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無能な軍師が魔王様に呼びつけられたら。  作者: 松由実行
第一章 なにこの無理ゲー。
8/39

8. ヘシュケ=デフアブアン城のウンディーネ


■ 1.8.1

 

 

「左様か。軍師殿は無能者であったか。」

 

 魔王が落ち着いた声で呟くが、その声になんとなく失望感が滲んでいる気がする。

 もちろん、俺の被害妄想と思いたい。

 

「はい。ただ無能者とは言え、軍師殿に求められる役割を考慮致しますれば、無能者でも特に問題は無いかと。」

 

 宮廷魔術師であり、先ほどまで俺の能力測定を行っていたルヴォレアヌがその魔王の呟きに答える。

 

「その通りだ。無能者でも過去に名を馳せた軍師や宰相がおらぬ訳でも無い。ただ心配なのは、無能者では戦場でいざという時に己の身を守る事が出来ぬ。」

 

 魔王がこちらに視線を向けながら言った。

 

「その点につきましては、護衛となる者を常に側に置いておけば宜しいかと。例え無能者であっても、軍師が戦場に出ぬ訳には参りますまい。」

 

 魔王の言葉に、チラチラとこちらを見ながらルヴォレアヌが答える。

 

 クゥーーーーっ!

 お前等なあ! 人の事を無能者、無能者と好き放題連呼しやがって。

 ワザとだろ? 絶対ワザとだよな?

 ルヴォレアヌがこっちをチラチラ見ている表情に、微妙に笑いが混ざってる気がする。

 無能者と連呼して、俺の反応を見て楽しんでるに違いない。

 しかし豪胆実直をそのまま具現化した様な魔王が、一緒になってそのおふざけに乗っているとは余り考えられない。

 そうすると、マジなのか?

 無能者は、やっぱり駄目な子なのか? 俺、駄目な子なの?

 広間の隅で壁に向かって膝を抱えて座りたくなってきた。

 

「ミヤ。軍師殿護衛の任をそなたに与える。その身に代えても軍師殿を守れ。」

 

 魔王の視線が俺から外れ、俺の遥か後方を見た。

 

「畏まりました。」

 

 王の間の入口近く、俺達からかなり離れたところに控えていたミヤさんが、胸に手を当て深く腰を折って丁寧にお辞儀をする。

 

 メイドさんが護衛。

 俺のスケベ心的にはとっても嬉しいのだが、確かユニットリストでは全パラメータ一桁だったはずだ。

 そんなんで護衛が務まるのか? それとも例の「侍女の嗜み」さえあれば大丈夫なのか? 確かにペガサスナイトを一撃で消滅させてはいたのだが。

 生存本能的には、ダークナイトとか、忍者とかの護衛の方が心強いのだが。

 

「では、軍議に入る。軍師殿、こちらに参られよ。」

 

 生存本能とスケベ心との間で葛藤しフリーズしている俺に声を掛け、魔王が玉座から降りて、王の間の右中央にある扉に向かった。

 

 部屋の中には、中央に大きな木製のテーブルが置かれ、そのテーブルを囲む様に背もたれの高い椅子が二十脚ほども置かれていた。

 もちろん魔王の席は一番の上座でもあるテーブルの端で、ルヴォレアヌがその隣、さらにその隣に空いた席に座る様に言われた。

 俺達が部屋に入ってきた時点で、既に三人がテーブルに着いていた。

 

「では群議を始めるが、まずは新たに加わった軍師、クラモチリューイチ殿を紹介する。皆よろしく頼む。」

 

 魔王の紹介に、一旦座った椅子から再び立ち上がり、日本式にお辞儀をする。

 

 今朝、アパートの部屋のキーボードの上ではなく、自分に与えられた魔王城の部屋のベッドの上で目覚めてからの事を思い出す。

 その時点で、これが夢では無いとはっきりと認識した。

 そして怖くなった。

 ルヴォレアヌから「能無し」だと告げられて、その恐怖が限界を突破した。

 

