1日目の終わり
少しづつキャラの口調を書けるようになって来ました!
PPの内容とオークのステータスを少し変えました。確認よろしくお願いしますm(_ _)m
俺達はレベリングをした後、特別講義棟に戻って来ていた。
もうすっかり日も落ちて来て、辺りは薄暗くなっている。
「すいませーん! 開けてくださーい!」
ドアが開く
中からあの男の人が出て来る。
「君達か、疲れただろ…… さあ、中に入って」
「はい、そうさせてもらいます」
俺達は特別講義棟の中に入り、そして、空いているところに座る。
「はあ〜、疲れたね」
「うむ、そうだな、流石に私も疲れたぞ」
どうやら2人共レベリングでかなり疲れたようだ。
まあ、俺も疲れたんだが…… 今日のレベリングで全員の階位が2に上がったことは、かなり大きい。
これであのオーク1匹となら、何とか勝てそうだな。
「2人共、疲れているところ悪いんだが、明日の事について話したいと思うんだが、いいか?」
「うん、いいよ」
「うむ、よいぞ」
2人共聞く準備が整ったようだ。
「まず最初に、俺達が探索した所は、第1講義棟、第2講義棟、特別講義棟の3つで、まだ探索していない所が研究棟、体育館、売店エリア、運動場、この4つだ。そして、この内の運動場には十数匹のオークがいて探索は無理だろう。なので明日は、運動場を除いた残りの3つを探索しようと思う。2人共ここまではいいか?」
「うん」
「うむ」
疲れているはずだが、2人共しっかりと聞いてくれているようだ。
「よし、次に探索の順番なんだが…… 特別講義棟から研究棟、体育館、そして体育館から第1講義棟に戻って、売店エリア、これで行こうと思うんだが、いいか?」
「うん、いいと思うよ」
「うむ、私もよいと思うぞ」
2人から良いと言う返事が返ってくる。
「じゃあ、これで決まりだな」
「うん、そうだね」
「うむ、そうだな」
そうして、明日の予定が決まり少し、横になろうとするとお腹から「ぐう〜」と音が鳴る。
そう言えば俺、朝から何も食べてなかったな…… 色んな事があって全然気が付かなかった。
「はぁ…… 腹減ったな……」
「うん、そうだね……」
「うむ、そうだな……」
どうやら、お腹が減っていたのは俺だけじゃなかったようだ。
「誰か食べる物持ってないのか?」
俺が2人に聞く
「うむ、そう言えばサークルの後に食べようと持って来ていたカロリーマイトがあったと思うぞ」
「何!? 本当か桜」
「本当なの! 夜桜さん」
「うむ、本当だ。確かここに入っていたと思うんだが……」
桜が自分のカバンを取り、カロリーマイトを探す。
「うむ、あったぞ」
桜がカバンから手を出す。その手に持たれている物は、まさしくみんなが知っているあの、カロリーマイトだった。
「あの〜桜さん、良ければ少しだけ分けてくださらないでしょうか……」
「僕からも頼むよ夜桜さん」
「うむ、よいぞ、みんなで分けて食べよう」
「よっしゃー! さすが、桜だぜ」
「ありがとう! 夜桜さん」
そうして、俺達は4本あるカロリーマイトを分け、1人1本と3分の1を食べた。
その時食べたカロリーマイトはお腹が減っているせいなのか、いつも以上に美味しく感じた。
ちなみに味はメープルだった。
「ふぅ…… 美味しかったな」
「うん、そうだね」
「うむ、そうだな」
3人で分けたので、量は少なかったが、2人共満足しているようだ。
「よし、食べ終わったことだし明日に向けて、寝るか」
「そうだね、そろそろ僕も眠たくなって来たよ」
「うむ、流石に疲れたのか、私も眠たくなって来たぞ」
俺達は床で寝る事にした。並びは左から桜、少し離れて俺と竜司だ。
「2人共おやすみ」
「うん、おやすみ」
「うむ、おやすみ」
そうして俺達は眠りにつくのだった……