☆4☆
「じゃあね。お父さん!行ってきます〜!」
「おお!気を付けて。神藤さんに迷惑かけるんじゃないぞ!」
分かってるって!!
ピーンポーン
『はい。』
「ふっ藤白です。」
『あっ桃花ちゃん?』
「お母さんですか?」
『ええ、入って!』
ピンポンマイクでお母さんと話終ると、スゴく大きい門が開いて、執事さんがでてきた。
「ようこそいらっしゃいました。藤白様。今から奥様の所に案内します。」神藤家はスゴく広くて綺麗だった!!
「こちらでございます。それでは失礼します。」
「あっありがとうございました。」
『ありがとう。セバスチャン!』
セバスチャンって言うんだ!!
『桃花ちゃんようこそ!!いらっしゃい。』
『えーと、勇気は…………全くもー…。あの子ああ見えて、恥ずかしがり屋なのよ!。だから今もここにいないけど気にしないでね。じゃあ桃花ちゃんの部屋を案内するわね!!行きましょうか。』
『ここよ!』
「ありがとうございました。」
へー、ドアまでやっぱり綺麗
『この真ん中のが桃花ちゃんの部屋のドア。右が勇気の。左が勇気のお兄さんのね!』
お兄さん?…いるんだ…
『じゃあ、勇気は部屋にいると思うから…!!お兄さんもね!ご飯の時に呼びに来るからそれまで自由にしててね。』
「あっはい!ありがとうございました。」
私はとりあえず部屋に入ってみた。
「…広!」
そこは、驚くべき広さだった。
「わ〜!ベットも大き〜い!!!」
ボフッ
ベットにダイブ!!
「ふー。掃除もしなくて良さそうだし…お兄さんと勇気さんにとりあえず挨拶しに行こうかな。」
「まずは、勇気さん…いや、お兄さんから…」
トントンッ
????
トントンッ
?反応がない!
居ないの?
ガチャッ
「えっ!」
ドアが開いていた…
入る?…いやでも…さすがに…でもっ… あ〜もういいや入ろ!
「しつれーしまーす…」
なぜか、誰も居ない…
????
「ぁっ…」
部屋の奥の方から何か声が聞こえてきた…
音の方へ向かって行くとだんだん分かりやすくなる声……
「ぁ…ん…んんっあ〜ン…あ…」
!?えっ?……
ベットで重なり合う二人!?
私は固まってしまう。
その時、男の方と目があった…。
「……」
「……」
男の動きもとまる。
「はぁ……お前もう帰れ」
男が女の方にそう言った。
「え〜もぅ…また、遊んでね〜速人くん!」
女の人は男の人にそう言うと、私に
「あんたのせいよ!」
と言って去っていってしまった。