ナ・カ・ヨ・シ
歌詞引用の為試験的投稿。
仲の悪い人気アイドル4人組『paprika』の物語
『Love you〜Love you〜♪』
(ライブ)
客の前では笑顔を絶やさないがメンバーとマネージャーだけになると一気に空気が変わる
主人公は公では僕っ娘として振る舞っているイラつきやすい少女、早乙女 レオナ(本名は怜央菜)
原曲の歌詞に忠実に
夜中に突然メンバーからのテレフォン
何も言わない長い沈黙、この苛立ち。
勿論仕事の電話だろう。けれどあたし達は普段からこうなのだ。喋りもしないし仕事以外で会うことも必要最低限。
それでもWritter等ではナカヨシごっこを欠かさない。
演技の台詞は寝惚けてても出るよう意識しているがいざメンバーとの会話となると何も無くなる。ただの業務連絡でさえこうだ。
5分程無言のまま通話が終わり、結局マネージャーからメッセージでようやく次のイベントの件だと分かった。全く要領の悪い。
ラストは主人公が卒業と称してpaprikaを抜けることに。突然のことだったのでこれからどうなるか分からないけどこれからも僕、早乙女 レオナをよろしくね!皆!!
歓声
ありがと〜!!ま・た・ね☆
イベントでそのことを告知し、社交辞令を振り撒き、家に帰る途中Writterでメンバーとの写真を添えて『#僕達ナ・カ・ヨ・シ』とタグを付けてライットする。
#僕達ナ・カ・ヨ・シ#僕達ナ・カ・ヨ・シ#僕達ナ
「チッ」
改ページ
*おまけ*
「チッ」
…しくじった。まぁ1人で何とかして行くか他のカモを当たるしか無いか。
真相
メンバーの1人がメディアでナカヨシごっこするのもう限界、僕っ娘何とかしてと言われ逆上。(この時他2人が同意見)
「はぁ!?何甘ったれたこと言ってんだよ!歌詞も振り付けもイベントもグッズも全部あたしが考えてやってんだろ!?」
「誰のお陰で売れてる!?誰が1番努力してる!?お前らそれくらい自分で何とかしろよ!!」
「ちょっとだけ!ちょっとの努力をするだけだろうが!?それすらも出来ないのかこの馬鹿共!!」
「…もう無理。」
真央が言った。
「私も。」「アタシも…」
「は、はぁぁ!?お前らホントの馬鹿かよ!もう勝手にしろ!!」
…勝手にさせた結果、あいつらは結束してあたしを追放した。
…あたしは違う。あたしはこの世界で生きて行ける。
「…っ」
Writterを更新する手が止まってることに気付き、『#僕達ナ・カ・ヨ・シ』、メンバーとの写真を添付、ライット。
次の拠り所を見付けるまではあいつらとのナカヨシごっこを続ける必要がある。勿論あたしの人気を保つ為だ。高がナカヨシごっこ。されどナカヨシごっこ。築き上げたものはとことん利用すべきだ。