第一話 平和です
(;^ω^)
目が覚めると、毛布にくるまっていました。
特に何もない。「知らない天井だ・・・」とか言うことはありません。
だってここは現実ですもん。
重い体を無理やり起こし、鏡を見ます。
「埃なーし、綿も出てない。よし、今日も一日頑張ろ~う!」
鏡に映る熊―人間から見たらぬいぐるみ―に向かって言う。
もう分かったでしょうか。
すなわち、僕はぬいぐるみみたいな(?)熊であります。
さて森の中を散歩しましょうか。もう朝日が昇るころなので、りす君を誘って行きましょう。
「りすく~ん、朝ですよ~」
「へい、今行きます!」
2分ぐらいすると来ました。僕と同じく、特徴的なフォルムのりす君。
「熊君おはよ!」
「元気いいですね・・・おはよう」
森の中を歩いていきます。小鳥が空を飛び、静かな春の朝の日差しが、優しく自分達を包みこみます。
「あー、平和だね~」
「今度、ピクニックしましょうか」
「あ、いいねそれ!だったらいつやる?まあくま君はいつでも暇でしょ~なんちゃって」
「いやぁたしかに暇ですけど・・・・・・まあ明日話しましょうよ」
いつも通りの平和な朝です。
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!