73話 従者と従者と従者
風舞
命辛々にエルリウム王国から逃げ出したその後、ラングレシア王国へと戻って来た俺が目を覚ましたのは草木も眠る深夜だった。
俺のすぐ横では遅くまで看護してくれていたのかトウカさんが眠り、その一つ隣では舞も大人しく寝ている。
「とりあえずトイレ」
幸いにもトウカさんやシルビア達のおかげで後遺症は無さそうだし、体調の方にも特に問題はない。
朝まではもうしばらく時間がありそうだし、トイレに行って水でも飲んで二度寝するとしよう。
そんな計画を立てながら階段を降りて台所に向かう道中、廊下の先からひょっこりとエルセーヌが顔を出して近づいて来た。
「オホホ。お体の調子はどうですの?」
「マジでびっくりした。心臓止まったかと思った」
「オホホホ。そう言う割にはまゆ一つ動いていませんでしたわよ?」
「ビックリしすぎて動けなかっただけだ。それより、こんな夜遅くに出かけるのか?」
「オホホ。そろそろ戻らないとお母様に叱られますの。予めご主人様に話す予定だったレイザードに与する悪魔に関しては明日にでもズィーから報告があると思いますわ」
「そのぐらい、エルセーヌが話せば良かったんじゃないのか?」
ここ数日は一緒に行動していたのだし、そのぐらいの報告をする時間はあったと思う。
昨日は確かに忙しかったが、エルフの里にいた間はいくらでも時間はあったと思うのだが…。
「オホホホ。別に報告を忘れていたというわけではありませんが、面倒ごとは下の者に押し付けるに限りますわ」
「嫌な上司だな。それで、次に帰って来るのはいつになるんだ?」
「オホホ。ご主人様が望むのでしたらいつでも。私はお母様や陛下の様に余計なしがらみに縛られたりはしない都合の良い女ですの。ご主人様が引き留めてくださるのであれば、このままこちらに残りますわ」
「そうか。しばらく帰って来れないとなると寂しくなるな」
「オホホホ。まったく私の話を聞いていませんわね」
「エルセーヌ」
「オホホ。なんですの?」
「……いや、なんでもない」
「オホホホ。そう心配せずとも、私が死ぬのはご主人様の腕の中だけですわ。決してご主人様目が届かないところで命を落としたりはしませんの」
「主人の頭の中を勝手に邪推するな」
「オホホ。ご主人様は顔に出すぎですわ」
確かに昼間のあれはかなり堪えたし、目の前に突如降りかかった死という絶望に俺は心の底から恐怖した。
それが理由なのかは分からないが、どうにもエルセーヌを送り出し辛かったりする真夜中の俺である。
………仕方ない。
これも後の憂いを断つためだ。
「エルセーヌ。目を閉じてくれ」
「オホホホ。私は基本的にいつでも目を閉じていますわ」
「良いから、ちょっと来い」
俺はそう言ってエルセーヌを連れて城の外壁の上まで転移し、冷たく静かな空気の中でエルセーヌの目を手のひらで塞いで唇を奪う。
「………んじゃ、気を付けてな。俺は寒いから戻って寝る」
「ご、ご主人? 今のは?」
「嫌だったか?」
「嫌ではありませんが……オホホ…オホホホ…」
「エルセーヌが壊れた」
「オホホホ。なんというかこう……ちょっと幸せすぎて理解が追いついていませんの」
「別にこんぐらい今更だろ」
「オホホ。そう…ですわね」
「……おい、そんなに照れるなよ。俺まで恥ずかしくなるだろ」
「オホホホ。そうは仰いますが、まさかあの奥手優柔不断変態鬼畜ご主人様にこうも素直に好意を向けられると、流石に響かずにはいられませんの」
「俺は断じて鈍感系主人公を極限まで煮詰めたみたいなそんな変な肩書きは持って無い。ただ、なんとなくエルセーヌとキスがしたかったからしただけだ」
「オホホ。すごく嬉しいですわ。今日の事は一生忘れませんの」
「だからこのぐらいなんて事ないって言ってるだろ」
普段から膝枕してやったり、抱きつかれたり、一緒に風呂に入ったり、椅子にしたりしている間柄なのだ。
