恐怖のメール⑤
3人の生活始まった。
可憐は、敏也と敏也父母にすっかり慣れてきて、懐いていくようになった。
敏也の部屋に美香と可憐が入り、、
美香の希望で、夫婦のベッドを別々にした。
可憐と一緒の部屋に入り、美香は敏也が部屋に入らないように鍵をかけた。
だが、敏也は合鍵を持ってるので、
久々に美香のベッドに入り、求めてきた。
美香「やめてよ!]「静かに、可憐に聞こえるから大人しくしろ」
「夫婦だろ、当たり前だよ。僕は必死に美香を探したし、お金も払ったんだろ
それでもわからないのか・・・愛してるよ。」
「私は愛してませんよ!]「あはは・・正直な者だな・・」
「しかしね、僕が美香を捨てたらもう終わりだよ。可憐だけは、離さないよ」
「え・・・可憐に変なことしないでよ!]
「美香、妬いてるのか?美香、僕を愛してないから仕方ないよ。
もう捨てるけど、いいかい?]
「え・・・・・・・・・」
ビックリした美香。美香を捨てても可憐がいるからなんて・・
まるで私達を人形みたいに飽きたら、ぽいと捨てて、新しい人形を買って
満足する子供みたいだわ・・・
美香は、恐ろしく思えた・・「でも可憐だけは、渡さないわ!]
敏也「可憐の親は僕に決まってるだろ、分かる?]
お金のある敏也の方が法律の上で子供を育てていく義務があるので、
美香は勝てそうもない・・・
仕方なく美香は、「わかったわ。離婚しません」
「やっと分かってくれたか。美香、手のかかるやつだな」
ある日、可憐が敏也に「ディズニーランド行きたい」
「わかったよ。今度行こうね」
「おい、美香、デイズニーランド行くか?]
「ええいくわ」
3人ではじめて外出・・・
可憐はすごく楽しそうだった・・・
敏也は最近、美香に対して冷たくなって・・
可憐をすごく可愛がってた。
敏也が可憐ばかりお世話をしながら、何か食べたいか?どこに行きたい?
昔、敏也が可憐みたいに、私をお世話してくれたのに
最近してくれなくなった・・・・
私はもう古い人形だから??
可憐がいるから??
次の朝、皆で朝食を済ませ、敏也が可憐の頬にキスをして、バイバイして行った。
美香の頬にキスしてくれなくなった・・・
寂しくなった美香は、可憐に「ね、ママと一緒に家を出ていく?]
「え・・なんで??可憐パパが大好きだもん。ここがいい!出て行きたくないよ!]
「わかったわ・・可憐・・」
帰宅した敏也がすぐ「可憐は?」「今、庭にいるのよ」
敏也がすぐ庭の所に行き、可憐を抱きしめて
「只今!可憐!パパ寂しかったぜ。遊ぼうか」
「はい、パパ」可憐すごく嬉しそうだった・・・
庭で敏也と可憐が追いかけっこ遊びをしていた。
まるで敏也子供みたい・・・
夕食の時間になり、皆で食事をした。
敏也が可憐に「鳥から揚げたベる?]「うんうん食べたい」
お手伝いさんに鳥から揚げを作って来いと命令をした。
段々敏也が美香に言わなくなった・・・
美香「ご馳走様でした」と言っても皆が無視していた。
夕食の後、敏也が可憐に「夜中ドライブいこうか」
「うん、行きたい!ママは?]
「ママは具合が悪いから行けないんだ。2人で行こうよ」
美香は何も体調悪くないのに・・・
敏也と可憐が赤いベンツで出かけた。
私を捨てるためにわざと冷たくなったかも知れない・・・
私を追い出すための作戦かも知れない・・・
美香はすぐにでも家を出たい・・・
でも、可憐と離れたくない・・・悩んでる美香・・・
敏也父母も冷たくなった。
段々1人ぽっちになった美香は、とうとう決心をした。
家を出て行くことを決めた美香。
可憐に手紙を書いて置いて、美香は1人で家を出て行った。
ママが居なくなったのを知った可憐は大泣きをした。
「パパ、ママが居なくなったよ、お願い、探して」
敏也「無理だよ、ママは、もう帰ってこないんだよ、あきらめて」
可憐「やだやだ!」数日、食べていない・・・
しばらくすると、可憐はママに捨てられたと思い込むようになった。
そして、可憐はママを恨むようになった・・・
敏也は変わらず可憐を可愛がって・・・人形のようにお世話をした。
可憐が大きくなり、家庭教師で教われて、、中学校、高校を卒業をして
大学生になった可憐・・・
可憐が帰宅すると、敏也がパパの部屋においで・・・
大きくなった可憐は、もうパパのところに行きたくなくなった。
「いつまでも私、子供じゃないから」と言って
自分の部屋に入った可憐・・・
敏也が段々大人に変わっていく可憐に焦ってきた。
「おい、どこかに行かないか?]
「今日はもう疲れたんだから、行きたくないわ!]
敏也「・・・・・」あんなに甘えてきた可憐がすっかり変わっていく・・・
女のこだって当然、大きくなって父さんに懐かなくなる・・しかし、
幼い敏也は、可憐が冷たくなったと思い込んでた・・・
そして、可憐に彼氏が出来た。
数日後、可憐がはじめて彼氏を家に連れて可憐の部屋に入ってきた。
帰宅をした敏也が彼氏を見て、大爆怒した・・
「出て行け!]怒ったパパ、可憐はビックリした。
彼氏がビビってすぐ出て行った・・・
可憐「パパ、どうして怒るの?私もう年頃ですよ。
彼がいてもおかしくないもの」
「もう許さん!!彼作るな!]
まるで恋人のように狂ったパパ・・・
泣いた可憐が敏也父母に相談をしたが・・
「パパの言うとうりよ。彼氏は作らない方がいい、まだ早いんだから」
「え・・・私もう大学生だよ、子供じゃないわ」
夜中になり、なんか微妙な音が聞こえた・・・
可憐は、パパの部屋のドアを少し開けたら・・・
パパが「ちくしょう!!」人形を叩いた・・・
あんな爆怒の顔を見たことなかった可憐は、驚いた・・・
普通のパパのように悔しがる顔とは違った・・
異常な怒り・・・可憐は、段々パパの本性を知るようになった。
そういえば。。昔、ママが外国に逃げ込んだし・・
ママがなんかパパのこと変わってるとも聞いたようなことがある・・・
なんでママが家出をしたのか、理解するようになった可憐。
パパのこと怖くなった可憐が次の朝、「パパ、おはようございます」
敏也「ああ、、」機嫌が悪いパパ・・・
「今夜、話があるからパパの部屋に来いよ」
「はい・・・」
そして今夜になり・・可憐はパパの部屋に入った・・・
いきなりパパは、可憐を抱きしめて・・
「可憐、離さないでくれ・・・彼氏を作るなよ!パパ、可憐を愛してるよ」
「え・・いやよ!異常よ!パパ!]
可憐は逃げて、敏也父母に「助けて、パパ、おかしいわ!]
「パパ、おかしくないよ」
敏也父母もちょっと変わってる・・・
怒ったパパが可憐を昔、美香にやったように部屋の中に閉じ込めた。
「ママ、助けて!!]可憐は叫んだ・・
「可憐、大学を退学させる、彼氏作らないように」
「え??パパ、おかしいわ」「可憐おかしいよ、パパを捨てたんだから」
そして可憐は大学を退学させられた。数日部屋を閉じ込めた敏也。
美香と同じく可憐のことも人形のように扱いしてきた敏也。
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