 昨夜から「軍師」と呼ばれてちやほやされているが、俺は古代中国の某軍師の様に天才な訳ではない。

 もちろん、戦争で軍隊を指揮した事などある筈もない。

 俺に出来る事はあくまでゲーム、仮想の戦場で駒を動かして勝敗を決めるだけの、ただの遊びだ。

 軍師などと呼ばれるのは烏滸がましいにも程があるし、そもそも俺に、例え真似事であったとしても軍を指揮して、本物の戦争を戦うことなど出来るとはとても思えなかった。

 

「ちょと待って下さい。昨日から皆さん私のことを『軍師』と呼んで居られますが、私に務まるとはとても思えない。」

 

 限界を突破した恐怖の余り、ルヴォレアヌの前で叫ぶ様に言った。

 自分が軍師などと呼ばれるほどの才能を持っているとはとても思えない。

 世にある異世界転生ものの様に何かチート能力が与えられた訳でもない。

 経験がある訳でもない。多少の知識はあっても、所詮はゲームでの事。ゲームと現実が大きく異なる事ぐらい分かっている。

 

「それを判断するのは魔王陛下じゃよ。お主でもなければ、儂でもない。」

 

 ルヴォレアヌは静かな口調でそう言った。

 まるで俺の頭の中までも見透かす様に、揺らがない視線でじっと俺のことを見ていた鋭い眼が、妙に印象に残っている。

 

 ルヴォレアヌに連れられ、魔王の座る玉座の前に立った。

 昨日、初めて魔王の前に立ったときにも凄まじい恐怖と威圧感を感じたが、今はそれに上乗せして、過分に掛けられた期待が重く、情けない事だが膝が笑った。

 

「へ、陛下。恐れながら、私の様な者に軍師が務まるとは思えません。」

 

 よく考えればとんでもなく礼を失していて、王の前で吐く様な台詞では無いのだが、その時の俺はそんなところに気の回る様な精神状態では無かった。

 

「自信が無い、と申すか。」

 

 いや、自信が無いどころか、本当に実力がないんだけれど。

 

「はい。」

 

 相手は魔王だ。殺されるかも知れないと思った。

 だが、安請け合いして軍を壊滅させても同じ結果が待つのだろう。

 ならばさっさと白状した方が良い。

 これというのもあの時、OKボタンをクリックしていなければ・・・

 

「構わぬ。やってみよ。」

 

 予想もしない言葉に、思わず顔を上げて魔王を見た。

 

「其方の手腕は既に一度見て居る。鮮やかなものであった。なればこそ其方を呼んだ。少なくとも、(われ)よりも巧みであった。ならば良い。」

 

 呆然と魔王を見つめていた。不思議と、あの威圧感を感じる事は無かった。

 魔王は立ち上がり、玉座を降りてきた。身体に合った黒い服に身を包み、羽織った黒いマントが風を孕んで広がる。

 眼の前に立った巨漢が、右手をトンと俺の肩に置く。

 

「気負うな。大丈夫だ。取り敢えずやってみろ。」

 

 眼の前の魔王と俺の距離でのみ聞き取れるほどの声だった。

 くるりと踵を返し玉座に戻っていく魔王の顔が、振り返る寸前に僅かに微笑んだ様な気がした。

 

 

■ 1.8.2

 

 

「ベリンダと申す。宜しくお頼み申す。」

 

 不気味に黒光りする甲冑の面当てもそのままに、立ち上がったダークナイトが右手を左胸に添える。正確にはダークナイトの親玉、将軍だ。

 肩当てとか、肘当てとか、あちこちから不気味にとんがったものが沢山突き出し、深く渋いガンメタル色に光を反射する鎧だ。

 そのアレな方向まっしぐらのデザインは、美しい、と言えなくも無いが、それより何より「動きにくくないのか?」が、正直なところの第一印象だった。

 ところで、王の前で面当てを取らなくても良いのだろうか? 良いんだろうな。誰も気にしてない。

 鎧で声がくぐもって聞き取りにくかったが、声と名前から、中身は女騎士さんだ。

 

「マリカと申します。宜しくお願い申し上げます。」

 

 今挨拶したのは、例のダークプリーストなんだけれど。

 ・・・どう見ても、仏教の袈裟だよねそれ? しかも尼さん?

