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103話 仕方ないのじゃ!

 風舞




 ギャガ……ガァァ…ガァァァァァァ!!!



 オーキュペテークイーンの後を追って舞の開けた穴から世界樹の外に出てみると、世界樹の幹に何度も頭や翼を打ち付けるオーキュペテークイーンを見つけた。



『どうやら黒い葉を食べて力が増している時に、舞の妖刀の呪いを受けて完全に理性が飛んでいる様ですね』

「なんかこれ、放っといたら勝手に自滅してくれそうじゃないか?」

「いや、それはどうかしらね。ほら、私達に気が付いた途端に目を見開いて威嚇しているわよ」



 ガァァァァァァァァ!!



「あぁ、本当だ。なんか、イビルエルダートレントとアセイダルが融合した時の事を思い出すな」

「ええ。精神の状態的にはあまり変わらないのでしょうね」

『まぁ、格上相手に挑むときは先ず相手の精神を崩すのが定石ですし、良いのではないですか?』

「それもそうですね。それで、この後は普通に戦うんで良いんだよな?」

「今のオーキュペテークイーンは力任せに暴れるだけの状態でしょうし、落ち着いて対処すればそれで問題ないはずよ」

「よし、それじゃあ早速やるとするか」



 そう言ってオーキュペテークイーンの傍に転移するなり魔法を撃ちこむなりしようとしたその時、オーキュペテークイーンが見下ろしていた俺達を飛び越して空高く羽ばたいた。

 オーキュペテークイーンは世界樹の高さを超えても尚、上へと飛び続ける。



「一体何をするつもりなんだ」

「分からないわ。でも、殺気はずっと感じるし私達を倒す為の行動だというのは間違いないはずよ」

『いえ。それよりも、あの高さは迷宮王の領域を超えているのではないですか?』

「それって…どういう事でしょう?」

「何? どうかしたのかしら?」

「あの迷宮王、世界樹から離れすぎじゃないか?」

「言われてみればそうね。もうかなり小さく見えるわ」

『迷宮王がダンジョンから離れるなど聞いた事がありませんが、おそらく世界樹の中に戻ろうとしても戻れなかったため別の方法をとることにしたのだと思います』



 確かにオーキュペテークイーンは世界樹に体を打ち付けていたし、あれが世界樹の中に戻るための行動だとしたらフレンダさんの言う事も一理あるかもしれない。

 しかし、何で世界樹の中に戻るのに高く飛ぶ必要があるんだ?



「あ、どうやら動きを止めた様ね」

「ああ。けど、あの位置から一体何をするつもりなんだ?」

「さぁ? 考えられるとすれば世界樹に自分が通れるだけの穴を開けるぐらいだけれど……まさかね…」

「ああ。流石にそれは無さ…そうだと良いなぁ」



 オーキュペテークイーンが上空で両翼を広げて、見るからに風魔法を放とうとしている。

 迷宮王の領域の外だからか魔力の流れは感じないが、おそらくかなりの魔力を風魔法に注ぎ込んでいるのだろう。



「って、そうじゃねぇよ! どうする!?」

「どうって、どうしたら良いのかしら!?」

『二人とも落ち着きなさい! 一先ずは世界樹の中に戻ってあの風魔法をやり過ごしましょう!』

「はい!」



 そうしてフレンダさんの指示通りに世界樹の中に戻ったその時、世界樹の外から轟音が響き渡った。

 だが、腹の底まで響く爆音でありながら、暴風による風圧などの被害が全くない。

 まるで何かにオーキュペテークイーンの風魔法が防がれたみたいな感じだ。



「なんともないわね」

「ああ。世界樹にオーキュペテークイーンの風魔法が当たらなかったみたいだ」

「そんな事あるのかしら?」

「取り敢えず、もう一回外に出て確認してみよう」



 舞にそう言って再び世界樹の外に出てみても、やはり世界樹に風魔法が当たった様子は無かった。



 ガァァァァァァァァ!!



