表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蝶の羽音  作者: 綾瀬昂夜
1/7

はじまり

それは、重々しい音色か。

もしくは、鈴の音のように軽やかか。


誰も、知らぬ音色だとしても。


聞こえなくとも、絶え間なく。

届かないほど、微かに。

確かに確かに、響く音色。


誰そ、彼のためだけに。

咲き誇りたるは、脆弱な羽虫に過ぎぬが色鮮やか。

顔前をひらひらと舞い浮かぶ、蝶の音色。




『蝶の羽音』



ねぇ、君には聞こえない?

誰にも聞こえない音。聞こえるとしたら、それは。それは。


微かな微かな、君を呼び続ける、声。





ひらり、ひらり。


はじまり、はじまり。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