初めて見る天井
「ん。。。」
和真が目を覚ますと見たことの無い天井が広がっていた。
「あ〜!ようやく目を覚ましたか少年よ!待ちくたびれたぞ!」
赤い髪をした男の人がベットに横たわった和真の顔を笑いながら望み込んできた。
「すいません。人を間違えてませんか?」
和真はこの男の人を知らない。白の服と白のズボンで身を覆ってるこの男を。明らかに自分よりも身長が高いこの男の事を。
「そんなわけないじゃん!和真くん。僕は君を迎えに来たよ。」
和真は状況が理解出来なかった。
目の前の男のこと。
なぜベットの上にあるのか。
迎えに来た、とはどういう事なのか。
何ひとつとして理解が出来なかった。それを感じ取ったのか目の前の男が。
「少年よ、霊を見たことあるかい?笑。」
和真は15年間という人生の中でそんなこと考えたことなかった。
「す、すいません。何を言ってるのか、、、。」
和真は思ったことをそのまま口にした。
その時、目の前の男が。
「ハッハッハ!そりゃあそうだよね。普通の人間はそんなこと考えないよね笑。」
男は笑いながら言葉を発した。そして一瞬の間が空き。
「僕は、参番隊隊長。八神 大翔、魔霊師さ!!。」