今更キスぐらい大した事ではないし、俺がエルセーヌを少なからず想っている事にもエルセーヌは気がついていたはずである。
なのに、こいつはどうしてこうも嬉しそうに俺を見つめているのだろうか。
そろそろ恥ずかしいから勘弁してもらいたい。
「オホホホ。これほどの幸せをもってしても大した事ないとは、ご主人様は貪欲ですわね」
「良いからいつまでも嬉しそうにしてないで早く出かけてくれ。じゃないと寒すぎて風邪をひく」
「オホホ。それではそろそろ行きますわ。次はもっと凄いものを期待しておきますの」
「ああ、考えとく」
「オホホホ。約束ですわよ。愛していますわご主人様」
エルセーヌはそう言うとゆっくりと姿を消し、寒い夜の中、スカーレット帝国へと戻って行く。
「………寝るか」
心臓が高鳴りを続けちっとも眠れる気はしないが、エルセーヌに初めてキスをした日のオチが風邪をひいたではやるせないし、さっさと布団に戻るとしよう。
俺はそんな事を考えながら離宮へと戻り、一口水を飲んでから寝室へと戻るのであった。
◇◆◇
風舞
エルリウム王国から戻って来た次の日、昼頃に目を覚ましてリビングに降りてみると、舞やトウカさん達が揃って一振りの剣を囲んで話をしていた。
お、明日香もいるのか。
「あら、おはよう風舞くん。随分と寝坊助さんね」
「昨日は色々と大変だったからな」
「大変って何かあったん?」
「まぁ、色々とな」
「まさか、また死にかけたとかじゃないよね?」
「………違うよ。現にこうしてピンピンしてるし、俺は元気だよ」
「またアンタってやつは、いつもいつも」
「まぁまぁ。昨日は風舞くんがいなければ全滅だったわけだし、その辺りで許してあげてちょうだい。それよりも今はこの剣の話よ」
「そうそう。さっきからそれが気になってたんだよ」
リビングの机の上に載っている両刃の剣はうっすらと青みがかった刀身にやたらとゴテゴテした柄がひっついており、ファンタジックというよりはものすごいSF感がある。
なんとなく剣先からビームとか出そうな形状だ。
「はぁ。これ、昨日クロードさんにもらったんだけど、あんまり頑丈じゃなさそうだし、使い方が分かんないんだよね」
「へぇ、持ってみても良いか?」
「壊したらしばくから」
「壊さねぇよ」
俺だって明日香にしばかれたくはないし、出来る限りそっと剣を手にとって軽く構えてみる。
ん? 柄のところに魔力が流し込める様になっているのか。
「あれ? 何も起きない」
「そうなのよ。魔道具みたいに魔力を流し込める材質と形状はあるんだけれど、ちっとも動きそうに無いのよね」
「これ、壊れてんじゃないのか?」
「やっぱり?」
「クロードさんは何か言って無かったのか?」
「なんか昔、どっかの武器屋にあったのを買って来たらしいんだけど、一回も使った事ないんだって。魔物を斬ったら壊れそうだからって言ってた」
「へぇ。確かにあんまり丈夫そうには見えないよな」
「はぁ。聖剣なんてアホな事を言ってないで訓練しろって事なんかな」
「ふ〜ん。それじゃあこの剣、俺にくれよ」
「え? やだ」
「だって普通に訓練するんだろ?」
「普通に訓練するけど、風舞がこの剣の使い方わかってまた強くなったら腹立つじゃん」
「えぇ……。それじゃあ、その剣はどうするんだ?」
「とりあえずはこうして持ち歩いとく。さっちんはいつか覚醒するかもとか言ってたし」
「さいか。それで用はそれだけなのか?」
「何? 用が無きゃいちゃダメなの?」
「べ、別にそういうわけじゃ無いですけど…」
ただ気になって聞いただけなのに、最近の若い子は怒りっぽくて怖いな。
さっきは俺の事を心配してくれていたのに、急に怒りだすから明日香は分からない。
「ん? 風舞くん、ちょっとだけ口紅が付いてるわよ」
「……気のせいじゃないか?」
「気のせいじゃないわよ。ほら、ついてる」
舞に唇をハンカチで拭かれ、僅かに紅くなったハンカチが俺の前に出てくる。
まさか、昨夜エルセーヌにキスした時についたのが今朝まで残っていたのか?
