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実際にあったざまぁ

実際にあったざまぁの話~結婚式のスピーチで失敗したおっさんの話

作者: 山田 勝
掲載日:2026/05/27

「実は出来ちゃった婚なのです。私も聞いたときは驚きました・・」



 結婚式のスピーチ、新婦の上司の話がおかしかった。新婦の悪口を言っているとしか思えなかった。

 我が社である。



「全く、計画性がない。派遣から社員になったばかりですが心配です」




 会場はざわつく。しかし、止める者はいない・・・



 終わった後に、新郎の上司のスピーチが始まった。

 やたら上手かったから我社の馬鹿さが目立った。


「私はテニスが好きでして、妻と組んでダブルスをしておりますが、時にお互いがリードし合う関係なのです」




 我社の上司は大塚。おっさんである・・・。

 その後、我社の新婦の先輩がスピーチを急遽やることになった。



「ええ、新婦のチームリーダをやっている酒井ともうします。佳也子さんは派遣出身です。皆が共に働きたいとお願いして社員になってもらいました」


 酒井さんは、スピーチの最後・・・


「新婦鈴木佳也子、失礼、もう山下佳世子さんの紹介がなかったので、不十分ながらやらせて頂きました」



 大塚に対する当てつけをした。



 そして、最後、新郎はスピーチで。



「順番間違ったけど、佳也子!幸せにするぜ!」



 と男気を見せて。


「いいぞ!」

「そうだ。そうだ!」

「佳也子、幸せに!」


 異様に盛り上がって式は終わった。




 その後、大塚さんは・・・・


「スピーチの原稿を忘れた・・・」


 と弁解したが・・・やはり根が悪い奴だと分かった。


 例えば・・・奴の会話はこんな感じだそうだ。



「あいつは、青年〇〇会とか、名誉職ばかりだからたいしたことない」

「え、あのお客さんが持って来たお土産?どうせ、どうせ食べないから捨てて良いよ」

「最近話題になっている〇〇はつまらない。どこが面白いのか?」


 何だろう。何をしても楽しめない性格のようだ。



 大塚は・・・本社から異動して来たおっさんだ。

 事情を聞いてみた。




「大塚さんね。部下をうつ病にして・・・異動になったのよ」

「それっぽいな」


 とりあえずどちらに原因があったか分からないから、異動して様子を見る。

 異動先で大塚さんが問題を起したら、大塚さんの管理職として問題があると認定される・・・



 俺は大塚さんについて、調べた。いや、職務上だ。


「人事評価は・・・」


「それね。限られた範囲なら優秀・・・つまり、凡人ね。管理職になって訳が分からなくなっている感じよね」


 決められた仕事、いわゆる時間が来れば終わる仕事は得意だが管理職は苦手か・・・

これは内部監査で来るな・・・俺は資料を作った。聞き取りとかも行われたらしい。

それは私の預かり知らない事である。



 その後、大塚さんと関わった事が一つだけあった。

 同僚に飲み会に誘われた時だ。



「山田、酒飲まないだろう?山田はただで良いから焼き肉いこーぜ!」


 俺は酒を飲まないから、運転手みたいな事をする時がある。愛車は軽ワゴンだ。


「山田さん。酒飲まない。タバコも吸わない。いいわ。理想の旦那様だわ」

「見習って欲しいわね!」

「山田さんの軽ワゴン、タバコ臭くないのよ」


 お約束に女子社員がチヤホヤしてくれる。これは嬉しい。


 その時、大塚は出てきた。口を挟む。



「私の車は〇〇〇だから、大勢乗せられるよ」


 ワザワザ高級車をアピールする。

 連れて行けと言う事か・・・


 シーンとなった。



 悪い奴であるが、自覚はない?



 その後、大塚さんは干された。異動前の準備だ。


「ねえ、大塚さんって何をしているの?」

「さあ?」


 が、話題になった。


 何とかの次長補佐。その後、1年もたたずに異動になった。

 場所は島流し事業所。山の採石現場だ。そこの付になる。つまり、何だろう。特に役職はない。



 その後、労災の回報が回ってきた。

 大塚が重機と接触して指を骨折したそうだ。


 事件性があるかもで警察は取り調べをしている・・・


 あったな。大型ダンプで上司を引いた事件が・・・


 まさかとは思うが、そこまでやる価値のない男だとは思っている。



最後までお読み頂き有難うございました。

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― 新着の感想 ―
参加した結婚式の新婦の父がスピーチで「ふつつかな娘ですが」と言うつもりが「ふしだらな娘」と口走り気まずい空気になったの思い出しました。 新婦…お腹膨れてたんですよね。
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