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宇宙海賊やろう!  作者: 池田 和美
17/51

宇宙海賊やろう! じゅうなな

 さて健康診断ですよ



 通路を戻って赤い菱形が掲げられた扉をノックする。

「どうぞ、開いてるよ」

 のんびりとしたサドの声がした。二人して入ると、何か作業をしていたのか、隣の部屋から診察室にサドが戻ってくるところだった。

「お、来たね」

「はい」

 丸椅子に座って、荷物を足元に置く。だが立ったままのサドが手招きをするので、席を立って彼女の傍まで移動した。

「まず身長体重といこうか」

「うっ」

 咄嗟にダンゾーを振り返った。サドはフレッドの反応に笑い出した。持っていた医療用の端末を抱え込むようにしてまで笑っていた。

「ダンゾーくん。もちろん乙女の体重は守秘義務に含まれるからな」

「…」

 ダンゾーはつまらなそうに頷いた。

「じゃあ下着だけになって。身長から行く? それとも体重?」

「た、体重で」

 戦闘服と、下に着ていたトレーナーを備え付けの籠へ脱ぐと、靴を脱いだその足で体重計に「えい」と乗った。

「う~ん。やっぱり痩せすぎじゃないかな。もうちょっとご飯を食べましょう」

 記録を取りながらサドがアドバイスのようなことを言ってきた。

「身長は…。地上人の平均か。つぎはお楽しみのスリーサイズだね」

「あの。それは必要ですか?」

「必要に決まっているじゃないか」

 とても真面目な顔になったサドが言い返す。

「乙女のバスト、ウエスト、そしてヒップ。これを測らずに何が健康診断かね?」

「ええと、バストは分かるんですが…」

 肺活量などは学校で測ることもあったので納得できるが、ウエストとヒップのサイズの意味が分からなかった。

「君は知らないのかい?」

 真面目な顔のままでサドは言った。

「銀河保健機構が先進国に対してメタボリック症候群注意報を出していてね。各保健機関は体重と胴回りから肥満係数を導き出して、被検査者の食生活を指導しなければ…」

「サド先生の趣味だ」

 長々と喋っていたサドの言葉を遮るようにダンゾーが口を挟んだ。

「は?」

 慌てて振り返ったフレッドに教えてくれる。

「女の子のサイズを測るのがサド先生の趣味なんだ」

「もう。ばらすの早すぎだよ、ダンゾーくん」

「えー」

 ドン引きしているフレッドに、ダンゾーは言った。

「まあ、この通り変態医師なんだが腕は確かだ。その、先生のささやかな趣味ってヤツに付き合ってやってくれ。お願いする」

「えー」

 いちおう現在の上司に当たる人物にお願いまでされてしまった。サドに振り返ると「恐くない恐くないよ~」と言いつつ指をワキワキ動かしており、とても普通の状態に見えなかった。

 これが同じ年頃の男だったら完全に痴漢である。ただ着ている草臥れた背広といい、白衣といい、それに近い見た目はしていた。

「は、測るだけですよね?」

 売店での仕打ちを思い出すフレッド。

「そりゃ、ちょっとは触るさ。そうじゃないと測れないからね」

 白衣の下に着た背広のポケットからメジャーを取り出してサドは言った。どうやらもっともアナログな方法で測るようだ。高級ブティックなどには立っているだけで全身をスキャンして客のサイズにあわせて縫製する方法があるらしいが、そういう最新のスキャナーとかはここに無いようだ。

