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プロローグ
執筆慣れしていないので読みにくかったらすみません。
あと、私の拙い作品を読んでいただきありがとうございます。
俺は神田 涼呀29歳独身の料理人だ。
実家はそこそこ老舗の料亭で幼い頃から板長である父に技術を叩き込まれ育った。
父曰く、俺はセンスがあるらしくメキメキ実力を上げ高校生の頃には家の板場では父を除いた誰よりも力をつけた。
料理が上達するのが楽しくなり、高校を卒業した俺はパティシエやフランス料理店、果てにはラーメン屋にまで弟子入りした。
修行はキツいが新しい技術を覚えることが楽しくて仕方なかった。
だが、どうやら俺はセンスはあっても普通の人間だったらしい。
覚え、修得はするもののその先がないのだ。
そして、29歳の誕生日に俺は死んだ。
過労だった、長年の無理がたたったらしい。
仕方のない事だが培った技術をいかせないまま死ぬのは少し惜しいな。
『ならば、転生してみませんか?』
「へ?」
唐突に聞こえた声に驚く。
いや、死んでいるのに話しかけられた事に驚く。