 オーキュペテークイーンは全くダメージを受けていない世界樹を見て上空を旋回しながら鳴き声を上げている。



「えぇっと、こういう場合はどうすれば良いのかしら?」

「どうしたもんかね。さっきからあいつを迷宮王の領域の中に転移させようとしてるんだけど、転移魔法が発動しないんだよな」

『どうやら迷宮王の領域を跨ぐ魔法は全て弾かれるみたいですね。オーキュペテークイーンの風魔法もそれで防がれたのでしょう』

「それってかなりヤバくないですか? もしもあいつがエルフの里に向かい始めたら……って舞?」



 俺の横にいた舞が急に世界樹の枝の上に座り込んで座禅を組み始めた。

 既に目を瞑って呼吸を浅くしているし、かなり深い集中状態に入っている様である。


 この状況で座禅を組み始めたという事は迷宮王の領域の外にいるオーキュペテークイーンに対して何らかの攻撃をするための準備をしているのだろうが、一体何をするつもりなのか分からない。

 迷宮王の領域の外に魔法は届かないだろうし、俺達はおそらくこの領域から出る事はできない。

 オーキュペテークイーンの風魔法の轟音は伝わって来たから完全に遮断されている訳ではないと思うのだが、近接攻撃も魔法による遠距離攻撃もできないこの状況でどうすればオーキュペテークイーンにダメージを通せるのだろうか。



「ねぇフレンダさん。迷宮王の領域から外に出る方法ってあるんですか?」

『一番手っ取り早い方法は迷宮王を討伐する事なのですが、この状況ではそれは出来ません。他に考えられる方法と言えば、世界樹に干渉できる巫の力でダンジョンに干渉する事ですが、トウカはここにいませんし、カグヤは……。』



 先程ローズを任せる時に会ったカグヤさんはかなり顔色が悪かった。

 おそらく、トウカさんと同じ様にギフトの過度な使用により体調に影響が出たのだと思う。

 俺達が木々に閉じ込められていた時にそこから出してくれたのはカグヤさんで間違いないだろうし、そう考えて間違いないはずだ。



「カグヤさんにはこれ以上負担をかける訳にはいかないですし、俺達だけで何とかしましょう」

『はい。そうですね』



 そんな話を俺とフレンダさんでしていると、俺の横で瞑想をしていた舞が目を閉じたまま立ち上がって炎の魔剣を持っていない右手を前に差し出した。

 そのまま舞は小さく呟きながらゆっくりと目を開ける。



「私の元に来なさい」



 舞がそう言うのと同時に舞の右手に妖刀星穿ちが揺らめく様に現れた。

 もしかして、妖刀星穿ちを喚ぶために瞑想をしていたのか?

 でも、刀を取り戻したからって状況は変わらなくないか?



「多分、オーキュペテークイーンは領域を越える事は出来ても、一度放たれた魔法は迷宮王とは別物扱いだから領域の外から攻撃できないのよ。仮に魔法が領域を越える事が出来たら私達の手の届かない所から一方的に攻撃できたのでしょうけれど、世界樹はそこまで迷宮王に甘くはなかったみたいね。そもそも、ダンジョンは私達が攻略できる様に出来ているのだから、迷宮王の権限がそこまで強くないのも頷けるわ」



 舞が全身を黒いオーラに包みながら淡々とそう言う。

 俺は自分の肌がピリピリと泡立つのを感じた。



「それはそうなのかもしれないけど、一体何をするつもりなんだ?」

「少しだけ理性を取り戻したオーキュペテークイーンはどうすれば相手からの攻撃が届かない迷宮王の領域の外から攻撃を出来るのか考えているはずよ。つまり、オーキュペテークイーンは攻撃をもらうとは全く考えていない訳ね」



 舞はそう言うと、深く息を吐いてじっくりと腰を落とし、妖刀星穿ちを腰だめに構えた。



「風舞くんは衝撃波の正体を知っているかしら?」

「衝撃波って物体が超音速で移動すると産まれるあれのことか?」

「流石風舞くんは博識ね。衝撃波っていうのは簡単に説明するともの凄く強い音波なのよ。つまり、衝撃波の正体は音と言ってもそこまで見当違いという事はないわ。まぁ、衝撃波は音速を超える波だから正確には違うのだけれど、今はそれは良いわ」


『一体マイは何の話をしているのですか?』

「俺にも分かりません。でも、何かとんでもない事をしようとしているんだと思います」


「さっきオーキュペテークイーンが放った風魔法の爆音は聞こえてきたわよね? つまり、迷宮王の領域は音の振動を通すの。それなら、衝撃波だって通すんじゃないかしら?」

「まぁ、それはそうかもだけど、衝撃波ってもの凄く速い物体じゃないと出ないだろ? って、もしかして……」

「ええ。そのまさかよ。今から居合で衝撃波を産み出してオーキュペテークイーンに当てるわ」

「そんな事して舞の体は大丈夫なのか?」

「衝撃波のコントロールはやった事ないけれど、体内の結石を衝撃波で壊す医療技術もあるらいしいし、やってやれない事はないわ。まぁ、空気の圧縮熱で私の腕と妖刀星穿ちが燃えて筋肉が千切れるでしょうけど、被害はその程度のはずよ」



 マジかよ。

 舞は戦闘機とかが発生させる衝撃波を刀を振るだけで生み出そうとしてるのか?