「絶対、秘密ですよね」

「当たり前じゃないか」

 サドは真面目な顔を取り戻して言った。

「個人的にみんなのサイズを肴に酒を飲むだけだ」

 真正の変態であった。

「ええと、隊長も測られたんですよね?」

「…。まあな」

「こうやって測られたんですよね?」

 何度も繰り返される確認に、とうとうダンゾーもクスリと笑った。

「まあ、ほら。君も先生に一度は助けられた身なんだから、恩返しとでも思え」

 諦めろとばかりにダンゾーが言った。

「いいですけど、あまりスタイルよくないですよ」

 フレッドは一目で分かることを言ってから受け入れることにした。なにせ下着姿の今ですら女性的なでっぱりやひっこみの確認が難しいときていた。

「ふむ。トップが…。アンダーが…。ウエストに、ヒップ…」

 手際よく体に回されたメジャーが上から下へと下りていった。

「やっぱり痩せすぎだよ、君は。もうちょっとお肉をつけないとダメ」

 測った数値を素早く端末に入力したサドは、少し怒ったように言った。

「よし。では裸ついでに心電図といこうか。そこへ横になって」

 診察用のベッドを示された。センサー類がついた台車を引き寄せて、横になったフレッドの両手首と両足首に大きなクリップのようなセンサーを手際よく挟んでいく。最後に左胸のブラよりは下の辺りへ、ひんやりするパット形のセンサーを貼り付けた。

「まあ、リラックスしたまえ。変な波は出ていないかな?」

 下着姿で横にさせられ、最初は不安感しか覚えなかったが、しだいに落ち着いて来た。

「お、いい波が出てきた。緊張していたんだね。よしよし。う~ん。やっぱり若さなのかねぇ、活きのいい心臓だねぇ、うらやましいねぇ」

 医療用端末に数種類のデータを取り込んでから、クリップを外してくれた。

「そのままそのまま」

 起き上がろうとすると、今度は血圧計を乗せた台車を引き寄せていた。

 横になったまま左腕に血圧計を巻かれて加圧される。そこで初めてサドは医師らしく聴診器を取り出した。加圧された血管に当てて音を聞く。しばらく時間がかかって、二度目にまともな数値が出たようだ。

「よしよし、血圧も正常。もう服を着てもいいぞ」

 血圧計を乗せた小さな台車と、別の台車を交換しながらサドが許可を出した。籠のところへ戻って服を身に着け始めると、ダンゾーが売店で買った荷物の中から靴下を出してくれた。

