表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心魂と魔法と剣の世界 〜やがて世界を守る龍騎士へ〜  作者: 澪
第1章 少年期〜青年期冒険編
14/82

〜告白〜

青年期


「父上、少しお話を・・・いえ、少し見せたいものがあるのですがよろしいでしょうか?」


父が仕事をしている書斎にて、そう俺は切り出した。


「ああ、構わんぞ。私も話がある。少し外で待っていなさい」


話?なんだろうか。そういって一旦書斎から出た俺は、庭で父を待つ。しばらくすると父がやってきた。


「何を見せてくれるんだ?」

「それは後のお楽しみです」


そんなやりとりをしたが、俺はドキドキしっぱなしだ。穏やかな父だが、鍛錬の時などは厳しい顔を覗かせる父だ。今日見せて俺は家から追い出されることもないこともない。


2人で少し歩いてラストリア家領地内の何もないだだっ広い草原のような場所に着いた。他に誰もいないのを確認して準備に入る。


「父上、ではよろしいでしょうか」

「ああ」



確認をとった俺は父を背中にして深呼吸する。


心魂来臨(ここんらいりん)、塗り潰せーー黒龍神(ドラゴネグロ)


俺はこっそり鍛錬し、使いこなせるようになった『心魂』の力を見せる。ゴオォォォ、という音ともに、体の中から溢れ出してくる黒炎を見にまとい、現れた黒刀を右手に持った。()()()と違うのは、左手に龍の頭の形のようなものが彫られた、籠手が顕現していることだ。

俺はこの『心魂』の力を使っていくうちに、俺に力を貸してくれている()()は龍の形をしているのではないかと気づいた。面と向かって見たわけではないが、この籠手がそう見えることと、技の内の一つに龍のブレスを模したものがあるからだ。

ふぅ・・・と深呼吸をして。



・・・・・・俺はその状態で恐る恐る父の方を振り向く。どんな反応が返ってくるか不安だ。



2話目です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