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心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
43/82

〜プレゼント〜


俺たちは国雇冒険騎士として働きながら、ここでの生活に慣れていった。

この国にも普段の生活にもなんの不便もない。それどころか快適である。

仕事で『心魂』を使うことも問題ないし、カルバンシア帝国と繋がっている国でもないため追っ手の心配も無い。

そうした開放的な環境に身を置いて初めて、追っ手が来るかもしれない生活に精神的に追い込まれていたことに気づいた。


今の環境は俺が求めていた素晴らしいものだ。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




やがて時は経ち、俺とエメリアは15歳になった。

この世界における成人である。

ユーリも14歳になり、あと1年で成人だ。


俺は今までの感謝と成人祝いも兼ねて、2人に贈り物をすることにした。


そんなわけで商業通りを歩いている。2人への贈り物探しだ。俺に自分で何かを作るようなセンスはないしな。

そうして歩いていると、装飾品の店を見つけた。

『バブルスの装飾品店』と言う名前であった。



その中に入ってみると、人あたりの良さそうな人に声をかけられた。


「いらっしゃいませ、店主のバブルスと申します。どんなものが御入用で?」

「女の子にプレゼントを贈りたいんだ。一人は成人祝い、一人は誕生日祝いで」

「左様でございますか。失礼ですが、そのお二人とはどう言う関係で?」


・・・・・・・・・


一瞬の逡巡の後、答えを出した。


「2人とも大切な仲間だ」

「・・・私の目にはそのように想っているようには映りませんが、仲間以上の関係なのでは?」


・・・・・・・・・


そう言われてしまうと、そうだよな。


「そうですね、一人は好きな女性、もう一人は守らなければならない妹のような女性です」

「左様ですか、よほど大切にされているのが伺えますね。

贈る相手の特徴を教えてもらえますか?」


彼女らの外見、性格、戦うスタイルなどを話した。



そうした後、彼は最高なものを持ってきてくれた。

エメリアには『エメラルドリング』

ユーリには『ブルーサファイアペンダント』


彼女たちの髪色に合わせた色を用いた装飾品だ。

素晴らしい目利きだな。絶対に似合うだろう。これにしよう。

・・・気に入ってくれるといいが。


そして彼が出してきた装飾品がもう一つ。黒の『ブラックオニキスリング』

これはデザインがエメリアのものと同じで色違いだ。

お好きな方と一緒にどうでしょう?とのことだ。即買ってしまった。


俺は帰り道、なんだか妙に緊張していた。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺は家に帰り、3人で食事を取った後、渡したいものがあるので2人には部屋に来て欲しい、と伝えた。


その2人を待っている状態だ。


緊張してきた。


コンコンッとノックされ、どうぞ、と言うと2人が揃って入ってくる。



・・・2人ともなんとなくいつもよりセクシーな寝衣を着ている気がするな。

目のやり場に困る。



「二人に渡したいものがあるんだ、いつもの感謝と誕生日祝いも兼ねて。

受け取って欲しい。」


そう言って今日買ってきたプレゼントを渡した。


「「うわあぁー・・・!!」」


2人の声が重なる。喜んでくれるているか?


寝衣を見ない様にしていた俺は、恐る恐る彼女たちをみると、なぜか2人共が泣き出していた。


「ど、どうしたんだ?」


「私たち2人ともグレンが好きなのに、一緒に暮らしていてもグレンが何もしてこないから、最近は心配になってしまってまして・・・」

「僕には興味ないのはわかるけど、エメリアさんに手も出さないのはおかしいなとは思っていたなのです!!

もしかして不能なのかと・・・」


・・・おい、ユーリ失礼だろ。


まあここまできたら俺も正直に話そう。


「俺は2人とも好きだし大切に思っているよ。

エメリアは家を出てまで俺と一緒に来てくれたし、

ユーリも出会ってから俺たちの手伝いをし続けてくれた。


本当にありがとう。これから2人とも幸せにできるように努力するよ。」



「「!!」」


・・・・・・・・・・・・・・・・


「今日は3人で一緒に寝ましょう!」

「とてもいい考えなのです!!」



「・・・なんでそうなるんだ!」



結局、その日俺たちは俺の部屋で、川の字になって寝たのだった。



ここで区切りです。

1章終了です。

次話から2章開始します。

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