!」
高橋大佐が腹から声を出した。それを受けて通信士がマイクに向かって「突撃! 突撃!」と何度も叫んだ。
レーダーホログラムの中に浮かぶ青い点たちが、急に針路を変えた。標的に対して七〇度以上という急角度で接近を開始する。この角度が急であればあるほど、高速で角運動量が増すので、相手の近接防御が当たりにくくなるのだ。
また一部の近接防御型の護衛艦を除くと、宇宙戦艦などの主砲は仰俯角が大きく取れないため反撃も最小限となるからだ。
なにせ宇宙空間である。惑星上ならば上へ四五度の角度をつけて物を発射すると一番遠くまで飛ぶことが知られているが、無重力の宇宙空間ではそんな小細工をせずとも真っすぐ狙えばどこまでも弾は飛んでいくのだ。よって主砲に大きな俯仰角を取らせる必要が無いのだ。
仰俯角を持たせるための装備に使う質量があるなら、その分を装甲や動力に回した方が得なのだ。もし仰俯角が必要ならば、艦全体を斜めにすればいいだけのことだ。
そして、この宇宙戦艦の特徴が、こういった襲撃の時に一方向から攻めないという常識となった。もし同じ方向からの襲撃ならば、被襲撃側の宇宙戦艦は、艦体を傾けて主砲による迎撃が可能となるからだ。
最低でも九〇度違った方向から襲撃すれば、たとえ片方が主砲の一斉射撃で全滅しても、もう片方が攻撃を成功させられることになる。
(もちろん、もたもたしていたら姿勢変更が間に合って迎撃される事になる)
今回は四個の駆逐戦隊を持っていた高橋大佐は、上下左右からの襲撃を命じていた。横方向への射線が最大となる宇宙戦艦相手に、左右から襲撃をする駆逐戦隊は全滅覚悟であるが、上下方向の二個駆逐戦隊の襲撃(ミサイルで数えれば四隻で構成される駆逐戦隊が二個なので、抱える対宇宙戦艦ミサイルの数は三二発になる)が成功すれば、どのような最新型宇宙戦艦でも撃沈は確実だからだ。
それだけではない。急角度で標的へ突撃した一六隻の駆逐艦は、ミサイル発射後に護衛艦役の<メアリー・テラコッタ>へ、ブラスター(のつもりの同軸レーザー)を浴びせてから離脱する事になっていた。これは護衛艦である<メアリー・テラコッタ>から想定される追撃を防ぐ意味があった。
夏の夕涼みに公園へ出かけた時に蚊柱に纏わりつかれたように、青い点がレーダーホログラムの中で赤い点へバラバラに接近した。
それぞれが標的へミサイルを発射し、ブラスター(のつもりの同軸レーザー)を浴びせ、針路を変更していった。さらに護衛艦である<メアリー・テラコッタ>へ、ブラスター(のつもりの同軸レーザー)を浴びせつつ、対宇宙戦艦ミサイルの被害半径ギリギリを掠めて離脱するはずであった。
そして事故が起きた。
解説の続き
半年後となる:惑星<カゴハラ>の公転周期は地球とほぼ同じと設定した
クロソイド曲線:そのまま延長していっても円にならない曲線。高速道路のカーブなどに採用されている
太陽風観測船:後の顛末を考えると、どこかの情報収集船の擬装かもと疑いたくなる
竜骨:船舶の背骨にあたる骨組みのこと。もちろん船の最深部にある。改装などで姿形が変わっても、ここを弄ることはまずないだろう。戦闘用の宇宙船にも存在すると設定した。そうでないと激しい運動に船体が耐えられないと思ったからだ。航空機のようにモノコックの可能性もあるけどね
ト連送:まだモールス信号だけで艦船が通信をしていたときに旧海軍が制定した符牒から。モールス信号の「ト」を連打したら突撃の合図である
主砲の府仰角:まったく取れないのも変だが、宇宙戦艦ヤマトみたいに大仰角も変だと思ったから。といってもヤマトはショックカノンと実体弾の切り替え式だから、重力下では仰角をかける必要があるのだが