 いくら舞でもそんな事をできる気はしないが、舞は本気でそれを実現させようとしている。

 こうして話している今もいくつものスキルを重ねて自分を強化しているみたいだし、舞にとって衝撃波を起こすことは現実的な事なのかもしれないが、仮にそれが出来たとして舞の体は大丈夫なのか?



「さて、準備が出来たから風舞くんは一度世界樹の中に戻ってちょうだい。流石に近くにいたら巻き込んじゃう気がするわ。あ、それとこれ、ありがとう。使わなかったけれど返すわね」

「あ、ああ。分かった」



 本来ならかなり危険な事をしようとしている舞を止めるべきなのだろうが、舞の放つ気配に圧されてしまった俺にはそれが出来なかった。

 俺は舞から炎の魔剣を受け取って世界樹の中に戻る。



『おいフーマ。可能でしたら今の内に回復魔法を覚えておきなさい』

「そうですね。そうします」



 世界樹の中に戻った俺はフレンダさんの指示通りに残り僅かなステータスポイントを使って回復魔法を習得した。

 舞も一応回復魔法を覚えていたみたいだったが、重症の状態で魔法を使うのは厳しいだろうし出来るだけ備えておいた方が良いだろう。

 そんな事を考えながら舞の開けた穴から外を見上げていると……



 ドンッ!!!



