救出とレベリング
遅くなって申し訳ございません!
会話の口調難しすぎて……
俺達は今、残って貰っている人を特別講義に連れて行く為に、第1講義棟の前まで来ている。
「2人共、準備はいいか?」
俺が2人に確認をとる。
「ああ、いいよ!」
「うむ、私もいいぞ」
竜司と桜から返事が返って来る。
「よし…… 行くぞ!」
俺達は第1講義棟の中に入り、素早く階段を登って行く。
今回は、1階づつ見て回っていないので、2分くらいで8階に着いた。
そして、残っている人達がいる教室に向かいドアを開ける。
そこには、うつむいている人達が数名いた。
良かった…みんな無事のようだ。
「君達か…… 戻って来てくれたんだね……」
残っている人達の中の1人が少し震えた声で話してくる。
「ああ……」
俺はその言葉に返事を返す。
どうやら心細かったようだ。
「みんな聞いてくれ……」
俺はみんなに聞こえる声で特別講義棟に移動すること、そこには生存者が沢山いることを伝える。
そして、安全に特別講義棟に移動するために残っている人達と桜を中心に、前に俺後ろに竜司という陣形を取る。
桜はまだステータス解放をしていないので、残っている人達と同じ真ん中だ。
「よし……」
どうやらみんな準備できたようだ。
「竜司後ろは任せたぞ!」
「ああ、隼人任せてくれ!」
そうして俺達は、特別講義棟に向けて移動を開始した……
「ふう…… 着いた」
そして俺達は行きよりは少し時間が掛かったものの、モンスターとも遭遇せず無事に特別講義棟に到着した。
俺は特別講義棟のドアを叩いてから開ける。
すると中から最初に会った男の人が出て来る。
「おお君達、無事に第1講義棟に残った人達を連れてこられたようだね!」
「はい! 僕達はレベリングに行くので、すいませんがこの人達をよろしくお願いします」
「ああ、後は任せてくれ!」
今の時間は午後4時くらいなので日没までには2時間ほどある。
これだけ時間があれば、かなりレベルが上がるはずだ。
俺達は男の人に残った人達を預け、レベリングをするために第2講義棟に向かう。
そうして2時間、俺達はひたすら第1講義棟と第2講義棟でモンスターを倒した。
俺と竜司は素手で、桜は途中で拾った鉄パイプを使って戦った。
モンスターの大半はゴブリンで、たまにボブゴブリンが出て来るくらいで、3人で戦うとすぐ倒せてしまうので、かなり効率的に経験値を稼ぐことができた。
そして俺達のステータスはこうなった。
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吉田 隼人
18歳
状態 :普通
階位 :1→2
Lv :8/10→3/10
HP :65/65→75/75
MP :10/10
力 :35→40+4
魔 :10
体 :25+3
技 :15
速 :24→27+3
運 :1
魔法
なし
スキル
身体能力向上
Uスキル
闘争の本能 大器晩成
経験値:59/199
PP :0→10→0
SP :0→1→0
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桐原 竜司
18歳
状態 :普通
階位 :1→2
Lv :9/10→4/10
HP :53/53→63/63
MP :21/21
力 :22→26+3
魔 :20
体 :19→21+2
技 :24
速 :25+3
運 :19
魔法
なし
スキル
身体能力向上
Uスキル
神童
経験値:21/151
PP :0.5→8→0
SP :0→1.5→0.5
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夜桜 凛
18歳
状態 :普通
階位 :1→2
Lv :1/10→2/10
HP :30/30→50/50
MP :13/13
力 :20→25+3
魔 :11
体 :18→21+2
技 :35
速 :28+3
運 :12
魔法
なし
スキル
身体能力向上
Uスキル
刀姫
経験値:76/116
PP :0→12→0
SP :0→1→0
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ユニークスキル
『刀姫』
戦闘時、刀を武器として使っている場合
戦闘能力が超向上する。
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スキル
『身体能力向上』
常時、力・体・速が1.1倍になる。
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みんな階位が2になりSPを1獲得した。
習得できるスキルの一覧はそれぞれ違ったがみんな身体能力向上のスキルを習得した。
桜のユニークスキルは強力そうだが、今は刀が手元に無いので効果は発揮されないようだ。
「よし…… 帰るか」
「ああ…… そうだね」
「うむ、そうするとしよう」
そうして俺達は特別講義棟に帰っていくのだった……
PPの内容が変わり、ステータスの値が少し変わりました