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心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
39/82

〜目的の地〜


「んで、どうやって俺の中に入るんだ?」


『無理やり入る』


「・・・え?」


そんなこと言われても俺はどうしたらいいの?


『何もしなくていい、立ってろ』


「・・・・・・え?」



急に眼前にいた白狐龍の姿が眩い光を放ち、次にブレる。

そして、どんどん存在自体が希薄になっているようにみえる。


『では(からだ)を借りるぞグレン。


・・・レインよ、我が子と共に国を繁栄させよ。

20年ばかりの付き合いではあったが楽しかったぞ。


さらばだ』



光が収束し、俺の中に入り込んでくる。

眩いほどの光はやがて薄まっていき、そして


ドクンッと魂が震えた。

同時に急にやれることが倍増したような優越感が包み込む。

力がみなぎっている。

何ができるのか色々と試す必要がありそうだ。

話を聞く限り、この世界を襲う()()と戦う必要があるらしい。

少しずつ力を蓄えていこう。



そう思っていると、レイン姫とその一軍が俺に向かって平伏していた。


「龍を統べるものよ、我々の国に居を構えてはいただけませんでしょうか?

必ずや貴方様の国のようなことにはならないことを約束します」


話の内容はともかく、国のお姫様に頭を下げられたまま話されるのはむず痒い。


「頭を上げてください。

俺自体は大した人間じゃありませんから、普通にしてもらえると助かります。


それから居を構える、という提案ですが、受けたいと思います。

元々俺たちが山を越えようと思ったのも、こっちの国に移住しようと思ったからですからね。


なのでぜひ、よろしくお願いします。」



レイン姫は、ぱあぁっと笑顔を咲かせた。

提案を受けていただいてありがとうございます、と。



「エメリア、ユーリもう大丈夫だよ、こっちへおいで」


後ろへ下がるように言った2人が、遥か後ろの岩陰からひょこっと顔を出した。


呆気に取られた2人に朧げながら理由を説明した。


「やっと辿り着くのですね!わかりました!」

「わかりましたなのです!!」


2人の同意が得られたところで、俺たちは未知の国、龍王国ドラゴニアへ足を踏み入れるのであった。



本日3話目です。

また夜更新できればします。

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