「また女装?」
「昨夜はしていないので違うと思います。それにこの色はフーマ様がお使いになるものではありません」
「そういえば、アンとシルビアはどこ行ったんだ?」
「ははぁん。なるほど、そういう事ね」
「何がそういう事だよ」
「あら、言って良いのかしら?」
「舞さん。何かして欲しい事とかありませんか?」
「そうね。それじゃあ胸でも揉んでもらおうかしら」
「いやいや。なんでいきなり舞ちんが胸を揉まれる事になるんだし」
「それじゃあ今日は肩にしておくわ」
「はいはい」
そうして俺は舞の肩を揉むために彼女の後ろに回り、適当にマッサージを始める。
おぉ、全然凝ってないな。
超柔らかい。
「この色、どこかで見た気がするのですが…」
「トウカさん。今晩、久しぶりにお酒でもどうですか?」
「ふふ。それではそうしましょうか」
「見て見ぬフリをしてあげるなんてトウカさんは大人ねぇ」
「事実、この中では最年長ですからね」
舞には即バレしたしトウカさんにバレるのも時間の問題だろうが、明日香にエルセーヌとキスをした事を知られたら厄介だし、今日のところは二人には黙っていてもらうとしよう。
「未成年のくせにまた酒飲んでるし」
「この国では合法だからな」
「はいはい。舞ちんも飲んだりすんの?」
「私はあまり強くないし、自重しているのよ」
「え? 舞ちんも自重とかするんだ」
「昨日、女王様にも同じ事を言われたのだけれど、私だって自重ぐらいするわよ?」
「それじゃあ自重しなかったらどうなるん?」
「この世界を征服して風舞くんといっぱいイチャラブするわ」
「あぁ、その規模で欲望があるなら確かに自重してるのか…」
「マイ様がどこぞの覇王の生まれ変わりと言われてもすんなりと信じられそうですね」
「私は私よ。どこぞの誰かの生まれ変わりではなく、私こそが土御門舞、その人なのよ!」
うちの彼女は自重しなければ世界征服までやってしまうのか。
これからも舞が勇者から覇王にジョブチェンジしないようにしっかりと抑えておかないとだな。
「それで、アンとシルビアは?」
「ここ最近はあちこちに出かけていたから、知り合いに挨拶してくると言っていたわ。シルビアちゃんはその付き添いね」
「そうか」
「ふふ。娘を心配するお父さんみたいな顔をしているわね」
「へぇ、風舞も誰かの心配とかすんだ」
「フーマ様は他人に興味が無さそうなフリをしていますが、周りの方の様子にはいつも気を配っていますよ」
「その割にはウチの誕生日祝ってもらってないんだけどなぁ」
「明日香の誕生日とか覚えてないし」
「は?」
「そ、そもそも。こっちに来たタイミングで日付ずれてるのに、誕生日とかどうやって決めたんだよ」
「こっちに来た日から誕生日まで数えて何日か皆で調べたけど?」
「それじゃあ、あれか? クラスの皆は誕生日を集まって祝ってたりするのか?」
「まぁ、だいたい?」
「ちなみに舞は……」
「私は参加した事ないわね。風舞くんと夕飯を食べる方が大事だもの」
「舞!」
「風舞くん!」
俺と舞は熱い抱擁を交わした。
たとえこれからもクラスメイト達にハブられようとも、俺は舞と二人で強く生きていこう。
そう思った。
「まったく……。そんで、アンタ達はしばらくこっちにいんの?」
「ああ。次に出かけるのはスカーレット帝国での調印式の日だな」
「へぇ、そっか」
「明日香は用事とかあんのか?」
