入学準備(2)
【感謝】祝1000PV突破㊗️
たくさん読んでいただきありがとうございます!
入学まで後2ヶ月と3週間。
私は、フィオレと一緒に教材を買いに行く事になった。
「入学まであと3ヶ月も無いのかぁ…何だか緊張します…!」
「そうですね。どんな人が居るのかとか、何を学べるのか。とっても楽しみです。」
王都で待ち合わせをした私達は、合流してから目的地へと向かった。
「そういえば、今日会ったら渡そうと思っていたものがあるんです。この前に王都に来た時買ったものなのですが…」
そう言って、この前に買っていたブローチの入った箱を渡す。
「ありがとうございます。…!可愛いブローチ!ありがとうございます!もしかしてお揃いですか?」
「はい。私は青と紫です。どうでしょうか?」
「凄く気に入りました!ありがとうございます!大切にします!」
箱を開けて中身を見たフィオレは、予想以上に喜んでくれた。
その後、私達は教材が売っているお店へと到着した。王都一の本屋である。
「本がたくさん…!教材を買ったら、何か面白い本がないか見てみませんか?」
「そうですね。では早速教材を見に行きましょう。」
学校の教材は、基本的に、一般的に売られているものを指定されている。年によって違ったりもするので、大抵の人はこうして自分で買いに来るのだ。それには、物珍しいものや流行の最先端の行く王都に来たいという事もあるだろうけど。
そんな訳で、教材を買って着いてきていた使用人に荷物を預けて、私達は本棚へと向かった。
「最近、ミステリー物にハマっているんです。定番の推理小説から、魔法のミステリー、妖怪変化の物とかも。意外な展開が面白くて…」
「それなら、この小説はどうですかね?定番を少し捻った感じの物です。記憶喪失の探偵が主人公で…」
そうして本について熱く語り合っていると、いつの間にかおやつ時になっていた。昼食じゃなくて、おやつ時。
「あっ!お昼ご飯食べ損ねた…フィオレ様、仕方ないから何か食べに行きましょう。おやつ兼昼食です。」
「えっもうこんな…!?そうですね、何か食べに行きましょう。」
そんなこんなで数冊本を買って使用人に預け、外に出る。
近くに評判の良いパイの店があると聞いていたので、そこに入る事にした。
中に入ると、ふわっといい匂いが漂ってくる。
店員が席に案内してくれ、メニューを見る。
「私はミートパイとアップルパイ、カプチーノにします。フィオレ様は?」
「じゃあ私もミートパイと…うーん…アップルパイかストロベリーパイか…うーん…あの、サフィリア様、その…」
「良いですよ。一口交換です。」
私がにやっと笑ってそう言うと、フィオレは顔を綻ばせて、「じゃあ、ストロベリーパイとルイボスミルクティーで」と言った。
注文を終えて窓の外を見ると、雨が降っていた。嫌な雨じゃ無かった。
「私、雨も好きです。落ち着く感じがして。」
「私もです。…何だか、好きな歌を思い出します。」
「サフィリア様、音楽も好きなんですか?」
「はい。最近流行っている、吟遊詩人の歌などが特に。」
「へぇ…サフィリア様が歌っている所、見てみたいです。」
「えっ!?」
そんな話をしていると、頼んだ物が運ばれてきた。
アップルパイとストロベリーパイを一口分切り分けてそれぞれの皿に移した後、ミートパイから食べる事にした。こういう事も、正式じゃない場で、仲良し同士ならではだ。
「美味しいです!何だか不思議な香りがします、このミートパイ。」
「これは…南の方のスパイスでしょうか?好みは別れそうな気もするけど、私は好きです。」
「ストロベリーパイも美味しい!貰ったアップルパイも…!」
「そうですね。どちらも美味しいです。生地がしっとり目なのも、私は好きです。」
そうして食事を終えて、店を出る。いつの間にか止んだのか、雨は降っておらず、見事な虹が出ていた。
「虹だ…!運が良いですね。」
「本当です。何かいい事がありそうです。」
そうして私達は、次の目的地について話題を移す。
読んで頂きありがとうございます。
コメント・リアクション頂けると踊り狂って喜びます。




