06. Platinum
「これは…」
セバスが額に手を当ててため息を吐く。
「うん、まぁ、俺もちょっと調子に乗った気はするよね」
1週間後。俺の前には注文した物、その中でも最も高価なソレが横たわっていた。
白磁の肌を纏う女性の裸体である。白銀の脚にまでとどく長い髪、目を閉じた安らかな顔はまさに眠れる森の美女。はちきれんばかりの胸と尻、反対に折れ砕けそうな程に細い腰。細くしなやかな腕にむっちりとした太ももを持つ長い脚。…そして、もっとも特徴的なのは猫を模した尻尾と耳。…お察しかと思われるが。この全裸で寝ている美女こそが俺が注文したガイノイド…《MAID-sn-315第185649号機》だ。…丁寧な梱包とはいえまさか箱に入れられて届くとは。これがホントの箱入り娘ってか喧しい。
まー、せっかくフルカスタムできるならと全力で作ったらこうなった。俺は造形のプロという訳では無いので自動応答システムと喧嘩…もとい対話しながら作り上げたものだ。言ってしまえば好みの女である。今はまだ起動していないので分からないが、言動まで含め全て俺が決めたものである。
あとはオプションを積みまくった。外見から分かるのは猫のパーツだけだが。ちなみに猫耳は好きだが付けるかどうかの決め手は獣耳パーツ限定の「集音」オプションだった。だって普通に有用そうじゃん?
ちなみに尻尾にも仕込みがあったりする。
「まぁなんというかいざ届くと俺の趣味をぶちまけてる様で恥ずかしいよね」
「様なというかそのものかと」
煩いぞセバス。…さて。
「起動!」
起動コマンドを口にする。ま、これで返品対象からは外れるわけだ。これ二度と電源切れないし。
そんな場違いな感想を抱いていると彼女が目を覚ます。
白銀のまつ毛を震わせて、瞼がゆっくりとその白い幕を上げて行く。目覚めの帳に誘われ、紅い瞳が姿を見せる。
しゃらりと髪が流れ、そのまま彼女は立ち上がる。
質の悪いヒューマノイドの様な駆動音も、動きの不自然さも存在しない。非現実的な彫刻の様で、人間以上に人間らしく。過去に語られる"神"とは、こういう存在なのかもしれない。そう思った。
「…お初にお目にかかります。…貴方が私の、ご主人様ですか?」
鈴を鳴らすような声。冷たく、それでいて優しく包み込むような。...サンプル音声とは比べ物にならない。
...ああ。もしかしたら、運命はここから始まったのかもしれない。
「…違うと言ったらどうするんだ?」
「アルクス様!?」
「…どうしましょう。データにない事例です…」
困惑した顔をする美女。そりゃあるわけが無い。流石に配達ミスなんて起こりえないし。
「冗談だ冗談。宜しくな」
笑いながら手を差し出す。
「...はい。宜しくお願いします。ご主人様」
む、と少しむくれながら彼女はその手を取った。
...うおっ超柔らけえ。ほんとに戦闘オプション入れたよな俺。
...だがこれは凄いな。成程、現実世界のつながりを捨ててガイノイドに走る輩が一定数いるのも頷けるぞ。
「...ああ。俺のことは名前で呼べ。...えーと」
「はい。アルクス様。...それと、私...当機の名称は未だ未定です」
えっそうだっけ。ちらりと設定内容の入力シートを見ると名前を入力する欄が存在しない。
マジか。
「”名づけは対面で”...ってことか?」
「はい」
成程。アキバ・グループはモノの”物語性”を重視すると聞いたことがあるが、こういうことなのだろう。非常にそれっぽい。
「...そうだな」
いい名前を考える、か。それは存外難しいな。
ふむ、と考える。起きたその顔立ちも美しく、声と同じように冷たくも優しげだ。銀の髪はより白に近い。銀より尚高貴に、光り輝くーー。
「...”白金”。お前の名前は”プラチナム”だ」
「...安直ですな」
「うるせえ」
変な名前つけるよかマシだろがい。
「”プラチナム”...良い響きです。ええ。私の名前は”プラチナム”。アルクス様。私の出来る限り、貴方様にお仕えいたします」
ふわり、と彼女は、プラチナムは微笑む。俺の望むように。...いや、俺が望んだ以上に。
「...さて、プラチナム。起動したばかりで申し訳ないが、さっそく仕事を...あーー」
任せたいことを準備しつつさっそくプラチナムに話..かけようとして、ようやく気付く。
「はい?私はいつでも仕事が出来る状態ですが」
こてん、と可愛く首を傾げるプラチナム。うん。まあ君の一般的な役目ではある意味それでもいいのかもしれんがね?