「なんで?」
「なんでって、何がだ?」
「だから、なんでそんな事聞くの?」
「なんとなく?」
「へぇ……。ウチはしばらくは王都の防衛だけだけど」
「ふぅん」
「……それだけ?」
「別に気になっただけですし…」
「風舞くん。そこは一緒にお出かけでもしようって選択肢一択よ。ここまで見え見えなフラグを回避してどうするのよ」
「だって明日香はどこに地雷があるか分からないし、普通の選択肢が間違ってる可能性もあるじゃん。主人公即死フラグとか洒落にならん」
「なるほど。確かに明日香ちゃんは私みたいなチョロインとは違うものね。ごめんなさい明日香ちゃん。私が間違っていたわ」
「いや、何でウチが謝られる展開になったのか意味が分かんないんですけど」
俺にも覇王系チョロインさんの思考は分からん。
それで何でトウカさんは「ちゃんと謝れて偉いですね」みたいな顔をしているんだよ。
「まぁ、良いわ。明日香ちゃんとは近いうちに遊びに行きたかったし、たまには風舞くんも入れて3人で遊びに行きましょう」
「えぇ……ウチ、子守とか苦手なんだけど」
「ふふ。言われてるわよ風舞くん」
「いやいや。舞の事だろ」
「まさか、そんなはずないわよ。ねぇ、明日香ちゃん?」
「いや、どっちもだけど」
「そんな馬鹿な! 私の方が明日香ちゃんよりも身長も高いし、胸だって大きいわよ!?」
「あ? 喧嘩売ってんの?」
「やはりアスカ様もこちら側でしたか」
「いや。トウカさんよりは胸あるんで。全然違います」
「……そうですか」
あ、貧乳仲間を見つけられなかったトウカさんがガッツリ落ち込んでる。
まぁ、明日香は舞ほどでは無いけど普通に胸あるしな。
トウカさんとはまさしく天と地ほどの差だろう。
「変態」
「それ、男子高校生が女子高生に言われて8番目に傷つくやつ」
「知らんし。ていうかジロジロ見んな変態!」
「…スミマセン」
「はぁ。何でも良いけど、どっか行くなら早目に言ってよね。ウチにも予定とかあんだから」
「はい。スミマセン」
「まぁ、分かれば良いけど。そんじゃ、またね」
明日香はそう言うと離宮の扉を開けて外へと出て行き、そのまま足早に去って行く。
数秒前まで俺をゴミみたいな目で見ていたのに、急に上機嫌になって変なやつだな。
まぁ、機嫌が良い分には別にいいか。
そんな事を考えながら明日香の出て行った扉を閉めて振り返ると、舞がふと思い出した様に口を開いた。
「そういえば、女神様が目が覚めたら部屋まで来てくれって言っていたわ」
「それじゃあアン達が戻って来たら行くとするか。昼には戻って来るんだろ?」
「しばらくかかるだろうから、私達のことは気にしなくて良いとアン様がおっしゃっていましたよ。おそらくお帰りは遅くなるかと」
「そうですか。アンの様子はどうでしたか?」
「いたっていつも通りだったと思います。特に何かを思い悩んでいる様子もありませんでした」
「そうね。むしろやる気に満ち溢れている感じだったわ」
「それが心配なんだけど……今日はシルビアも一緒だし大丈夫か」
「それじゃあ風舞くんの準備が出来次第、女王様のところに行くとしましょう」
そうして俺達のラングレシア王国での日常が再び始まった。
スカーレット帝国での調印式まで残り一ヶ月と少し。
しばらくは気を引き締めて行きますかね。
……それにしても女王様の呼び出しか。