 爆発音にも似たそんな音が聞こえてきた。

 いても立ってもいられなかった俺はその音が聞こえると同時に、急いで舞の元へ向かう。



「ふふん。やってやったわ」

「ああ。よくやったな」



 俺は全身をズタボロにして右腕を焦がす舞にそう言いながら、急いで回復魔法をかけた。

 今の舞はどう見ても致命傷を負っている。

 目に見えている外傷でもかなり酷いのだから、その内側はとんでもない事になっているはずだ。

 おそらくローズに借りていたレッドドラゴンの鎧を着ていなかったら即死していただろう。



「ちっ、やっぱりLV1じゃきついか」

『………、分かりました。ギフトを使うことを許可します。ですから、舞の傷を一瞬で治しなさい』

「ありがとうございます」



 俺はそう言いながら目を閉じ、久しく使っていなかったギフトの感覚を思い起こした。

 そうして一時的に回復魔法をLV7まで使える様になった俺は、残りの魔力の半分以上を使ってすぐさま舞の治療を開始する。



『これは、想像以上の痛みですね』

「すみませんフレンダさん」

『私とフーマは一心同体なのですから、謝ることはありません。それよりも、今はマイの治療に集中なさい』

「はい」



 フレンダさんに励まされながら舞の治療をする事十数秒、俺はようやく舞の全身の傷を治す事に成功した。

 治療が終わると同時に舞がゆっくりと目を開けながらふんわりと微笑む。



「ありがとう風舞くん。おかげで助かったわ」

「ああ、どこか痛むところはないか?」

「ええ。流石に全身に疲労感は残っているけれど、傷は全て塞がったみたいだわ」

「そうか。なら良かった」



 俺はそう言いながら膝に手をあてて立ち上がり、舞に背中を向けてオーキュペテークイーンの方を向いた。

 舞の攻撃によって撃ち落されたオーキュペテークイーンは俺達がいる枝よりも上の方の枝でゆっくりと体を起こして立ち上がっている。

 どうやら散々舞に痛めつけられていた翼の一枚を犠牲にすることで舞の攻撃を防いだみたいだ。

 だが、その影響かオーキュペテークイーンの翼は一枚丸々消え失せている。



『大丈夫ですか?』

「はい。それよりも、今はオーキュペテークイーンの方が先です。折角領域の中に戻って来てくれたんですから、ここで一気に決めます」

「そうね。流石にもう一度あれをやるのは嫌だし、これで決めるとしましょう」

「ああ。行くぞ!」

「ええ!」



 こうして、俺と舞はオーキュペテークイーンを倒しきる為に再び迷宮王に立ち向かった。

 口の中が血の味しかしないし、出来るだけ早くキメないとな…。




 ◇◆◇




 ローズ




「う、ううん。あぁ、お主か」

「良かった。目が覚めたんだね」

「うむ。迷惑をかけたの。して、状況はどうなっておる?」

「フーマ様とマイ様がオーキュペテークイーンと戦っています。先ほど大きな爆発音がしましたし、かなり大規模な戦闘をしている様です」

「あぁ、あの舞の派手な攻撃の事か」

「やっぱり意識はあったんだね」

「うむ。お主の回復魔法で途中から意識を取り戻しておったが、中々体が動かなかったのじゃ」



 妾はそう言いながら体を起こし、ゆっくりと立ち上がった。

 まだまだ本調子とは言い難いが、これ以上フウマ達を待たせる訳にはいかぬ。


 そんな事を考えておると、カグヤが妾の前に回り込みその手に持っていたグラスを手渡して来た。

 この中に入っておるものは確認せずともわかる。

 これは、フウマの血じゃ。



「これを妾に飲めと言うのか?」

「フレンダ様からローズ様に渡すよう頼まれていますが、そこから先はローズ様にお任せします」

「そうか」



 妾は血を飲むのが嫌いじゃ。

 まだ妾が魔王になりたての頃はその称号による破壊衝動のままに血を飲み、更に興奮した状態で命を奪ってきたが、今となってはその様な浅ましい事はしたくない。

 魔王の破壊衝動を完全に克服した今ならいくら興奮状態になっても暴走する事はないじゃろうが、よりにもよってフウマの血か……。



「どうかなさいましたか?」

「そう見えるかの?」

「はい。まるで恋をする生娘の様な顔をしていらっしゃいます」

「そうか」



 妾はそう言いながら目元を手で隠し、上を向いた。

 吸血鬼にとって血を飲む事は、その種族としての力の解放と興奮状態への移行、それに加えてその血液の主へ催淫にも似た愛情を覚える事を意味する。

 破壊衝動を抑えきれなかった頃の妾は愛情を感じる相手を殺す事に喜びを覚えておったが、今の妾はその様な殺人鬼が感じる様な嗜好は持ち合わせていない。

 むしろ、その様な嗜好を持っていた過去の自分を嫌悪しておる。


 じゃが、今この血を飲む事はただ純粋にフウマに対して愛情を感じる事に他ならない。

 別に妾がフウマに対して強制的に愛情を抱くのが嫌という訳ではないのじゃが、あ奴の保護者でもある妾がフウマに対して愛情を抱いても良いのか疑問に思う。

 今まではフウマに対して恋愛感情があるのかどうかは無意識に考えぬ様にしておったが、こうなってしまっては意識せざるをえない。


 そんな事を考えながら悶々としておると、妾の様子を黙って観察していたカグヤが話しかけてきた。



「あのー、ローズ様? 何を思い悩んでいるのかは分かりかねますが、フーマ様方の援護に行かれるのではなかったのですか?」

「あぁ、そうじゃな。そうじゃった」



 ここで今フウマの血を飲めば妾は吸血鬼としての力を解放できる。

 それによってもしかすると一時的に全盛期の力の一部を取り戻せるかもしれんし、ことオーキュペテークイーンとの戦闘においては飲まないという選択肢はないじゃろう。


 じゃが、フウマに対して強い愛情を覚える事はあまりよろしくない。


 ………?

 なんで良くないんじゃ?


 確かにフウマはマイを好いておってマイもフウマの事を好いておるが、それは別に妾とは関係ない話じゃ。

 愛する者が複数人いてその全員と結婚する者などざらにおるし、妾がフウマの事を好いておっても別に何の問題もないじゃろう。


 そうじゃ、そうじゃよ!

 別に妾がフウマの事を好いておっても問題がないではないか!


 いやはや、まさかこの歳にもなってこんな事で悩むとは妾もまだまだじゃな。

 いくら妾がその………アレが未体験とは言え、良い大人がこんな事で悩むものでは無かろう。


 やれやれ、それならば状況的にこの血を飲まぬ訳にはいかないではないか。

 いや、別に妾がフウマの血を飲みたいとかそういう訳ではないのじゃが、これはオーキュペテークイーンを倒す為に必要な事なのじゃ。

 必要な事なのじゃから、そうせねばならないじゃろう。


 あー、仕方ないの。

 この状況では飲まぬ訳にいかないではないか。

 全くフレンダも余計なことをしてくれるものじゃな!



「ねぇ、カグヤ。ローズは一体何をしているのかな?」

「さぁ? 私には恋心を抑えきれない少女が悶えている様にしか見えませんが、魔族の事はよく分かりません」

「ゴホン! それでは、今からこの血を飲む。別に妾が飲みたいから飲むわけではない。これは必要な事じゃからやるんじゃ!」

「そうですか。どうぞお好きになさってください」

「う、うむ。妾の好きにするとしよう」



 そうして、妾はグラスに注がれたフウマの血を一気に飲み干した。

8月9日、10日分です。

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