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空想少年  作者: 空也
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想の体に潜む悪魔

ふと、美影は時計をみた。「あ、もうこんな時間ですね。そろそろ帰らないと。では、また明日ここに来ますから絶対来て下さいね。」

そう言いながら、美影は今までの無愛想な顔とは裏腹に美しく微笑んでそう言い歩きだした。


その顔を見て俺は思った。(何で、美影はあんなに綺麗で人気ありそうなのに、俺と似てると言ったのだろうか)

「って考えていてもでないか」

そう言い、俺も家路に着くことにした。


その帰り道、俺はずっと美影のことを考えていた。

(どうして、美影は上の名前を名乗らなかったのだろうか?まだ、教えれないとはどういうことなのだろうか?)

また、彼女についての疑問が深まった。


家に着き、一人でベットに横渡っていると、奴がきた。


奴とは俺が産まれたときからあった悪魔のようなものだ。

たまに、俺は少しの間、この世界から引き離される。どういうことかと言うと、俺は昔から、何か考えていると突然意識が無くなりこの世界から引き離されるのである。

世界から引き離されているときは俺は周りを何も感じることもできないし、聞くことさえできない。

小さい頃は、ぼーっとしてるんだと思われていたが、俺は小3のときいつものように意識が無くなって戻ったとき周りから憐れむような視線で俺は見られた。

それ以来、俺はいつも一人だった。家にいるときも学校にいるときもあたかも俺は存在してないような扱いを受けたのだ。


今日その悪魔がまた俺を襲ってきた。

そして、俺は意識を失い、世界から切り離されたのだ。

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