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〜龍達の歴史、悪魔とは〜


彼女たち2人を担いで、急いで宿へ戻ってきた俺は彼女たちをベッドに寝かせた。


ユーリは光障壁で軽減できたこともあり、軽めの火傷。回復薬も使って、問題はないだろう。


問題はエメリア。回復薬を使って、貫かれた表面的な傷は塞がったが、臓器が傷ついていたらまずい。

呼吸も安定しているし、心配はないと思いたい。

ユーリが目覚めたら念の為、心魂の力を使ってもらおうと思う。



問題は俺の敵がなんなのか。

俺は今まで軽く考えてしまっていた。まずは自分の周りを守れるように、などと悠長に考えていたが、

今日の結果を見たらそれがうまくいかなかったのは明白。


「悪魔」


あんなに強いとは思わなかった。

魔物を統べる者たち。

1体現れれば一国滅ぶと伝承されるほどの化け物。


悪魔には人間と同じレベルの知恵があり、魔物から見て上位の存在であるらしい。


そもそも悪魔なんて伝承だと思っていたからな。

俺も昔、いい子にしてないと悪魔が・・・なんて聞かされた覚えがある。

それが自分の敵であるとは考えたくないな。


しかもあの悪魔は命令を受けてきた、と言っていた。

つまりあいつを含めて最低でも悪魔は2人はいる。



俺は詳しい情報を聞くために自分の中に()()()




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




そこで初めて、自分以外のモノと会う事ができた。


溶炎龍(グラディウス)だ。

彼は話し始めた。



『我らは長きに渡り、世界のバランスを保ちながら、悪魔の発生を阻止、または殲滅してきた。・・・黒龍王みたいなバカな例外を除いて、ではあるが。

それが世界の平和を望んだ我らが創り手の願いだったからだ。



まずは間違いないと言えることから一つ教える。


お主の敵とは『悪魔』、『悪魔公』そしてひいては、『悪魔王』。


悪魔はそれぞれ多大な戦闘力を宿している。


悪魔は下級から上級まで。

悪魔公も下級から上級まで。

さらにその上に君臨するのが悪魔王、となる。


ちなみにお主が今日戦ったのが、中級悪魔。

7段階で数えるとすれば下から2番目だ。


悪魔は人間を殺すために生まれてくる。

正確にいうと、魔物が人間に殺されることで、悪魔が生まれるだけの魔力と恨みが世界に溢れる。

そこから悪魔は生まれる。

だから悪魔は生まれながらにして人間への恨みを内包しているのだ。


悪魔公も同じ生まれ方をする。

だが生まれるのに使われるのは、人間の恨みである。


人間の魔物への恨み。

人間による人間への恨み。


魔物のモノより強いそれらを使って生まれるため、強く生まれてくる。



それに対抗し、人間を守るために創られたのが我ら『龍王』だ。


人間世界で争いが起きないよう、できるだけ世界のバランスを保ちながら、

悪魔や悪魔公が生まれたらその都度潰してきたのだ。



そして次に、お前は3体の龍を取り込んだことで新しい眼が発現したはずだ。


その眼の名は『龍紋眼』


相手の肉体的な動き、魔力的な動きを分析することができる。

簡単に言うと、相手が何かしようとした時に少し先に反応できる。

見ている相手の若干の未来が見えると言い換えてもいい。


そして視野も広がり、周囲の感知能力も上がる。

さらに速いものを捉えるとこができることで、

ハイスピードの戦いに対応できるようになるということだ。


それはいい眼だが、使っていると多量の魔力を消費する。気をつけろ。

しかしその眼は心魂来臨をしていなくても、使用できる。お主の魔力で発動するからな。

これから役に立つはずだ。



これからは我の力も使えば良い。

もう少しその目に慣れてきたら次の段階の力の使い方を教えてやろう。


ちなみに我以外のバカ龍2体とは、久々の再会を喜んで、お主の中で戦っておるぞ。


とりあえずはそんなところだ。


また何かあれば聞きにくるが良い』



俺はわかった、と返事をして(なか)から戻ってきた。



戻ってくると、ベットから上半身を起こした2人がいた。



俺は嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちが色々混じり合って、泣いてしまった。



こんにちは。

今日1話目です。


また夜投稿できると思います。

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