 いや確かに、仏教の坊さんも尼さんもプリーストなんだろうけどさ。

 魔王国で仏教の尼さんとか、違和感ありまくりでどこに突っ込めば良いのかさえもはや分からない。

 ツッコみたいが、ツッコんじゃいけなさそうな。そんな俺の内心の動揺と葛藤と困惑を他所に、テーブルの向こう側に佇む尼さんは伏し目がちに落ち着いた雰囲気を醸し出している。流石僧侶。

 

「コウと申す。よしなに。」

 

 黙礼だけを送って寄越したのは、黒髪を肩の辺りでバッサリと切った忍びだった。くノ一と言うべきか?

 もちろん彼女が例の上忍だろう。

 魔王軍に忍者。

 ・・・色々言いたい事もあるが、もういいや。

 

「さて、始めようか。」

 

 魔王が着席すると同時に全員が椅子に座る。

 着席した全員を見渡し、テーブルの上で両手を組んだ魔王が口火を切る。

 

「アルフィドレア渓谷のウンディーネの件についてだ。軍師殿は知らぬだろう。ルヴィー、頼む。」

 

 ルヴィーちゃんは正式な呼び名だったのか。

 「ちゃん」は付いていないが。

 

「畏まりまして。」

 

 ルヴォレアヌの前に幻影が現れる。

 それは、俺にとって見慣れたものだった。

 グレートサモナーオンラインでゲーム開始時のマップ表示と似た様な物が、ルヴォレアヌの前、テーブルの上30cm程の所で空中に浮かんでいた。

 

「大エルナ山脈手前、エルニメン川支流であるセレベット川上流域に存在するのがアルフィドレア渓谷じゃ。この渓谷には元々、キマイラを使役する竜人族の一部が住んでおったが、既に人族に駆逐されてしもうて今は魔族は誰も住んでおらぬ。人族の占領下にある。」

 

 ルヴォレアヌの説明に応じて地図がゆっくりと回転し、セレベット川が青く光り、そしてアルフィドレア渓谷と思しき領域が薄く緑に発光した。

 ルヴォレアヌが魔法で表示しているのだろうが、これはファンタジーと言うよりも殆どSFだ。

 SFなのに光の剣を振り回して妙な魔法を使う、あの世界的に有名なSF映画で、宇宙船の中で作戦会議なんかやる時によくぐるぐる回っている、あれだ。

 

「竜人族の城であり、峡谷のほぼ中央部にあるヘシュケ=デフアブアン城に、人族に捕らえられた水の精霊ウンディーネが幽閉されて居る。」

 

 アルフィドレア渓谷のほぼ中央辺りに赤い点が光る。

 流石にクローズアップして城のグラフィックが表示されたりはしないらしい。

 

「先のエルニメン砦での我が軍の大敗は、突然現れた勇者に依るところもあるが、四大精霊を欠いた状態での元素系魔法の威力低下による影響を軽く見た我が軍の戦術立案に依るところも大きかった事は、間違いのない事じゃ。」

 

 魔王を見た。

 魔王は難しい顔をして、ルヴォレアヌの説明を聞いている。

 先の作戦立案は当然魔王によるものか、魔王が承認したものだろう。

 それを真っ向から批判する事を許している魔王の度量に感心した。

 ルヴォレアヌは続ける。

 

「その轍を踏まぬ為、此度の反撃においては四大精霊を確実に奪還して臨むものとする事は、先の軍議にて決定されたとおりじゃ。その第一段が、ヘシュケ=デフアブアン城に囚われて居るウンディーネの奪還となる訳じゃの。軍師殿、宜しいか?」