「服着て」
「あ」
美しい裸体とは時に裸体であることを忘れさせるものである。俺はそう学んだ。
「申し訳ございません。お恥ずかしいことを...」
「...いや、まあ、眼福だからいいと思う」
数分後、初期装備の一つであるメイド服を着たプラチナムが頬を赤くして謝ってきた。ちなみにヴィクトリア式のメイド服だ。少なくともこの王国ではフレンチ式が主流ではあるが...こっちの方がロマンがある、俺はそう思うのだ。
惜しげもないよりは恥ずかしがってくれた方が好みなのである。
「さて、まあリューも起きてきた所で...」
「ごめんなさい...」
色々情報を渡した結果律儀に徹夜したらしく珍しく寝坊していた。どちらかと言うと早起きなのに。
「ミーティング...作戦会議を始めようじゃないか」
「...さあ諸君。俺が次の当主であるアルクス・ヴァン・オーレンだ」
「「「ははっ!」」」
応接間...と言うよりかは”通達室”と評される部屋、俺は親父の臣下...これから俺のものとなる者たちの前に座っていた。左にはプラチナムが、右にはリューが控えている。
「今までは親父の...トーマス・ヴァン・オーレンの元で働いていた者たちだ。ノウハウは持っているだろうだが俺の下ではより勤勉に働くことを望む。」
「「はっ!」」
殊勝に跪いて答える臣下たち。だが。
ふん、結構な奴の表情が歪んだな。
「さて、本来は駆け引きだのなんだろうかあるんだろが面倒だ。差し当たっては人事を発表する」
ざわ、と部屋が俄かに騒がしくなる。
はっ、大方何も知らないガキ故に親父の人事をそのまま引き継ぐと思ったか。
馬鹿め。
「これが人事表だ。自分の名前にハイライトされるようにしてある。見ろ」
ヴヴヴヴン...と臣下共の前にホロウインドウが展開される。
ざわめきが俄かに大きくなる。
驚きと怒りの表情が場を支配していた。
「ーーーーッ!これはどういうことですか!」
でっぷりと太った禿頭の男が怒りも露わに立ち上がる。真っ赤になってまるでゆで卵...いや、こんな脂っこいゆで卵はないな、気持ちが悪い。
「ええと、誰だっけか。...ああ、クゲスか。そうだな。その表のとおりお前はクビだ」
吐き捨てる。そう。俺が下した人事。それは偏に。
大量解雇。
「...不当な人事です!どうかお考え直しを!!」
「...だ、そうだが。どう思う?プラチナム」
「は」
この場に相応しくスーツ姿の(ぱっつぱつだ)プラチナムが進み出る。指揮棒を振るう様に指を振ると、大きな画面と共に文書が幾つか浮かび上がる。
「...これは!?」
「汚職の証拠です。...セバスチャン様が収集したものですね」
驚くハゲにプラチナムが冷徹に告げる。俺に接するときと違い絶対零度の声音だ。俺に向けられたらと思うと正直ちょっと怖いな。
「なんであいつがッ!?」
ばっ、とハゲが扉に控えるセバスの方を振り向く。
「そりゃもう、判れとしか」
「...アルクス様はお察しの様でございますが、元”諜報部”ですので...」
そう、セバスは元諜報部だ。...正体を明かしたのは初めてだが、まあ予想通りだ。
「そりゃそうだろ。流石にただの執事がこれだけの証拠類をたまたま手に入れるのは無理があるぞ」
「...まあ、せざるを得ませんでしたから」
「人を見る目は代々ないからなウチは...」
信じすぎるともいう。先々代とかクズい正確してるくせに人の言うことは信じるから借金まみれになって大変だったと親父が言っていたからな。いくつかの星を売り飛ばしてどうにかしたらしい。その点おれは特異点的に人を見る目がある。というかセバスに鍛えられている。...まあ、女とか関わってきたら判らんが...。
