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【復讐戦!】 私をゴミのように捨てた男に必ず私は復讐をする!

作者: 七瀬








私はホストの男と付き合っていた。

私は朝から晩まで仕事尽くめ、他に人が居ないという理由で

毎日休みなく働かされ続けた。

体も心も、もうボロボロになって私はふとホストのお店に入る。

そんな時、私に優しくしてくれた“郷真”に私は惹かれてしまう。

仕事を辞めて、私はこのホストクラブに通い詰めるようになる。

当然だが、あんなに貯めていた通帳の数字がみるみるうちになくなっていく。

気がつけば、底をついていた。

そんな時、郷真が私の耳元でそっと悪魔の囁きをした。




『お金が無いなら、“いいお店紹介するよ。”』

『えぇ!?』

『毎日、ココに通いたいなら俺の言う事を訊いた方がいいよ。』

『うん!』






・・・私はなんの疑いもなく、郷真の紹介してくれたお店で働き始めた。

でもまさか!? “体を売る仕事を紹介されたんだとは思ってもみなかった。”

郷真も私と同じように好きでいてくれていると信じていたのに!

だから彼の言う事を私はきいたの。

【私と他の男がヤッテも彼は気にもしないの?】

私の彼への信頼は、復讐の想いに変わってく!

私に体を売らせて、そのお金でホストに通い彼にお金を落としていく。

“私に残るモノはなんだったのか?”





・・・私は3年も、こんな生活を続けた結果!

私は彼からゴミのように捨てられる。



『“もうオバサンには興味ないよ、さようなら。”』

『私は郷真に尽くしてきたじゃない! こんな形で私を捨てないで!』

『見苦しいわ、オバサン!』

『私が郷真に落としたお金返してよ!』

『そんなモン! もうあるかよ!』

『私を捨てないで! お願い!』

『“オバサンには言ってなかったけど、新しい彼女がデキたんだよね。”』

『えぇ!?』

『俺は若い女の子が好きなの! 分かった?』

『・・・わ、私は郷真にとって何だったの?』

『“ただの金ズルだよ。”』

『ヒドイ!』

『じゃあね、もう二度と俺に会いに来るなよな!』

『・・・郷真、』








私は雨が降る中、ずぶ濡れになりながら家に帰る。

もうどうやって家に帰ったのか分からない!

完全に正気を無くし、私は途方に暮れる。




・・・でも次の日、私は彼への【復讐心】をメラメラと心を燃やしていた。

あの男に復讐しないと終われない!

私は会社を興し、たった1年で億を稼げる女社長になった。

そしてまたあの男が働くホストに行く。




既に彼はお店の中では、NO.1の座でなく最下位の状態で在籍していた。

急に人気がなくなり、なんとか店長が彼を残してくれているという状況らしい。

私がお店に入り、あの男を指名すると? あの男は嬉しそうに私の名前を呼ぶ。



『遅いじゃないか、随分待ちわびていたんだよ文香。』

『あら、そうだっけ? 随分、貴方は落ちぶれたのね!』

『・・・そ、そんな言い方、でもまた俺の為に貢いでくれるんだろう?』

『馬鹿にしないでよ! なんでアンタみたいな落ちぶれたホストに私が

貢がなくちゃいけないのよ!』

『まあまあ、冷静になって。』

『黙れ! “この老いぼれホスト! テメーに何か言われる筋合いはない

んだよ!”』

『・・・ふ、文香、』

『名前で呼ぶな! “私は若いホストが好みなの!”』




私はあの男にそう言った後、若いホストを私の席に着くように店長に言う。

あの男には、他のホストのフォローをさせた。

散々、この男を“小馬鹿”して揶揄うだけ揶揄ってお金を出して帰った。

毎日ように、このやり方でこの男を馬鹿にし続けた。

そのうち、年下で売上のいいホスト達がこの男を私と同じように馬鹿にする。

日常的な職場でのイジメにこの男も耐えられなくなりいつしか辞めた!





・・・【私の復讐】は終わった。

もう何処にも安らげる場所はこの男にはもうない!

散々、私を弄ぶようにして最後はゴミのように捨てた罰だ!

“罰は大きな罪を伴う!” しっかり罪を償え!




私もまた、今では普通の生活をはじめた。

もう何もない! 全てはあの男の復讐で終わったのだ!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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