表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
25/82

〜エメリアの心魂の力〜



心魂来臨(ここんらいりん)、風王逆巻けーー風妖女王(エメラルドクイーン)



力の顕現。

圧倒的な風量が彼女を中心に、竜巻のように巻き起こり、徐々に収束していく。そして緑色のオーラを纏った形に押し留められた。

この状態になった彼女は、「美しく滑らか」。風で自己を加速させ、肉体だけでは不可能と思える変則的な動きをしながら、敵の攻撃を無駄なく避けつつ迫ってくる。切れ味も増していることもあり、剣との相性がとてもいい。


そもそも俺が教えてきた時からそうだったが、彼女は剣の腕がとてもいい。俺は型しか教えていないのに模擬戦をしているとすぐに勝てなくなった。

俺は年下の弟とは膂力の差と剣の駆け引きで勝負できていたが、彼女は体の使い方がうまいのか、膂力も強いし駆け引きもうまい。

ちなみに俺は駆け引きはうまかったと思うが、剣に力を乗せる、というのが下手くそだったし、剣の振りも遅かった。



ーー彼女が心魂の力を纏い、下位狼を一瞥し、全ての位置を捉えた。その瞬間。



彼女の姿がふっと消えたと思ったら、バラバラの場所にいた9体の首を、ほぼ一瞬と言える時間で刎ねた。



振り向いた彼女は、その美しい顔と笑顔で俺にピースサインを向けた。



「ほんとにすごいな、エメリアの心魂は」

「えへへ、でしょ!!

とりあえず初依頼達成だね!!」



俺たちは2度目のハイタッチをしたのだった。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




俺たちは魔石を抜き取り、討伐の証明である5体分の牙を確保し、抜き取った残りの死体は燃やしてきた。

手に入れた魔石は、結構あるので売り払ったらそこそこの金になるかもな。

街へ戻っていた俺はそんなことを思いながらギルドへ向かった。


受付へ依頼書の提出と共に魔石も提出し、そのまま買取もお願いした。

ちなみに外に出る必要がある、同ランクの採取や調査の依頼と比べて、討伐の依頼の報酬は多少高いが、そんなに変わらない。

それは魔物を倒した時に魔石を落とすからだ。魔石を売れば金になる。

逆に達成後の魔石も欲しいという依頼の場合は、売る魔石分も報酬額に含まれるから高額になる、という寸法である。



「お待たせしました。こちらが依頼達成報酬と、下位狼の魔石12個分の換金分で、大銀貨4枚と銀貨8枚でございます」

「おお!ありがとうございます。」



俺たちは初仕事がうまくいって報酬がもらえたことで、なんだか嬉しくなって目を合わせたのだった。



本日2話目です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