「それで、汚職と貴方が担当している部署の利益、貴方自身の成果をもとにオーレン家に対する功績の値を算出しました。...こちらです」
『マイナス20ポイント』とでかでかと書かれた画面ふが表示される。...俺の設定が原因とは言えお茶目だなおい。横に評価基準とポイント階級の目安が書いてあるあたりはマメだが。
「異常の様に、貴方自身はオーレン家に対して利益を上げておりません。さらに言えばあなたの業務は現状無機性知どころか自動応答システムで大体が可能です」
更にハゲの顔が茹で上がっていく。...因みにマイナス20ポイントは現在この部屋にいる連中の中で最低値である。この中で最も無能なものが騒ぎ出したと言っていい。
「...アルクス様!このブリキ人形の言うことを信じるのですか!!」
俺に血走った眼を向けて叫ぶハゲ。
...ほう、俺のプラチナムに対していい度胸だな?
「少なくとも腐肉塊よりは信用できるね。お前ごときが俺に具申していい立場と思ったか?ほら、ケツと尻尾と荷物まくって逃げ帰れ、愚物が」
しっし、とハエを払う様にしてやると、肩を怒らせて迫ってくる。...うえっ、臭。あとっで消臭してくれプラチナム。
「ガキが言わせておけば!お前たち一族の様なクズを誰が支えてきたと!」
ぎゃんぎゃんと不敬な言葉を吠え散らすハゲ。はあ。なりたての俺は兎も角親父をけなすとは。...ま、予想通りだが。
「[bang]」
ずどん、と言う音と共にハゲの口が閉じられた。...いや、無くなった。
「....?」
....どさ。と口を喪い...代わりに貫通穴をぶち空けられたハゲが斃れ伏す。ま、文字通りの即死である。どくどくと血があふれ、辺りに赤い池を作った。
「決定した人事だクズめ。既にクビである以上役人だのの肩書もない無職の一般人なんだよ」
吐き捨てる。プラチナムが懐から取り出したスプレーを俺と死体に振りかける。ぽこぽこぷくぷくと泡があふれ出して血がきれいさっぱりなくなった。
「ひっ...」
臣下...いや、少数の臣下を含むクズどもが慄く。
「はー全く。文句を言わずにさっさと帰って、んで大人しくしとけばいいんだ。なあ?」
こくこくと全員が頷く、いや、数名は残すからな?怯えんでいいぞ。
「...首になった諸君に聞こう。...この人事に不満...いいや、やめよう。俺に反逆する気はあるかね?」
「いいえ!」「ありませんとも!」など口々に言葉を叫ぶ...が。
「嘘です」
リューが宣告する。彼女は落ち着いている。かつて命のやり取りをしたことが何度かあると言っていた。...少し顔色は悪いが。...もしかしたら俺もそうなのかもな。微妙に震えている手を押さえつけ、クズどもへ向けて突き出す。
「小娘が何をッ...」「アルクス様、どうかおやめを」「乱心されたか...!」
等と口々に俺を止めたり、武器もなしに殴り掛かろうとする輩すらいるが、もう遅い。
「[ジン]」
じゃきん、と岩でできた氷柱...鍾乳石が出現する。その尖った先をクズ共に向けて。
「ひいいいいっ」
殴り掛かってきたバカが跳ね返る様に逃げたのをきっかけにクズ共が逃げ出す。
「[エラル・ジョルト]」
「ぐあ」「が」「ぎ」「ごふ」「いぎゃ」「へがや」
色とりどりの断末魔。心臓に、頭に、突如として鍾乳石を生やした男たちが血を振りまいて斃れ沈む。
【攻勢跳躍】。物体を相手の体内に飛ばして致命傷を与える...まあ俺の固有魔法だ。
