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宇宙色の空間に浮く。心地のよい浮遊感は“揺らぎ”。ひずみが骨に溜まる――私は、歪んでしまうの。グラニュー糖のドレス。フリルは私を守る鎧になる。
糸を紡ぎなさい、あなた。どこからか青い目の人の声が聞こえた。浮力が弱まり、蛍光灯のような地平に私は落とされました。否、浮かぶ直線の上に私は立っている。そして、同じように白い直線が空に浮かぶ――平行に――。直線の光は蛍光灯のそれと同じ。それが、私を疲弊させる。人工世界より私は静寂な死を選びたい。そう言ったのは誰だっけ。今、私がしなくてはならない事は蛍光灯の光で疲弊する事ではない。そう気づいた私は地面から身を投げ、目を閉じる。すると、私は空間に浮き、世界は再構築される音が聞こえたのです。