表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

2022年10月放送投稿作品 フラワーラジオ ポストメリディアン火曜日 八巻和行の七転び八巻 妄想【愛の劇場】#56 〜#59


 サクソフォン奏者八巻和行(やまきかずゆき)さんのラジオ番組

 こうのすFM フラワーラジオ

 フラワーラジオ ポストメリディアン火曜日(午後4時~午後6時)

   八巻和行の七転び八巻

 

 というラジオ番組の投稿コーナー

  妄想【愛の劇場】

 毎週パーソナリティ八巻さんから出題される【作品のテーマ】を小説風に書いた作品を投稿するコーナー。


 小説の書き方を知らないシロウトが投稿コーナーに参加。

 そのコーナーに投稿した作品をこちらに投稿しています。


 妄想【愛の劇場】のコーナーで、絶賛!妄想仲間を募集中!! 

 こんな感じで大丈夫なので、コーナー投稿に興味がある人がいてくれると嬉しいです! 

 《番組への参加方法》

 ①フラワーラジオが聴けるように、ListenRadioリスラジのアプリをダウンロード

 フラワーラジオを選局して、お気に入り登録

 ②パーソナリティ八巻さんのX(旧Twitter)をフォロー

 ③毎週日曜日の夜に、八巻さんのX(旧Twitter)から【作品のテーマ】が発表

 ④八巻さんのX(旧Twitter)のダイレクトメールから投稿

 ※番組放送当日の火曜日午後6時頃までに投稿できれば、コーナーの時間に間に合います。

 ※何故か八巻さんが初見で読むルールのようなので、漢字には「ふりがな」をふって下さい。



 サイト投稿回数 第43回目の今回は………

 2022年10月放送分の4作品

 妄想【愛の劇場】#56 やきとり

         #57 やきいも

         #58 たいやき

         #59 たこやき


 2022年10月4日放送

 #56 【 やきとり 】


 塩派のボクと味噌(みそ)派のキミ。

 馴染(なじ)みの店で、意気投合したあの日から三年。

 伝えたい事があるからと、キミを店に呼び出す。


 いつものおまかせを頼んだら、いつもと変わらずキミは味噌(みそ)、ボクは塩。

 ふたり美味しい時間に笑顔が咲く。


 ふと、キミから切り出した。

 話があるんでしょう、と。

 思い切って、ボクが告げる。

 これからも一緒にいて欲しい、と。

 驚きながらも、ニコリと微笑(ほほえ)むキミ。

 キミの(ほほ)(あか)く染まるのは、アルコールのせいだけではないはずだ。

 照れくさくなって、顔を隠すようにネギマを頬張(ほおば)るボク。


 串刺し三年、焼き一生。


 キミを幸せにするために、ボクのやきとり職人のような人生が始まる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 2022年10月11日放送

 #57 【 やきいも 】


 お父さんとお母さんがケンカをしたから、お父さんがお母さんにおみやげを買って帰ってきたよ。


 お父さんがお母さんに買ってきたおみやげは、お母さんの大好きな焼きいもだったよ。

 お母さんはお父さんにおこりながら、少し笑いながら、レンジで焼きいもをあたためていたよ。

 お母さんはボクとお父さんにも、焼きいもを分けてくれたよ。

 お父さんは嬉しそうに、お母さんからもらった焼きいもを食べていたよ。

 ボクも食べたよ。


 そしたらお父さんのオシリから、おならの音がブリリリリリリン!

 ボクがお父さんのおならに笑ったら、ボクのオシリからも、おならの音がプリリリリリリリン!

 お母さんも笑いながら、おならの音がブヒュルルルルルン!


おンならの音が、ブリリリリリリン!

おンならの音が、プリリリリリリリン!

おンならの音が、ブヒュルルルルルン!


 お父さんもお母さんも、ゲラゲラわらったよ。

 ボクもいっしょに、ゲラゲラゲラ笑ったよ。


 お父さんもお母さんも、仲直りできたみたいだね。

 お父さんとお母さんは、これからも仲良くしてね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 2022年10月18日放送

 #58 【 たいやき 】


 キミと初めてのデートは、ちょっとオシャレでレトロな町。

 歩き疲れて入った甘味処。

 あんみつ、今川焼き、たい焼き。抹茶。

 ふたりで頼んで、ちょっと一息。

 キミがおいしいあんみつを一口くれたお礼にと、たい焼きのあたまの方をちぎって渡そうとしたら、今川焼きがいいと言った。


 たい焼きは、ちぎるとかわいそう。


 キミは三日月の形にちぎられた今川焼きを、かわいいね、おいしいね、と喜んだ。


 手元に残った欠けた満月を、ボクもおいしいね、とひとかじり。


 ひとつ残ったたい焼きを、新しく買ったたい焼きと一緒にテイクアウトにしてもらう。


 もう少し、レトロな町を歩こうか。

 見付けた小さな公園で、ふたりでかわいいたい焼きを食べよう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 2022年10月25日放送

 #59 【 たこやき 】


 キミはいつも得意げだ。


 薄くしいた油が塗られたアツアツの鉄の半円に、魔法の液体と一口サイズのたこの切り身。

 鉄の熱さで液体がジリジリときつね色に焼け始めたら、スティックで手早くくるり!と一回し。

 くるり!としたら、きれいな半円が顔を出す。


 ひっくり返った魔法の液体と一口サイズのたこの切り身。

 鉄の熱さで液体がジリジリときつね色に焼け始めたら、再びスティックで手早くくるり!と一回し。

 くるり!としたら、きれいな半円が顔を出す。


 コロコロまんまる。

 外はカリカリ。

 中はトロトロ。

 たこはふんわり。


 たこ焼きには自信があるんだ。

 キミは得意げに差し出した。

 アツアツの内に召し上がれ。


 いただきます。

 鯉の口元みたいなワタシを見ながら、キミは満足げに語るんだ。


 たこ焼きは宇宙だ。

 何故かって?それはね。


 得意げに始まるキミの話は、キミの作るたこ焼きの隠し味のひとつなんだろう。

 キミが嬉しそうに笑いながら話すから、今日のたこ焼きは昨日のたこ焼きよりも少しだけ美味しいよ。



 ありがとうございました。

 次回もラジオ番組の投稿コーナー

 妄想【愛の劇場】へ投稿した作品の投稿になります。


 妄想【愛の劇場】#60 「おでん」

         #61 「湯豆腐」

         #62 「しゃぶしゃぶ」

         #63 「痛風鍋」

         #64 「すきやき」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