表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/82

〜エメリアの実力〜


エメリアは今、街の門の外で魔物の大群が迫ってくるのを見ているところだった。

もちろん彼女一人である。


見た感じ種類的にさまざまな魔物がいる。それぞれが勝手な行動をしていたらこんなにスピードが合っているはずがない。足の速い魔物も、遅い魔物に合わせているのだ。

間違いなくこれは組織化されている動きだ。「彼ら」の計画的な動きとも言える。

誰が群れのボスなのか。なんて無駄な考えを捨てて目の前の敵軍を見た。やることは変わらない、自分がこの門を守り、逃げ遅れる人間を減らす。


そのために、敵を殲滅する。



『心魂来臨、風王逆巻けーー風妖女王(エメラルドクイーン)



どこからか優しく風が現れる。以前は顕現と同時に現れていたはずの竜巻は見当たらない。彼女は自分の『心魂』の力を余すことなく全て自分に身に纏っているのである。それは緑色の透明な鎧を象っている。そして以前と違う点がもう一つ。


風王剣(エスパーダ・デ・レイ)


彼女が手にもつ風でできた剣。鍔は金色に輝き、剣自体はエメラルドグリーンでかなり細身で出来ている。

そしてその剣が現れてからキィンという高い音が断続的に聞こえている。その剣が振動しているのだ。彼女はこの剣を生み出すことで今までとは段違いな攻撃力を。そして『心魂』から溢れ出る風を余すことなく全て自分の制御下に置くことで自らのスピードと膂力に変えることが可能になったのだ。

その神々しい剣が彼女の今の力を現していた。


「さあ、いくわよっ!この門は通さないわっ!」


彼女は剣を前突き出し、迷うことなく魔物の群れに突進をした。流星の様にガガガガガという音とともに魔物の群れを掻き分けながら進む。彼女に触れたものから体を吹き飛ばされていく。

そうして彼女は魔物の群れを突き抜けた。

それだけでどれぐらいの数の魔物が死んで行っただろうか。


「まだ終わらないわよ!」


彼女はその突進で分断した魔物の群れを()()()()

彼女の背中からは妖精の様な透明な翼が生えている。


翼の雨(アラスジュビア)


それは彼女の父がグレンとの戦いで見せた、空からの制圧。

翼から放たれる風弾が広範囲に渡って魔物を吹き飛ばしていく。そして群れの上を飛び、また門の前に着地した。


彼女の攻撃で魔物の群れはもうバラバラ。もう隊列などもなく数も半数以下になっている。あとは個別に排除していくのみ。ここの門は持ち堪えられるだろう。

他の場所はどうなったか、ユーリたちは。


できるだけ早く片付け、合流を誓うエメリアであった。



また明日更新します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