「靴擦れ防止」

 どうやら覚えていてくれたようである。厚い生地の靴下に履き替えてから戦闘靴へ足を入れると、だいぶ履き心地がましになった。

「はい。つぎは肺活量。三回測って平均を出すから頑張れ」

 珍しい器械でも何でもなく、それどころか以前学校で測定した時と同じメーカーの計測器であった。もしかしたらこんな製品を作る会社の数が少ないのかもしれないと思った。

 診察室の椅子に座らされて、ホースから計測器へフーッと息を吹き込んだ。

「う~ん。これも平均だねえ」

「やっぱり肺活量は大きい方がいいんですか?」

「ん? そうだねえ」

 フレッドの質問にちょっとだけ考えたサドは簡単に答えた。

「平均的な量で十分じゃないかな。色々な場面に出くわすことがあると思うが、それをサポートする機械だって色々あるから」

 次に引き寄せた台車には大きなヘッドホンが乗せられていた。

「聴力検査ね。音がしたらこっちのボタンを押すんだよ」

 聴力も異常なしとされ、その次に渡されたのは遮眼子と呼ばれるシャモジみたいなアレであった。

「はい、座ったままでいいから。まずは右からいこうか。これはドッチ向きかな」

 壁に大きな視力検査表が投影されて、棒で差し示された。

 大きなランドルト環から始まって、次第に下へと向かっていく。右目も左目も、そして両目でも、やはりちょっと近視ぎみのようだ。

「う~ん。君の場合、書類作業なんかは眼鏡などを考えた方がいいレベルだねえ。まあ、若いうちはいいけど、そのうち必要になるから考えておいて」

「やっぱり視力矯正とかは…」

「そうだねえ」

 じーっとサドはハチミツ色をしたフレッドの瞳を覗き込むように見た。

「手術とかあるけど、君の場合は根本的に構造が人間と違うからねえ。エルフとも違うし。やるんだったら眼球ごと取り換えるサイボーグ化手術になるのかねえ」

「サイボーグ!」

 びっくりして座ったまま飛び上がってしまった。

「それだけ君の目は特別ってことさね。もしサイボーグ化するなら、眼球は標本にさせておくれ。おそらく銀河で唯一の目ん玉だろうから」

「いえいえ」

 慌てて首を横に振った。

「サイボーグ化するぐらいなら、この目を大事に使います」

「おや? サイボーグは嫌いかな?」

 後ろに立つダンゾーへチラッと視線をやってからサドは訊いた。

「嫌いじゃないです。ただ、お金がかかるのは嫌で…」

 フレッドのセリフの途中でサドがまた大笑いを始めた。

「金銭感覚がしっかりした娘じゃないか。なあ、ダンゾーくん」

「…」

 話しを振られてもダンゾーは声を上げなかった。

「お嫁に貰ったらどう?」

「いちおう同性婚などあることは知っている。が、遠慮しておく」

 サドがからかっていることを百も承知で、ダンゾーは真面目に拒否する発言をした。

「宇宙ではね、フレッド」

 表情から笑いを消したサドは、教えを諭すような物言いになった。

「色々な酷い事故に遭ったりして、体を機械に置き換える人はそれなりの数が居る。惑星の上で暮らす者の中には、そういった機械の体を馬鹿にしたり差別したりする者も結構いるから、気を付けるんだよ」

「差別?」

 ほとんど初耳の情報にキョトンとしていると、サドは説明が足りなかったとばかりにつけ加えた。

「人間っていうのは、自分が理解できない事を拒否する傾向があるんだ。本人だって好きで機械の体になったわけでもないのに、理解が出来ないからっていう理由だけで拒絶したりする。他のエルフ…、シンダル系宇宙人を始めとする地球系地上人じゃない種族に対してもそう。君の場合もそう。おそらくハーフエルフという種族は、全銀河で君だけだ。これから君はシンダル系宇宙人だけのコロニーへ行っても、地球系地上人の都市へ行っても、余所者扱いされるだろう。だけど自分が差別や何やらされたからって、他人を蔑んではいけないよ。卑屈になる必要も無い。胸を張って堂々と生きていくんだ」

「まるで…」

 フレッドは素直に感想を言った。

「まるで先生みたいな事をおっしゃるんですね」

「おや、そうかい? いちおう私は先生とみんなから呼ばれている身だからかねえ」

 クスクスとまた笑い出したサドは、医療用の端末を抱え直すと、なにやらタッチペンで書き始めた。

「さてと、これで健康診断に残された項目は、血液検査と、問診ぐらいなものか。とはいっても血液検査は昨日の治療の時にさせてもらったよ。そうじゃないとメディカル・バスのナノマシンを操作できなかったからね。何か問題があったかな?」

「必要だったんですよね。では問題はないです」

「いちおうデータはあるから、君が大量出血しても、うちの器械で人工血液を調合できるから安心なさい」

 大量出血する予定など無いのに安心しろと言われて、かえって不安を覚えるのだった。

「まあ、あとは問診なんだが」

 サッサッと医療用端末を操作したサドは、明らかにやる気の無さそうな声を出した。

「既往症やら何らかの自覚症状、薬物やアルコールの中毒。過去の健康を害するような業務暦って言ってもねえ。高校生じゃ隠れてタバコ吸ってたぐらいかい?」

「いえ、そういう物も吸った経験はありませんが」

 なにせ薬物で道を踏み外そうにも、食べる物に困る程の困窮具合だったのである。薬物を買う金すら無かった。またカタに嵌められて薬物漬けになっていたら、そもそもこんな所に座ってはいないだろう。