 

「はい。理解出来ました。」

 

 四大精霊と言うからには、他にシルフ、サラマンダー、ノームが居るのだろう。

 それらの精霊が自軍にいない状態では、風火水地の元素系魔法の威力が大きく低下する為、魔法戦を有利に進める事が出来ない、という事だと理解した。

 少し考えるだけで、それらの魔法は大規模な殲滅魔法である事が分かる。つまり、敵軍を効率的に殲滅する事が出来なくなる、という事か。

 

「宜しい。で、如何にしてこの城に囚われて居るウンディーネを奪還するかが、最大の問題となる訳じゃな。」

 

 よくある奪還作戦だ。

 もちろん敵も、重要人物(精霊)が簡単に奪還されない様、打てるだけの手を打っているだろう。

 如何にしてその裏をかいて目的を達成するか、という話だ。

 

「ヘシュケ=デフアブアン城は、元々は渓谷に突き出した小さな岩山の上に建造されておった。峡谷全体に睨みを利かせるのに好都合だった訳じゃの。

「今やアルフィドレア峡谷は全体が水で覆われ、大きな湖となって居る。ヘシュケ=デフアブアン城は、その湖の中に浮かぶ小島の上に建つ城となった。」

 

 ん? よく分からないぞ? 城に近付き難くするために峡谷を水で埋めるのは分かるが、それでは囚われているウンディーネに地の利を与える事にならないか?

 

「ちょっと待って下さい。アルフィドレア峡谷はなぜ湖に? アラカサン帝国軍が谷川を堰き止めたとか?」

 

「ウンディーネがヘシュケ=デフアブアン城に居るからじゃ。城にウンディーネが囚われて居るので、渓谷を流れるセレベット川の水の妖精達が、ウンディーネを慕ってヘシュケ=デフアブアン城の周りに集まったのじゃ。その結果セレベット川の水流は、アルフィドレア峡谷で滞留する事となったのじゃよ。」

 

 要するに、親分が城に囚われているので、心配した子分が城の周りに集まった、と。

 問題は、集まった子分が水の妖精だったので、川の水も一緒に集まってきて湖になってしまった、という訳か。

 奪還計画の難易度を跳ね上げる様な事をしやがって、なんて迷惑な子分達だ。

 

「城の防御態勢は?」

 

「ヘシュケ=デフアブアン城は、三重の魔法結界に覆われて居る。いずれも、物理攻撃、魔法攻撃に対する大きな抵抗力を持っており、また侵入者探知の機能も付与されておる事が確認されて居る。

「それとは別に、ウンディーネも何らかの封印処置を施されて居るらしいのじゃよ。水属性に秀でたマリカが、どれ程呼びかけようとも、一切の応答が感じられぬとの事じゃ。」

 

 要するに、目標は四重の防御壁に囲まれている訳だ。

 まあ、そんなものだろう。

 

「敵兵力はどれ位ですか?」

 

「それについては私から。」

 

 俺の質問に応えたのは、上忍のコウだった。

 

「城内には、騎士と魔法使いの混成部隊100名ほどが常駐していると思われる。比率は不明。人数は物資の収支から割り出した。」

 

 成る程。デキル忍者さんだ。

 

「ヘシュケ=デフアブアン城は、湖岸となっている山脈の斜面とただ一本の橋で繋がっている。橋は長さ約200m、幅5mほどの後付けの浮橋だ。浮橋の湖岸側にはホワイトナイトが1部隊20人ほど常駐しており、5~6騎の騎士が常に浮橋の入口両脇を固め、入口周囲数百mを巡廻している。」

 

 幽閉している人物(?)の重要さに較べて、守備が薄すぎる気がするが。

 

「他に城の周囲に敵兵力はありませんか? 守りが薄すぎますね。罠でしょうかね?」

 

