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心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
33/82

〜決闘1〜


決闘はすぐに行われることとなった。


人目につかないように南の森奥の湖へ向かう。

人数は俺たち3人と向こうは、ラストアおじさんとその従者の騎士、2人。


6人で向かう。結構な距離のある道なのだが、彼女は父親と話そうとはせず、俺にくっついている。

余計に睨まれることになった道中であった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺たちの決闘は20m程度の距離を置き、始まることとなった。

向かい合う俺たち。

ルールは魔法も剣もなんでもあり。降参させれば負け、戦闘不能でも負け。


決闘はエメリアの合図によって開始された。

「・・・始めっ!!」



始めの合図とともに相手が身体強化を発動、さらに距離を取ろうと下がりながら魔法を放つ。


風仭(エアスラスト)


いきなり詠唱破棄の簡単な魔法の連発で俺の接近を阻む。

俺も身体強化を使い剣を抜いて距離を詰めようとしたが、俺が進みたい方向に魔法を置かれ、うまく接近できない。

少しずつ距離を取られていく。対人戦の慣れが違うな。

そんなことを考えていると、十分距離を取ったと考えたのか、今までと違う行動に出た。


『我が魔力よ、

呼び起こすは、天からの裁き、吹き荒れる風よ、竜巻を起こし、

全てを巻き込む暴風となりて敵を引き裂けーー暴風嵐(エアリアルテンペスト)


風の超級魔法・・・!!さすがに魔法の名家の当主、いきなり超級をぶつけてくるなんて・・・!!

しかも悔しいことにそこに至る流れは完璧だった。


いきなり切り札を使わされるとは。


心魂来臨(ここんらいりん)、塗り潰せーー黒龍神(ドラゴネグロ)


力の顕現と共に、目の前にまで迫った災害とも見間違える暴風へ向かって剣を振る。


黒焔一閃(ドラゴマルス)


俺の一閃で超級魔法は消し飛び、飛ぶ斬撃はそのままの勢いに相手へと迫る。

魔法を消されるのも想定していたようだ。


泥土障壁(マッドウォール)


土の中級魔法まで無詠唱か。だが・・・

目の前を覆った土壁に亀裂が入った。


「何っ!!」


俺の黒い斬撃はそのまま土壁を破り、さらに迫った。


ラストアは発動してあった身体強化によってなんとか逃れる。


が、逃れた先には回り込んだ俺がいた。

「ふっ!」軽く息を吐きながら斬撃を繰り出す。この距離はもう剣士の距離だ。もう逃がさない。


次にラストアが取った手は自爆のようなものだった。

近距離での無詠唱の火の初級魔法。


爆炎(フレア)


近距離で魔法が爆発した。俺は構わず踏み込むが、起こった爆発によって彼だけが吹っ飛び、剣を当てられなかった。

また距離を取られたか・・・魔法の使い方がほんとにうまいな。



『心魂来臨、鷹よ吹き下ろせーー風鷹狩(ハウンドホーク)



ここからが本番のようだ。



本日1話目です。

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