第4話
作者はキャンプしたことないです…
なんかキャンプ場
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陽「空気がうめぇ…」
詩「ほんと、美味しい」パクパク
海「空気を吸いながら口をパクパクさせるんじゃありません!」
陽「いやー、それにしても良いところだな」
3人が何故こんな所にいるのかと言うと、遡ること5時間前、陽が何気なく言った一言からだった。
陽「キャンプがしてぇ!」
海「どしたの急に?」
詩「どうせキャンプアニメでもみてしたくなったんだろ?」
陽「ちげぇよ!でもいいだろキャンプ!木に囲まれながらキャンプがしたいんだ!」
詩「…しょーがないなぁ」
海「まぁ普段世話になってるし」
陽「やった!じゃあみんなで行こう!キャンプ!」
ということがあった為、いつもの如く詩が車を運転し、○○県のキャンプ場まで来ているのだった。
陽「よし、早速テント建てるか」
「「頑張れー」」
陽「ナチュラルにサボろうとすんな!」
えー、と文句を言いながらも2人は陽を手伝い、3人入っても広いと感じるテントがなんとか出来た。
「「「「おお!すごい!」」」
3人はテントの中に入ると目を輝かせながらゴロゴロ転がる。
陽「よし、じゃあ手伝ってくれたお礼になんか美味しいもん作ってやるよ!」
「「やったぁ!」」
まだ3人のキャンプは始まったばっかりである。
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海「あああ!最悪だぁ!」
詩「どしたの?」
海「スマホと間違えてアイスにイヤホン挿しちゃった…」
詩「馬鹿すぎwww」
陽「なぁ、冷凍庫にスマホ冷やしてあったんだが?」
海「アイスと間違えて入れた…」
陽「どんな間違え方だよ!」
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陽「ほい、完成」
「「おおお!美味しそう!」」
外に置いてある机の上には陽が手によりをかけて作った料理が並んでいた。
そして、この料理を作るために自分で火を起こしたり、調理器具も持ってきていた。
陽「えっと、ジャガイモのWチーズグラタンです。」
「「いただきまーす!」」
詩「こ、これは!形が崩れず素材の味をしっかり活かせているジャガイモに口の中で具達に最大のパフォーマンスをさせるチーズの風味を使ったソース!」
海「美味しい!美味しいよぉ!しかもこのソースってパンに凄く合うよ!パンのカリッとした食感をコーティングするグラタンの優しさを口の中で感じるよぉ!」
陽「お前ら食レポ上手すぎだろ!恥ずいわ!」
その後3人は幸せそうにグラタンを食べ、少し雑談するのだった。
詩「よーし、お腹も膨れたし、食後の運動といこうか!」
海「おー!するー!」
陽「んー、じゃあ何する?色々持ってきたぞ」
陽が取り出したのはフリスビー、ボール、バドミントンの3つだった。
「「バドミントンやりたい!」」
陽「よし、じゃあやるか!」
3人はラケットをもち、少し広い場所に移動した。
陽「よし、行くぞ!」
パコンッ!
陽が打ったシャトルは曲がりながら詩の膝に直撃した。
詩「ぐふっ」
海「詩ぁぁぁああ!酷い!普段ちょっとふざけすぎてウザいだけなのに!こんな!こんなのないよ!」
詩「ぐはっ」
陽「止めさすなよ!それ精神的ダメージの方が大きいと思う気がするぞ!」
詩「ウザい…のか…」
海「あー!ごめんって!ね?元気だして!」
詩「…うん」グスッ
海「じゃ、じゃあ次は私から!」
パコンッ!
海が放ったサーブは陽と同じように曲がり、詩の反対側の膝に直撃した。
詩「うわぁぁあああ(泣)」
陽「wwwwww」
海「あああ!ごめん!泣かないで!」
詩「な、泣いてないし!演技だし!」
陽「強がるなw」
詩「も、もうやめようぜ…」
海「えー、まだしたい!」
陽「俺ももう少しやりたいな」
(´・ω・`)と詩は残念そうな顔をする。
海「じゃあ、詩はもうやめていいよ?2人でバドミントンやるから」
詩「うっ、わ、わかった。テントでお昼寝してくる…」
詩はとぼとぼテントの方に戻っていった。
詩「っても寝れないなぁ…」
詩「あ、そうだ!持ってきた血のりでドッキリしてやろう!」
詩は包丁の持ち手にタオルを巻き、自分の背中とその周りの地面に血のりを撒き散らす。
詩「よし、あとは昼寝するだけだな」
詩は寝っ転がると、水っぽい感覚を気にせずに直ぐに眠った。
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詩「あ、アイス売ってる〜」
「「食べたい買って」」
詩「まぁいいよ。はいどうぞ〜」
陽「うめぇ…」
詩「人の金で食うアイスは美味いか」
海「あ」
「「え」」
海「アイス…落としちゃった…」
詩「なに?お前アイスに呪われてんのw」
海「くっそぉ…」
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バドミントンを終えた2人は詩のいるテントに戻ることにした。
「「ただいまー」」
まぁ、先程の通り、詩は昼寝をしていて、その周りには血のようなものが沢山零れており、そのすぐ側に血のようなものが付いた包丁があるのである。
「「詩!」」
2人は詩に駆け寄る。
海「詩!詩!しっかりして!」
陽「おい!こんな所で止まるんじゃねぇぞ!」
海「私が悪かったから…先に帰っていいって言った私が悪かったからぁ…」
陽「死ぬんじゃねぇ!」
「「…」」
詩は何も反応しない。
「「詩…」」
まぁ実は2人が戻ってくる辺りで目は覚めているのだ。
持ち前の演技力で2人に完璧に死んだフリをみせているだけで、もうとっくに起きているのだ。
詩(うーん、どうしよう(汗)まぁそろそろ起きるか)
詩「なーんちゃて!」
「「へ?」」
詩「ドッキリでしたー!上手だったでしょ!」
詩は空気を変える為に普段より明るく振る舞う。
「「…」」
詩「あのー?」
「「ほんとに死んじゃったかと思った…」」
詩「あはは、その、ごめんなさい…」
「「ばかぁぁぁぁあああ」」
その後詩は2人にボコボコ(言葉で)にされ、深く反省をすると共にちょっと嬉しくなるのだった。
海「残りの時間はみんなで楽しもうね?」
詩「うん!」
陽「まだ遊ぶかお前ら」
こうして、3人のキャンプは過ぎていったのでした。
詩「反省はしている、後悔はしていない」
「「後悔しなさい!」」
いつもより長くなっちゃった〜
グダってないかな?
陽「いつもグダってるじゃん」
(*´・ω・`*)グスン