 上忍のコウさんは、鋭い目で一瞬俺の顔を見たあとに、再び口を開いた。

 

「ある。未確認だが、(ビースト)使い(テイマー)が二人ないし三人、渓谷全体の警戒に当たっている様だ。約10kmほど離れた所に帝国の補給中継基地があり、そこには二個師団の兵士と、騎士団が常駐している。補給のタイミングによっては、有力な部隊が存在する可能性がある。」

 

 成る程。

 獣を使って早期警戒網を敷き、即応戦力として騎士団と魔法使い、防戦で時間を稼いでいる間に、1時間ほどで騎士団が、半日ほどで準備万端の歩兵部隊の増援がやって来る、と。

 まだ弱いな。この部隊配置では、魔王軍のドラゴン二匹が突入して暴れればどうにかなりそうな戦力だ。

 

「多分、彼等はまだ他に奥の手を隠していますね。城周辺に罠の様なものはありませんか?」

 

「ありそうだが、済まない。魔法の方面は私達ではよく分からない。」

 

 コウさんがちょっと項垂れた。

 

「当然あるじゃろうの。」

 

 ルヴィーちゃんがフォローする。

 

「どんなものがどこに、と言うのは分かりませんか?」

 

「ほっほっほ。それが分かる様じゃったら、罠じゃないわえ。」

 

 そりゃそうだ。

 罠が自己主張してるのは、日本の甘っちょろいRPGくらいのもんだ。

 

「ルヴォレアヌさん、その地図ですが、もう少し広範囲を見る事は出来ますか? 出来れば五倍位で。」

 

 俺は老婆の前の空中で今も回り続ける地図を指して言った。

 

「お安い御用じゃ。」

 

 一瞬眉を上げた後、ルヴォレアヌはニヤリと笑って、地図の手前で手をひらひらと振った。

 地図の大きさが倍に、縮尺が五倍になった。なにこの超便利な戦略支援ババア。

 

「帝国の補給地点の位置は・・・」

 

「ここじゃの。」

 

 ルヴォレアヌの声と同時に地図上に赤い光点が一つ増え、ゆっくりと脈動している。

 ふむ。成る程。

 エルニメン川を使って物資輸送をして、セレベット川との分岐点に物資集積地を作ったのか。案外ちゃんと考えているな。

 だが、これで計画の大枠は固まった。

 

「ルヴォレアヌさん、この辺りの山岳ですが、どれ位の高さがありますか?」

 

「ん? おう、ちょっと待って居れよ。」

 

 ルヴィーちゃんの前でゆっくり回転を続ける地図が、いきなり立体化した。

 思わず絶句する。

 某超有名フライトSTGの作戦開始前に表示されるアレより詳細で分かり易いんですが。

 マジデスカ? ナンデスカこの超便利な支援システムババアは。

 お持ち帰りしても良いですか? エッチな目的ではなくて。ババアだし。

 

 そのババアは、得意げな顔でニマニマと笑いながらこっちを見ている。

 多分、ちょっとした自慢の得意技なんだろうな。

 

 しばらく地形を確認した俺は、魔王に続いて皆の顔を見渡し言った。

 

「皆さん。私に策があります。実現可能かどうか、検証にお付き合い下さい。」

 

 魔王の顔が不敵に笑うのが見えた。

 


 拙作お読み戴きありがとうございます。


 > マジデスカ? ナンデスカこの超便利な支援システムババアは。

竜一「ここ、アップして下さい。」

ルヴ「う、うむ。こうかの?」

竜一「西側から回り込んで、この裏を下側から。」

ルヴ「う・・・・ど、どうじゃ?」

竜一「では、そのまま窓から城の中に入って下さい。」

ルヴ「できるかー!」

竜一「チッ。使えねえ。」

火の玉ズゴーン!!


 グーグルストリートとは違います。



20190820:マリカの挨拶を修正。


 

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