「あ! そうだ」

突然大声を上げたサドは、画面を切り替えた医療用端末の画面をフレッドに見せるように引っ繰り返した。

「薬物で思い出した。君の体に入っているファーマシスト・ナノマシンなんだが、ベーシックタイプの物だけだね?」

 どうやら画面に表示されているのは、そのファーマシスト・ナノマシンの模式図の様である。

「はあ。ええと、ワクチンのことですよね? そのふぁーまーなんとかって」

 医療の専門家でないので名前がうろ覚えであった。

「そうそう。本当はワクチンと言うのは予防薬の事を言うのであって、治療薬の事では無いのだがね。巷ではそう呼ぶらしいね」

「はい。母からはタダで受けられるワクチンしか接種して無いと言われてました」

「うん、そうだろうそうだろう」

 自分の検査結果に間違いが無かった事が嬉しかったのか、サドは何度も頷いた。

「で、物は相談なんだが、追加接種を受ける気は無いかな?」

「追加接種ですか?」

「ああ。ほら、ただでさえ宇宙船というヤツは、こっちの星からあっちの星へと行くだろ? すると必要な物資を運んだりもするが、ついでに病原体も運んでしまったりする。だから、その乗組員にはファーマシスト・ナノマシンの追加接種が勧められているんだ。もし悪い伝染病に罹った乗組員が、自覚症状のないままに別の惑星に上陸したら大変だろう? もちろん強制ではない。でも、自分が病原体の媒介者になりたくはないだろ?」

「そ、そうですね」

 話しは理解する事はできた。だがフレッドには不安になる要素があった。

「でも、お高いのでは?」

「私が<メアリー・テラコッタ>の乗組員に勧めているのは、三生製薬の<スーパーノヴァ・サード・ブースター>というファーマシスト・ナノマシンなんだ。市井の診療所で接種しようとすると、こう」

 チーンと鐘の音が効果音として鳴ったと思ったら、大人でもちょっと怯むだろう金額が表示された。もちろんフレッドは怯むどころか仰け反った。

「ムリムリ」

 慌てて両手を振って拒否した。売店のレジカウンターで表示された口座の残金と、これから貰えるかもしれない<メアリー・テラコッタ>の給料を合わせても足りない数字である。

「安心したまえ。星間伝染病を予防する処置だから、もちろん銀河船員協会から補助金が出る」

 サッとスワイプすると、事務所で見たような書式が現れた。

「さらに、君はもう<メアリー・テラコッタ>の乗組員だから、医療費は一割負担だし、三〇〇クレジットを超える金額は、全額を銀河船員保健が負担する事になっている。レディ・ユミルから、そういう話は聞いていないかい」

「あ」

 そういえば契約書やら誓約書などにサインを入れた時にそういったことを言われた気がした。

「だから、この額では無くて…」

 スワイプして補助金が出た金額になり、常識的な金額まで下がった。

「この一割が君の負担だ。後は診療費などが本当は加算されるが、乗組員になるための健康診断のついでということならば、それも船持ちになる」

「じゃあ」

 真剣にサドが提示した金額を覗き込むように見る。一割ならば払える金額にはなっていた。

「これを接種すると、宇宙酔いなんかも予防してくれるぞ」

「宇宙酔い?」

 また初めて聞く単語にキョトンとしていると、サドは自分のコメカミを指差した。

「人工重力が効いている所は問題が無いが、無重力に人体が置かれると、重力がある調子のままで心臓が脳へ血液を送ってしまうんだ。すると頭蓋内圧が亢進(こうしん)し、頭痛から始まって、耳鳴りや嘔吐、酷い時などは脳浮腫(のうふしゅ)などを発症するんだ。もちろん、そうなったら死亡する可能性もある」

「ええっ」

「宇宙っていうのは、まったく生きていくには厳しい世界なのさ。だけど<スーパーノヴァ・サード・ブースター>には脳血管に負担をかけないように血圧を部分ごとに調整する機能がある。わかりやすく言えば、脳への血管に集まって通せんぼをしてくれて、余分な血流が流れないようにしてくれるんだ」

「そこまでしてくれるんですか」

 むしろ医学の進歩に感心する声が出た。

「もちろん脳内血管を広げる数種類の薬物も生成してくれるし、副作用も無い…、と言いたいが数例だけ脳の血管を詰まらせて脳梗塞手前になった事例が報告されている」

「ええ~」

 副作用は無いと言い切ってもらいたかったフレッドが非難する声を漏らした。だが医学に対して知識が浅い彼女に対してだって、ちゃんと説明をするサドの誠実さは伝わっていた。