「...はあ。そら見ろプラチナム。やはりこうなったぞ」
ため息を吐いて首を振る。話を向けたプラチナムはせっせとスプレーで死体の血を消したあと、どこからか取り出した死体袋にしまい込んでいた。
「...そうですね。私としてはもう少し真面かと思ったのですが」
「ねーよ」
何百年と権益を吸い取って...もとい、男爵家相手に詐欺行為を働いてきた奴らだ。しかもどいつもこいつも領民から無理やり妻を寝取ったり、薬漬けにしたり、領民を殺したりと好き勝手やっていた様子だし。まあ死んでも良かろうさ。
ふよ、と手が握られた。
いつの間にか片づけを終えたプラチナムが俺の手を包んでいた。意識の外で俺の手は強固に握られ、白く変色していた。彼女は丁寧に俺の指をほぐし、開かせていく。...成程。これが人を殺すという重圧か。...いずれ慣れねばな。それがザンドール王国の貴族たることなのだから。
「...すまんな。...では、生存者諸君」
目を向ける。
そこには真っ青な顔でへたり込んでいる四人の青年がいた。
「...三桁近い人数がいて残ったのは四人か。全く呆れるな」
まあそれは殺したんだが。...と言うかプラチナム片づけるの早くねえ?まあいいか。仕事が早い分には問題などあるまいよ。
「さて。仕事の話だ。...聞いてくれるな?」
かくかくと壊れた機械の様に四人が頷いた。...大丈夫別に殺さんよ。
「落ち着け。俺は有能な人間は好きだ。重用すれど斬りはせんさ」
むしろ震え上がった。...どうして。
「...まあいい。業務用のマニュアルとかファイルはプラチナムにまとめさせるからそれを読んで業務にあたれ。いいか、多少の不正は見逃さんでもないが、それがこの領に不利益をもたらすと思ったら即刻切り捨てる。勤勉かつ清廉に励め」
「「はいいいっ!!!」」
四人が怯えるように声を上げる。
「いや、君らに関しては今まで通りの勤務態度であれば大丈夫よ...」
気絶寸前な表情をする四人に苦笑いをする。
まあここまで怯えているのを引き留めるのもかわいそうだしと解散を命じた。
「まさか大粛清を行うとは思いませんでしたぞ」
セバスが溜息を吐く。
「時間が無いんだ。あんなのは要らん。...ああ、末端までこれからヤバいのはどんどん殺すぞ?今回はあくまで反乱の旗頭になりそうなのを飛ばしただけだからな」
オーレン男爵領。辺境なれど、生存適正軌道域に惑星がある星系をいくつも持ち、資源星も少なくともこのあたりでは多く持つ。支配星系の数は12だ。
だが、この領地は貧しかった。何故か。汚職と怠惰の蔓延である。役人ども、というか管理権限を持つ連中がこれでもかと言うほどに仕事をしていなかった。そのくせ給料は取るわ汚職で領民から金は搾り取るわ...この領の経済は死に体だった。...親父のせいかと言われれば微妙だ。親父はすくなくとも不正は嫌いだった。...ただ部下を信じすぎたのだ。奴らの適当な報告を信じ切り、親父はなにもしなかった。それが親父の罪だ。生み出したのは先々代。しかも親父が高等学園を卒業するや否や隠居して首都惑星に逃げたのだ。高等学園までで最低限の領地経営が出来るようになるとはいえ、本来ならそこから親に領地経営の仕方を教わるものだ。とくに歴史のある領地では引き継ぐべきノウハウや知っておくべき事柄が多くあるのだから。だが、そうはならなかった。故に、親父は何も知らなかったのだ。
