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豚の食べ放題

また日が変わってしまった……

くそ!こうなったら豚の食べ放題だー!

 2階でオークを倒した後、俺達は3階に来ていた。


「え、マジで……」

「嘘だよね……」

「うむ、またか……」


 俺達は驚いていた。さっき2階で苦戦しながらも倒したオークが、また現れたからだ。

 いや、2階でオークが現れた時から薄々勘付いてましたよ。2階にオークがいるんだったら他の階にもいるんじゃないかって……


「ブオー!!」


 どうやら、あちらは戦う気満々みたいだ。


「竜司! 桜! さっきと同じ陣形で行くぞ!」

「うん、分かった!」

「うむ、了解した!」


 俺が前と同様にオークのヘイトを取るため、オークに向かって行く。

 すると、オークもこちらに向かって走って来る。


「おら!」


 俺がオークに一撃を入れる。


「ブ、ブオ!」


 しかし、オークも怯まず手に持った棍棒て殴り掛かって来る。


「よっと」


 俺はその攻撃を危なげなく避ける。

 前より体が軽い、どうやら速にPPを割り振ったのが功を奏したようだ。


「ふっ!」

「はっ!」


 そして、その隙に2人がオークに一撃を入れる。


「ブオー!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

オーク

HP:146/182

MP:24/24

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 前のダメージは17だったが、2人の力が上がった事と、俺が攻撃を出来る様になったことで、今回は36もダメージを与えることが出来た。

 この調子なら、前より楽に倒せそうだな……


「おら!」


 最後は俺の攻撃でオークが光になって消えた。


『オークを倒しました』

『経験値を415獲得しました』


「ふぅ、2人共お疲れ」

「うん、お疲れ様。しかし、オークも危なげなく倒せる様になったね」

「うむ、今回は無傷で倒せたからな」

「ああ、確かにそうだが2人共、油断は禁物だぞ。この先、相手が1体だとは限らないからな」

「うん、確かに油断は禁物だね」

「うむ、気をつけて行くとしよう」


 そうして俺達は研究棟を登って行く……


「……ふぅ、5階の探索完了。次は6階だな」

「うん、そうだね」

「うむ、そうであるな」


 あの後、俺達はオークを倒しながら、5階まで上がって来ていた。確か、オークは5体くらい倒した。そしてその成果もあり、俺達のステータスは今、こうなっている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吉田 隼人

階位 :2→3

Lv :5/10→2/10

HP :75/75→95/95

力 :40→56+6

体 :25→29+3

スキル

 身体能力向上 力増強1

経験値:71/497

PP :0→14→0

SP :0→1→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桐原 竜司

階位 :2→3

Lv :6/10→5/10

HP :63/63→78/78

力 :29→40+4

体 :21→25+3

速 :25→30→3

魔法

ヒール

スキル

身体能力向上 力増強

経験値:57/415

PP :0→13.5→0.5

SP :0.5→2→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜桜 凛

階位 :2→3

Lv :5/10→4/10

HP :50/50→65/65

体 :21→23+2

速 :28→42+4

スキル

  身体能力向上 速増強1

経験値:247/386

PP :0→9→0

SP :0→1→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル

『力増強1』

常時力の値を+10する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル

『速増強1』

常時速の値を+10する。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

回復魔法

『ヒール』

対象のHPを少し回復する。

回復量は魔法の値×1.0倍

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 みんな階位が3になり、俺は『力増強』を、竜司は『力増強』『ヒール』桜は、『速増強』を覚えた。

 ちなみに俺の習得出来るスキルの一覧はこんな感じだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

スキル一覧

HP増強・体増強・剣術1・体術1

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 剣術1は剣道サークルで練習していたからで、体術は多分、拳で戦っているからだろう。


「よし、行くか」


 俺達は6階に向かい、探索を開始した。

 すると、すぐに奴等と遭遇する。そうオークである。しかも今回は2匹同時だ。


「「ブオー!!」」


「ちっ、竜司、桜! お前らは右のオークを頼む! 俺は左のオークをやる」

「1人で大丈夫なのかい隼人!」


 竜司が心配をしてくる。


「もうオークの攻撃は慣れてるから大丈夫だ!」

「分かった! 任せたよ隼人!」

「ああ、そっちもな!」


 俺は左のオークへ、竜司と桜は右のオークへ向かって行く。


「行くよ、桜さん!」

「うむ、了解した!」


 どちらも速が高いから大丈夫だろう。

 よし、今は自分の事に集中しよう。とりあえず戦っている最中に俺から2人に攻撃対象が移らないように、なるべく離れるか。

 俺はオークに向かって走り、まずはオークに一撃を入れる。


「おら!」


 そして、すぐに距離を取り、10mほど後ろに下がる。するとオークが俺を追いかけ、距離を詰めて来る。


「ブオー!」


 よし、これで2人から距離が取れたはずだ。

 そして、俺はオークの攻撃を避けながら戦う。

 オークの攻撃はもう見切っているので、避けながら攻撃することは簡単だ。ちらっと横を見る。


「ふっ、竜司君今だ!」

「分かった!」


 どうやらあちらは、桜が速さでオークをほんろうし、その隙に竜司が攻撃をするという風に戦っているようだ。

 そうやって2人の戦いを見ていると、オークから攻撃が飛んでくる。俺はそれをギリギリで避ける。


「っ危な!」


 いくら見切ったと言っても、流石に階段5の攻撃をよそ見しながら戦うのは危ないようだ。


「おら!」


 やっとオークが光になって消える。


『オークを2匹倒しました』

『経験値を830獲得しました』


 ん、2匹倒したってことは、横を見る。


「お疲れ桜さん」

「うむ、そちらもな」


 どうやらあちらも終わったようだ。

 竜司と桜が俺の所まで走って来る。


「お疲れ隼人」

「うむ、お疲れ様隼人君」

「ああ、2人もお疲れ」

「しかし、この棟には誰も居なかったね……」

「うむ、そうであるな…… 多分この棟に居た人は全員、特別講義棟に逃げたのであろう」

「ああ、そうだな……」


 本当にそうなんだろうか、壁に付いている血は明らかに人の血で、特別講義棟に避難している人の数と大学全体の人数を考えると明らかに避難している人の数が少ない。そしてオーク、このことを考えると…… 何か嫌な予感がするな…… こんな事今考えても仕方ないな。とりあえず体育館に向かうか。


 そして俺達はPPを割り振ってから体育館に向かった……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吉田 隼人

Lv :2/10→3/10

HP :95/95→100/100

体 :29→30+3

経験値:404/537

PP :0→2→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桐原 竜司

Lv :5/10→6/10

体 :25→27+3

経験値:372/445

PP :0.5→2→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

夜桜 凛

Lv :4/10→6/10

力 :28→30+3

経験値:276/445

PP :0→2→0

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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