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フルハウス  作者: 織田優
3/8

第2話

眠いぜ




とあるマンション


~~~~~~~~~~~~


海「詩~?陽って何処行ったの?」

本日、陽の姿をまだ見ていない海が詩に居場所を尋ねる。

詩「んー?あー、デートじゃない?」

海「え」

実は陽には女友達がそこそこいる為(イケメン氏ね)、よく遊びに出かけるのだ。

海「陽にも遂に春が来たのかぁ~」

詩「そうですなぁ~」

海「暇だし一緒に茶でも飲んで帰りを待ちますか」

詩「そうですなぁ~」

海「…何してるの?」

詩「ゲーム」

海「…茶、準備」

詩「…はいはい」

その後、2人は陽が帰ってくるまでゴロゴロしりご飯食べたりゴロゴロしたりしていたのだった。


~~~~~~~~~~~~


そして陽サイド

?「あ、陽くーん!」

陽「おー、久しぶり~」

女子は手を振りながら陽の所へ小走りで向かう。

それに対し陽も手を振る。

?「いやー、朝ごはん食べてたら遅れちゃった!」

陽「いや、いいよ、朝ごはんは大事だし遅れてないから」(管理栄養士)

たははっと照れながら陽と話している女子の名前は、藤咲 花乃(ふじさき かの)。

花乃と陽は高校から知り合い、その出会いは陽が花乃を助け、それに恩義を感じた花乃が沢山話しかけていた為とても仲良くなり、大人になっても合う程になった。

(ねぇ、これ絶対惚れてるでしょ?なに?陽って鈍感過ぎんか?)

(あ、詩!私達は今出てきちゃ駄目だよ!生暖かい目で見守ろう?)

陽「生暖かいのかよ!」

花乃「?どうしたの?変な陽君」

陽「あ、いや、何か変なことを誰かが言った気がして…」

花乃「陽君…知らない人かもしれないんだから…そういうのやめとこ?」

陽「はい…」

少ししょんぼりとした陽は花乃に手を引かれ、デートを開始するのだった。


~~~~~~~~~~~~


詩「グーテンモルゲン!?」

ガバッ!

詩「あ、夢か…」

陽「どんな夢みたらドイツ語の挨拶が出てくるのお前」


~~~~~~~~~~~~


花乃に連れられ服屋さんに来ている陽

陽「まだかなぁ」

花乃はちょっと試着してくるね!っと言って試着室に入ってしまった。その為、陽はレディースの服が売っている場所の試着室の前で立っていることになる。

ヒソヒソ、ヒソヒソ

?「あの人危ない人じゃない?」

?「通報した方がいいかしら?」

(はやくしてくれぇ…)

陽は少し焦りながら待つ、その結果より怪しい人になっていることに気付かない陽はやはり何処か抜けている。

シャー

花乃「どうかな?」

陽「う、うん、可愛いし似合ってる」

花乃「ほんと!?じゃあこれ買う!ちょっと待ってて!」

再び花乃は試着室に戻った。

(はやくしてくれぇ…!)

陽は小さくため息をついた。


しばらくし、服屋を出た2人は喫茶店に向かう。

花乃「あ、あそこいい感じ!」

陽「おー、シャレてるなぁ」

少し暗めだけど落ち着いた雰囲気があり、心が落ち着くようなBGMが流れている。

花乃「じゃ、あそこで休憩!」

陽「はーい」

2人は喫茶店の中に入ってそれぞら飲み物を頼み談話とお昼ご飯を楽しんだ。


~~~~~~~~~~~~


海「あ、また詩変な服買ってる…」

海「…捨てるか」

詩「ちょちょちょちょちょちょ!」

陽「ざまぁw」

詩「いいじゃん!俺が気に入ったんだから!」

海「じゃあ外にこれ着てくの?」

詩「…」

海「着れないやつ買うな!」

詩「…はい」


~~~~~~~~~~~~


喫茶店を出る頃にはもう夕方近くになっており、2人はそろそろ解散することにした。

花乃「いやー、今日は楽しかったよ!付き合ってくれてありがとう!」

陽「いえいえー、こっちも楽しかったよ」

花乃「じゃ、ばいばい!」

帰ろうとした花乃に陽は声をかける。

陽「あ、ちょっと待って」

そういうと陽は自分の鞄の中から小さな箱を取り出す。

花乃「え!?陽君にそんなイケメンみたいなこと出来たの!?」

陽「え!?そこ!?」

箱を開けると緑色の綺麗なネックレスがあり、街灯の光でその輝きがよくわかった。

陽「と、とにかくはい!あげる!」

花乃「ほんとに!?いいの!?」

陽「誰の為に買ったと…」

花乃「付けて付けて!」

そういいながらネックレスを陽に渡し、後ろを向く。

陽は少し緊張しながら首にネックレスをかけた。

花乃「…どうかな?」

陽「に、似合ってる」

花乃「なんでそんなにどもってるのw」

陽「う、うるさい!とにかく似合ってる!」

花乃「ふふっありがと!」

陽「じゃあ、気をつけて帰るんだよ!」

花乃「はーい!」

元気に返事をすると花乃は嬉しそうに歩いて行った。

花乃が見えなくなるまで見届けた陽も自分の友達がいる家へ歩みを進めるのだった。




陽「ただいま~」

「「」」

陽「あれー?2人ともー?」

そこには赤い液体を流しながら倒れている2人の姿があった。

陽「っ!詩!海!」

2人に駆け寄ると、詩が微笑んでるのに気がつく。

陽「詩!何があったんだ!?」

詩「…な…か」

陽「?」

詩「…おなか…すいた…」

血だと思ったそれはよくみるとケチャップであった。

そして、今の詩の発言から別に2人とも命に別条はないということがわかり、陽は深いため息をついた。

陽「…今からつくる」

ガバッ!!

「「ほんと!?」」

びくっ

陽「お、おう、だからこれ掃除しとけよ?」

「「はーい!」」

その後3人で夜ご飯を食べた。


陽「なんでケチャップばらまいてたの?」

「「ケチャップ大戦争…」」

陽「なんだそのパワーワード…」











詩がケチャップを誤って踏んでしまい、飛んだケチャップが海に付き、それに怒った海がケチャップをかけ、空腹で動くのをやめようと和解した2人は倒れていたのだ!

















結局詩が悪い

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