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僕は普通の男の子だよ。

作者: 七瀬




僕は、普通の男の子だよ。

ごくごく普通の、何処にでもいるような男の子なんだ!




・・・だけどね?

僕の身近で大切な人達は、何か? 僕に隠している事があるみたいなんだ!




___例えば?

僕の家族、お父さんお母さん、お兄ちゃんと弟、、、それとね?

僕のおじいちゃん。



僕の親戚の人たちも、クラスの子や先生たちも、みんな僕に何か? 

隠しているように感じるんだ!




・・・まあ、気のせいだと想うんだけどね?

家族や親戚までなら、分かるけど、、、?



クラスの子や先生たちも、僕に何か? 隠しているなんて! 有り得ない

話だよね!




・・・それに、一人ぐらい!

僕に、話してもいいと思うんだ、、、!








___その頃、町では皆、、、?


『___おーい! みんな集まったか? まあ、みんなじゃないが、話を

はじめるぞ! 【増野 理央斗】10歳、小学5年生の男の子。元気で

しっかり者の男の子だ! 彼には、“特殊能力”があるんだが、本人は全く

気づいていないんだよ! それは、彼が “ストレスを感じると彼の中から

彼にだけ聞こえない! 爆音が町中に鳴り響くんだよ!” それを聞いた者

は、吐き気や体調不良になり、何日か寝込むんだよ! 熱も40度と高く

魘されるらしいんだ! 3日~5日続き、治る者と治らない者に分かれる

らしい! 治ったとしてもガンになる者もいるとか。 だから! 彼に

ストレスを感じない生活をさせる事が我々の仕事なんだ! 頼む! みんな

俺たちに協力してほしい! それと? “決して! 彼にこの事を知られて

はいけない!” いいな! 町中のみんなで協力し合って頑張ろう!』


【はい!】






___それでも?

何故か? 僕の事が嫌いなのか? 近づいてこない子達もいるよ。




・・・僕が、どうして? 僕の事が嫌いなのと聞くとね?

その子達は、何も言わずに、、、。


___僕の傍から離れて行ってしまうんだよ。




何故か? 僕を見る目が、、、怯えているように感じているんだ!








___町のみんなが、僕に気を遣って生活しているように感じるんだよ。

それは? 家族ですらそう思うんだ!



『ねえ、お父さん、お母さん!』

『なーに? どうしたの? 学校で嫌な事でもあったの?』

『なんかあったら? 直ぐに、お父さんやお母さんに言うんだぞ!』

『・・・大丈夫だよ! 別に、何もないよ!』

『そう? それならいいんだけど、、、。』

『お父さんもお母さんも、理央斗の味方だからな!』

『うん!』






___学校ではね?


『理央斗! 何かあったら? 直ぐにお兄ちゃんに言うんだぞ!』

『ぼくも、お兄ちゃんの味方だよ!』

『・・・ありがとう! お兄ちゃんとタクト!』

『あぁ!』

『うん!』







___みんなが、僕の顔色ばかり見ているんだ!

僕の事をそこまで、考えて心配してくれていると想うと、、、。

何も言えないのだけど、、、?




・・・それにしても、心配し過ぎのように感じる。









___僕は、今日も違和感を感じながら、、、。

何時もの日常生活を送っている。







・・・その頃、僕が知らないだけで。

町のみんなが、僕に気を遣って生活をしているんだ!





『今日も1日、理央斗にストレスを感じさせないように頑張ろう!』

【おーう!】





最後までお読みいただきありがとうございます。

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