1話 世の中こんな部活もあるもんだなあ
夏休み ああ夏休み 夏休み
普通って最高だよな。俺、瀬良 太郎は田舎の学力、部活、校則などいたって普通の学校に普通の名前で普通に通っていた。マジで普通。普通過ぎて草生える。
そんな中、とある日の電磁砲…じゃなくてとある日。おいそこ、つまんないとか言わない。殴るぞ。で、親から告げられたのは転勤が決まって家族ごと引っ越すこと。そして私立の変なところが近くにあるのでそこに編入すること。変なとこって何? 実力主義か? さくら荘でもあるのか? 異能力でもあるのか? 俺はすでに死んでいるとか? key作品最高。まぁ最後は肉詰めぐらい詰まってますけど。
こうして俺は編入。見た目は私立ということもあって豪華だ。めっちゃいいじゃんここ!と思っていたが、校長はバーコードだった。髪がソーシャルディスタンス。もう夏なのに冬景色。どうやら親と知り合いなようでがっちり握手している。俺大丈夫かな……実験台にされない?
クラスでは早々、ボッチになったがまぁしょうがない。積み重ねてきた時間が違うし、ねっねっ!ね~
まぁ部活見学して友達作ろうと考えていたら、ある部活がイレギュラーすぎる。
「”帰宅部じゃないけど自由で内心に書いてもらおう部!”……?」
なんだこの普通を装って紛れ込んでる部活は。願望漏れてるじゃねえか。危ない危ないツッコミ役になっていた。俺はいたってボケ担当なのだ……
そう言って部室に向かう。生徒指導室の前だった。なんでだよ。怖いわ。あと生徒指導室もかわいく”せいとしどうしつ!”と書くな。逆に怖いわ。なんかのラノベタイトルかよ。
「しつれ…」
ドアを開けるとなんかフリーザっぽいポーズしてる人がいた。うんアブナイ,帰ろう。
「おいまてぇい!」
そう言って腕をつかんでくる。
「なんスカ・・・あなたⅮBオタクでしょ」
「DBは確かに好きだ! ただ俺は大嫌いだ!」
「?」
「俺はその親のせいで名前がキラキラしてんだよ! 武富…武富 帝王」
「は?」
「いやマジで。なんなら喧嘩したときの友情の証見せようか?」
「なんでだよ! そこは生徒証明書だろ!」
「いや俺、キャンプファイヤーに使う派で」
「自分の写真を燃やすな」
「おっ! ツッコミキャラがついに来たな! お前は見込みありだ! ぜひ我が部へ!」
「ちなみにほかの部員は……?」
「なぁに。俺よりやばい奴とボケ担当ばっかりだ」
「えぇ……」
こうして俺の新たな生活が始まる……?
今回はノーストレスのコメディーです。ラブコメも書いていくのでよろしくお願いしやす。
あとがき 瀬良太郎:ほんと俺はボケがいいの! ツッコミなんて向いてないの! べ、べつにこの作品読んでくれて感謝してないんだからね。
武富 帝王:ホッホッホ。ポイントを入れて(殴)