そんなセバスは親父を支えたのだろう。汚職まみれの環境の中、奔走したに違いない。元諜報部。奴らに感づかせず手を加えることは出来るだろう。しかし親父には伝えなかった。解決できる力がないと考えたからだ。...少々苛付くが仕方がない。俺を見込んでくれたという点は良いからな。こんな腹黒でも扱えなければならん。英雄譚になるためはな。
「とりあえず暫定的に任者不在の業務は自動応答システムと機構人間に引き継がせます。予算を申請させていただきますが」
「幾ら」
「総額で196万ヘイロー程」
「高いな、利益見込みは?」
「8年ほどで元は取れるかと。統括は私が十二分に取れますので」
そうか、無機性知は集合知の様な形態もとれる。一つの根幹にアクセスする集団で疑似的に一つの”個”となれるのだ。そしてコイツ...プラチナムはそのサーバー足りうる、という訳だ。
「許可する。領内の機械類へのアクセス権限も最高レベルを与えておく」
「ありがとうございます」
「...あのー」
プラチナムと会話していると、リューから声がかけられた。
「なんだ」
聞くと、遠慮がちに...かつ少しの呆れを含んでリューは続けた。
「なんでずっとプラチナムさんのお胸を揉んでるんですかぁ...?」
俺はと言えばプラチナムを抱えて後ろから胸を揉んでいた。
もみもみもみ
「...ふっ...♡」
悩まし気な吐息が漏れる。...本当はちゃんと心があるんじゃないだろうかコイツ。ああいや、心が無くても人格は成立しうるんだっけ?...まあいい。
「ストレス解消さ」
「それを言われると何も言えませぬな...」
めっちゃ柔らかい。しかし程よくもっちりと俺の指を押し返してくる。...まあ端的に言って至福である。最高。髪から漂う甘い匂いが鼻に残る血生臭さを洗い流していく。
「えい」
きゅっとアレをつまむ。びくんと身体が跳ねた。
ああいや、言いたいことは分かる、俺らしくない行動と言われればそうだ。せめて俺の寝室で二人だけでやるべきだと。だがちょっと荒んだ俺の心が潤いを求めていた。それが性に活路を求めたのである。
「げへへとか言った方がいいのかなコレ」
「止めてください...」
顔を真っ赤にしたリューが言うのでここらにしておこう。まあ抱えた状態からは変えないけど。
「さ、次は軍事だな」
ヴンと表示されるウインドウを見る。
「艦隊規模が...ええと、戦艦級5、空母4、巡洋艦20、駆逐艦30、強襲艦10、コルベット50...少ないな」
「はい」
「ですな」
「ですね...」
居住惑星のある星系の艦隊としては中規模だが、それはあくまで一つの星系ならば。12の星系を持つ領主の施設艦隊とすると全く足りない。...まあ居住惑星のある星系は半分程度なので必要数は減るが...それでも足らない。しかも数世代前のおんぼろ艦である。
「辺境の貧乏貴族としてはそこそこかもしれんが、2:1:10:10:5:20の割合で一艦隊、それを9...せめて5は揃えたいな...」
ライメイ宙賊団の事を考えるとそれでもぎりぎりかもしれないが。連中は戦艦を大量に保有していると言う。
「厳しいですね...一気に新型で揃えようとすると5艦隊でも6億近い予算が必要になるかと...」
プラチナムが悔しそうに言う。主人の願いをかなえられないのは彼女にとって屈辱なのだろう。
「まあ、そうだな。...だからセバス。あいつを呼ぶぞ」
「あいつ...ああ、ジャンク屋ですか」
「That's rghit!、この際あいつが生命線だ。プラチナムは値切りの用意をしておけ。さあ、暗く泥臭い商売の時間だぞ!」
ちなみに何がとは言いませんがアキバ・インダストリーに伝統的に受け継がれている起動音声です