赤ん坊が写ってました
〜カイトside〜
今日も今日とて、俺は赤ん坊生活をグータラと過ごしている。
わかったのは、俺が生まれたアンシェリア家は公爵でかなり偉いってこと。
俺の両親の名前とその2人の間に生まれた俺はこの家の長男だってこと。
この世界は中世をモデルにしてること。
てか、アンシェリアってどっかで聞いたことあるんだよなー。
現代で有名な企業とかだっけ?
んー………まあ、いいや。
で、他に何かわかったことはないかって?
あるわけねーだろ、バカヤロウ!
あ、ごめんなさいすみません、チキンでヘタレがデカイ態度とってごめんなさい。
……いや、だって、仕方ないじゃん!
まだ生まれて数ヶ月だしさ!
なんかずっと見張られてるしさ!
なんと言ってもまだ赤ん坊だしさ!
急に赤ん坊が歩き出したり、本読み出したり、話掛けたりしたら怖いだろ⁉︎不気味だろ⁉︎
だから、我慢してるわけなんだが……暇だ…。
両親も最近会いに来てくれないし。
なんかメイドさん達の話によると母、ルーナが妊娠したらしい。
それで父、ロイはそれに付きっ切りなんだとか。
さ、寂しいとか思ってないんだからね!
……ごめんなさい、キモッ!ブサイクが死ね‼︎って感じですよね、殺さないで下さい。
まあ、前世では1人っ子だったし、下が出来るのは嬉しかったり。
きっとあの2人の子だから、可愛いんだろーなー!
あーーー、早く会いたい。
そうそう、この前鏡を見る機会があったんだよ。
そしたらな、なんとー!
赤ん坊が写ってました。
いや、当たり前だって?
まあそうかもしれないけどさ。
なんていうか今更思い知らされた、というか…。
なんか思わず遠い目をしちまったぜ!
そういえば、髪は黒だったけど目は紫だったんだよー。
きっと今の両親の色を受け継いだんだろうなー。
生まれたばかりの頃に見た父親は髪は黒で目は碧、母親は髪はロイヤルミルクティー色で目は紫だった。
色のせいか、父親は冷たい印象だし、母親は優しそうな印象なんだよなー。
ほとんど関わってないからなんとも言えないけどさ。
昔の貴族ってそういうものなのかねぇ。
今度話す機会があったらいいなー。




