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26. 心に触れる

あなたの心には触れるものがありますか。

桜の花びらに触れる


ふわふわふわふわ


紫陽花に降る雨を見つめる


しとしとしとしと


向日葵と一緒にお日様を追いかける


じんじんじんじん


ススキの原に風が降く


さわさわさわさわ


雪が少し残る広場の隅にスノードロップの花が咲く


しんしんしんしん


私の心に触れる


街の音


空の青さ


草木のささやき


踏みしめる足跡


滴る雨音


ふれる


ふれる


私の心に触れる


全てはたった一つの感情に集約されていく


ただじゅんすいなこころにひびく


ただねがいをあつめてわたしにとどけ








お読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 前半の擬音語・擬態語の部分と、最後の2行のところのひらがなが印象的に使われていて、詩の中の言葉もとても素敵だと感じました。最後をあえてひらがなとされていることで、より伝わってきました。 […
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