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心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
32/82

〜急展開〜


「エメリア!あぁほんとに・・・エメリアなんだな。この2年何をしていたんだ・・・みんな心配している。帰ろう」


びっくりしている俺たちを尻目に矢継ぎ早に言葉を続けた。


「そいつは忌み子だ。そんな奴と一緒にいてはいけない

唆されて一緒にいただけなんだろう?父さんがきたからもう大丈夫だからな」


エメリアを安心させるような声でそう言った。

俺としては気に入らない言い方だが、実際にエメリアが帰りたいならそうした方がいいと思う。

彼女には帰る場所があるし、待っている人がいる。

そう考えると俺はなんだか申し訳ない気分になった。


「なぁエメリア・・・」

俺が言いかけるとそれを遮るように声が響いた。


「お父様!勝手に押しかけてきてグレンを侮辱することは許しません!

・・・確かに何も言わず出ていったことは申し訳ないと思っています。しかし、私はグレンに唆されたわけではありません。

彼と一緒にいたいからそうしただけなのです。」


凛とした声が響く。


空間は一瞬静寂に支配された。



「・・・どう言っても帰らないつもりか?みんな心配しているんだぞ?」


「なんと言われても帰りません」


「俺たちの国ではその男は生きていけないぞ」


「ここはお父様の住む国ではありませんから」


「同じことだ。山を隔てて西側には、400年前の出来事は伝わっている。

身分の高い人間になればなるほど、な。

名前が売れれば売れるほど人の目は多く、厳しくなるんだぞ」


「どうあってもです。これから何があってもグレンと共に生きていきます、一年前、命を救われたばかりですしね。

彼の力は確かに巨大です。その厄災に似ているのかもしれません。だけどとても優しいものなのです。

『力とは誰が使うのか』なのだと思っていますから」


そのやりとりを聞いていた俺はとても感動していた。彼女の言葉一つ一つが心を潤してくれた。


「・・・・・・そうか


・・・だがそう簡単には娘は渡さん」


今度は俺へと矛が向く。



「小僧、私と決闘しろ。私を倒せれば娘を連れていくがいい。

だが私が勝てば娘は返してもらう。」



俺は考え、言葉を紡ぐ。



「エメリア、さっきの言葉、本気で受け取ってもいいのか?」

「もちろん。ずっと一緒にいるわ!」



負ける気がしないな。



「わかった。

ラストアおじさん、決闘を受けようと思います」



俺たちは決闘をすることになった。



本日これで更新終わります。

また明日更新します。

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