「ちなみに、隊長も接種しているんですか?」

「…」

「ダンゾーくんは、もっと凄いのが入れてある」

 何か言おうとして口を開いたダンゾーの代わりにサドが答えた。

「もっとすごいの?」

 想像がつかなくてフレッドは首を傾げた。

「生半可な毒や自白剤なんかを無効化する凄い奴だ。なんだったら一本、試しに彼女へこのテトロドキシンでも打ってみるかい?」

「ぶるぶる」

 サドが透明な液体が入った注射器を見せて来たので、慌てて首を横に振った。フレッドの口の中に空気が入ってほっぺたから変な音が出た。

「私の事はいい。君はどうするんだ?」

 腕組みをして壁に寄りかかっていたダンゾーが、ちょっと厳しい声で訊ねた。

「他の乗組員さんたちも打っているんですよね?」

「ああ、そうさ。ダンゾーくんと同じ奴か、コレか。全員が打っている」

「じゃあ、お願いします」

「お」

 意外そうな顔をしたサドは、ダンゾーと顔を見合わせた。

「私が考えていたよりも一分以上決断が早かったぞ」

「だって船を下ろされても、ワクチンは無くならないんでしょ?」

 小学校の時など、クラスで一人だけ風邪をひいて休んだことがあった。あの惨めさは、もう味わいたくなかった。

 他の児童がどんなワクチンを接種していたかは知らないが、すくなくとも風邪を予防するか、適正に治療する銘柄を接種していたことに間違いない。それに比べて自分は貧しさからベーシックなワクチンしか打っていなかった。

「まあ、不払い分返せなんて言っても、もう相手の体内だからなあ。不払い分を体重に換算して、その重さだけ血液を抜くとか?」

 悪趣味な事を口にしてサドは大声を上げて笑ってみせた。

「ベニスの商人ですか? あ、逆だ」

「お? 頭がいいねえ君は。こんな高尚で小洒落たトークが分からない脳筋(バブルヘッド)しかウチには乗っていなくてねえ」

 サドは医療用端末を机に置くと、点滴の準備を始めた。

「またそこに横になりなさい。これがそのファーマシスト・ナノマシンだ」

 小さな小瓶に入った透明な液体を見せてくれた。

「これを点滴でゆっくりと投薬する。急ぐと尿と一緒に排出されて無駄になってしまうから、一時間ほどかかるかな」

 許可をフレッドではなくダンゾーに取るように振り向いた。ダンゾーは端末を取り出して時刻を確認した。

「昼飯には間に合うな」

「では、チクゥとするが、我慢だ」

 左腕に太い針が差し込まれ、生理食塩水の入ったパックと繋がれた。それから注射器を用意したサドは、小瓶から液体を吸いだすと、生理食塩水のパックへと注射して溶液を混ぜ込んだ。

「まあ、昼寝でもして気長にね」




 解説の続き


高級ブティックには…スキャンして…縫製:すでに現代で、そういうハイテクなお店があるらしい

血圧:心電図の取り方が未来的なのに、血圧はなんだかローテク。まあ確実な方法をサドが選択しているとしよう

ランドルト環:日本で採用されている視力検査方。外国だと「E」の向きのようだ

高校生じゃ隠れてタバコ:これだけ喫煙が迫害されているのだから、未来では喫煙という文化は失われているんだろうなあ。まあ、ココではサドの小粋な会話としておこう

自分が病原体の媒介者:最近世界的に流行した疫病のせいで他人事ではなくなりましたね、スペースオペラの中での事だと思っていましたけど

宇宙酔い:サドが並べている症状は本物である。まこと宇宙空間は生存に適さない場所なのである

ベニスの商人:有名な戯曲ですね。あっちは血の一滴も流してはいけないがオチでした

「では、チクゥとするが、我慢だ」:またサドの悪いところが出ているセリフ。あ、さっき毒だと見せた注射器を間違えたフリをして注射しようとするシーンがあってもよかったか

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