嫌な予感しかしないな。
◇◆◇
アン
エルリウム王国から王都へと戻って来たら翌日、私はシルちゃんと共に王都の入り組んだ道の奥にあるハニーケージというお店まで来ていた。
見たところただの酒場の様でもあるが、私の調べでは王都の裏側を支配するグラッザファミリアの目を盗んで違法な薬物も扱っているらしい。
「アン。嘘ついた?」
「嘘はついてないよ。実際、ここに来たのも知り合いに会うためだしね」
「………」
店の奥のカウンターに座ったシルちゃんが私の方をジッと見つめてその真意を探ろうとしている。
護衛としてシルちゃんを利用した事は申し訳ないが、私にはどうしても会わなくてはならない人がいるのだから、今回ばかりは勘弁してもらいたい。
「あんまりフーマ様を心配させる様な事はしないで」
「分かってるよ。だから今日だってシルちゃんについて来てもらったしね。マスター、ドライジンとライムをお願い。それと、ビクトリアという女性に繋いで」
「っっ!? アン?」
「ほら、シルちゃんも何か頼まないと」
「……私も同じ物を」
「あいよ」
そうしてマスターは私達の注文通りにお酒の用意を始め、数秒と経たずにドライジンとライムを私達の前に用意する。
私はこれまでにも付き合いでお酒は飲んだ事があるが、シルちゃんは初めてなのに同じ物を頼んで大丈夫なのだろうか。
「アン。どういうつもり?」
「どうもこうも、私の知りたい情報を持っているのがビクトリアって人だったってだけだよ」
「あの女には関わらない方が良い」
「どうして?」
「あの女は良くない。理由はわからないけど、嫌な感じがする」
「シルちゃんが理由もなく人を嫌うなんて珍しいね」
「私はアンを心配して…」
「シルちゃん。私だってフーマ様の従者なんだよ? 私はフーマ様に守ってもらうために従者になったんじゃない」
「………分かった。でも、いざという時はアンを縛ってでも連れ帰るから」
「シルちゃんは心配性だなぁ」
「アンのバカ」
「……うん。そうだね」
大切な幼馴染みにこんな顔をさせてしまう私は間違いなく大馬鹿者なのだろう。
それなのにこうしてついて来て暮れるシルちゃんにはやっぱり頭が上がらない。
「いずれ来るとは思っていたけれど、思ったよりも早かったのね」
「予想を反したのは気に喰わない?」
「そんな事は無くってよ。私もちょうど貴女と話がしたかったもの」
「それじゃあ話は早いね。私がどうしてここに来たのか分かる?」
「恐喝が5割、決意が2割、それに恐怖と期待と後悔が1割ずつ。となると、私達と手を組もうといったところかしら?」
「随分とあっさり打ち明けるんだね」
「貴女の顔を見ればある程度は思考を読めるもの。それに、冷静でいてそして激情を持つ麒麟児。貴女と手を組めるのなら、こちらも望むところよ」
正直、彼女と手を組むのは今でも悩ましいところではあるが、私に出来る事は人を動かして情報を武器に戦う事だけだと昨日の一件でようやく理解したし、そのためにはこの街で悪魔に最も近しい位置にいる彼女と繋がりを持つ事は間違いなく必要な一手だ。
後は私の中で正義と使命の線引きを間違えない様にするだけだろう。
「それじゃあ契約成立だね。今後はどうぞご贔屓に」
「ええ。こちらこそ」
そうして私とビクトリアは手を取り合い、互いの思惑を腹に秘めながら笑みを浮かべるのであった。
次回、30日予定です




