3話
海(人名)と海(海洋)の区別がつかねぇ…
ふつうのマンション
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詩「あー、海行きたいな~」
海「わかる!めっちゃ暑いしね!」
陽「んーまぁ、たまにはいいんじゃない?」
クーラーのついている涼しい部屋にいながら暑いというクーラーがない人達に怒られるような発言をしながらも3人は詩の意見に同意する。
詩「そうだ!海に行こう!」
陽「もう決定しただろ!何回言うんだお前は!」
海「2人とも準備しなよー!」
海の一声により、2人は遊ぶ?のをやめて、それぞれが服や水着、その他の物を揃えて行くのだった。
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海「しりとりしよう!」
「「いいよー」」
海「じゃあしりとりの、り!」
詩「リステリン」
陽「終わってんじゃねぇか!」
海「あちゃー」(ノω<;)
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凄い県の海
「「海だー!」」
陽「子供かっ!」
砂浜に入った詩と海は大きな声で叫び、周りの人は変人を見る目で3人をみていた。
陽「え、俺もですか…」
周りの目に陽がショックを受けている間に、詩と海は素早くパラソルやブルーシートなどで場所をつくる。
「「働け!」」
陽「あれ?俺の扱い、悪すぎ?」
何だかんだで海に入る準備が出来た。
海「さて、最初にするのはー!」
詩「スイカ割り!」
陽「前やっただろうが!」
海「んー、まぁ普通に海で遊ぼうよ!」
海はそういうと鞄の中から大きな水鉄砲を3つほど取り出した。
カラーは全部で、緑、青、赤である。
海「よし!みんな銃は持ったか!」
陽「いや、銃って…ただの水鉄p」
「「水鉄砲は遊びじゃないんだよ!遊びじゃないんだよ!!!」」
陽「おう、どこのニート妹だ」
3人はそれぞれ銃を構え睨み合う。
海「2人とは仲良くしたかったんだけどな…」
詩「それもここまで…俺たちは血で血を洗う(水)戦場に来ちまったんだ…」
陽「お前ら打ち合わせしてんのか…」
海「初め!」
海の開始の合図と共に3者から水が放出される。
今回使っている水鉄砲はただの安物ではなく1500円のそこそこいい水鉄砲の為、その威力は申し分ない程のものである。
詩「甘い!」
陽「ぐはっ」
残弾(水)がなくなり少し動揺をみせた陽に詩は右胸を狙って撃つ。
狙った通りに当たった弾に、陽はぐらつく。
海「貰った!」
ドバァン!
海の放った一撃は見事陽の顔に命中し、陽はその場で崩れ落ちる。
そして、詩と海の1体1となった。
海「絶対負けないっ!」
詩「何時だって残るのは主人公だ!」
パァン!パァン!
お互いの撃つ弾は中々あたらない。
それも、互いに避け合いながら撃っているのだ。
詩「もらった!」
詩はそういうと銃口を海に向け放出する。
しかし、そう簡単にはやられない。
海はその弾を海に潜って回避した。(海ばっかりでわかりずらい)
詩「なに?何処だ!?」
海「さらばだ!詩ぁぁあああ」
ドパァン!
潜水をしながら詩の後にまわった海は、詩の背中目掛けて全力の一撃を放った。
勝負がついた瞬間だった。
残ったのはその場で高笑いをする海と、プカプカ浮いている陽と詩だけだった。
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陽「あ、雨降ってる」
海「な、なんだって!?早く詩を取り押さえて!陽!」
陽「ええ!?」
詩「フォォォォォォォ!!!!!!」
海「詩は雨をみると外に飛び出し反復横跳びをしだしてしまうの!」
陽「…勝手にさせとけ」
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陽「そろそろいい時間だな」
海「うん!楽しかったよ!」
戦争(笑)を終えたあと、海の家で焼きそばを食べたり、砂浜で詩を埋めて遊んだりし、海を満喫した。
詩「へいそこの彼女!俺と一緒に味噌汁飲まない?」
海「なにナンパしてんの?キモいよ?」
陽「俺らが埋めたんだけどなぁ…」
肩まで埋めたはずの詩はどうやってか自力で脱出し、自販機で何故か売っていた味噌汁を女の子に進めていた。
陽「お前そんなキャラちゃうやんけ…」
海「ほら!詩もこっち来て一緒に夕日見ようよ!」
詩「あいよー」
水平線に太陽が沈もうとしている姿は、今まで見てきた夕日の中でも1番よく輝き、3人の脳裏にその美しい姿を焼き付ける。
海「今日これて良かったね」
陽「うん、すげぇ綺麗」
詩「3人で夕日を見るこの時間…プライスレス…」
「「ちょっとお前黙ってようか」」
そのあと日が沈み、3人は帰ろうとするが、運転担当だった詩が酔っていることに気がつき、その日は野宿するのだった。
詩「ほろ酔いなのに…」
「「酒飲むなよ!」」
詩「えへへ」
夕日って綺麗ですよね